◆ この記事でわかること
- ◎ インターンのES・応募理由で使えるPREP法の書き方
- ◎ 業界別の応募理由・参加理由の例文5選(家具・広告・製造・IT・金融)
- ◎ インターンシップの事前選考の種類と対策方法
- ◎ インターン選考に落ちた場合の振り返りポイント
- ◎ よくある疑問Q&A
インターンシップへの参加を希望する際、人気企業では事前選考としてエントリーシート(ES)の提出が求められることがあります。「インターンのESって本選考と何が違うの?」「応募理由・参加理由の書き方がわからない」と悩む就活生は多いです。
この記事では、インターンのES・応募理由の書き方から、業界別の例文5選・事前選考の種類・落ちた後の振り返り方・よくある疑問まで徹底解説します。
インターンのESで採用担当者が最も見ているのは「なぜこの企業なのか」という企業固有の動機です。「御社に興味があります」では選考を通過できません。企業のどの事業・強み・理念に惹かれたのかを一言で言えるレベルまで企業研究を深めてから書きましょう。
インターンシップとは・企業が実施する理由
インターンシップとは、学生や新卒者が実際の就労環境で仕事をしながら企業の文化や仕事の雰囲気を体験し、スキルや経験を積むためのプログラムです。
◆ 企業がインターンシップを実施する主な理由
- 企業の認知度を上げるため
- 就活の早期化に対応するため
- 入社後のミスマッチを減らすため
企業がインターンシップを実施する背景には「優秀な学生を早期に発見・確保したい」という採用戦略があります。特に人気企業では事前選考(ES・適性検査・面接)を設けて参加者を絞り込むため、インターンのESは本選考と同様の真剣さで取り組む必要があります。
インターンシップの事前選考の種類と対策
インターンシップのエントリーには先着順・抽選のほか、事前選考が設けられている企業もあります。選考の種類と対策方法を把握しておきましょう。
① エントリーシート(ES)の提出
基本的に履歴書と同様の内容になります。特技・趣味・自己PR欄は使い回しが担当者にすぐわかるため、その企業に合わせた内容で作成しましょう。ESの目的は「面接に進む価値があるか」を採用担当者に判断してもらうことです。企業の事業・強み・理念に触れた内容で「この学生は我が社をきちんと調べている」と感じてもらうことがポイントです。
② 適性検査
玉手箱やSPIがこれにあたります。問題形式に慣れておくことが最大の対策です。適性検査は「正答率」と「回答速度」の両方が評価されます。市販のテキスト・アプリで形式に慣れ、時間内に解ける練習を繰り返しておきましょう。
③ グループディスカッション
ES提出後または適性検査後に行われることが多いです。発言内容はもちろん、発言率やポジショニング(進行役・書記・タイムキーパーなど)も評価されます。評価されるのは「一番いいアイデアを出した人」ではなく「チームの議論を前に進めた人」です。積極的に発言し、他者の意見を整理・要約する役割を担うと評価されやすくなります。
④ 面接(面談・顔合わせ)
「面談」「顔合わせ」と呼ばれることもありますが、ほとんどが1次選考までです。社風との合致や、早期選考への直結を見極めることが企業の意図です。面接では「なぜこのインターンに参加したいのか」「インターンで何を学びたいのか」「将来のキャリアプランは何か」の3点を必ず準備しておきましょう。
インターンESの応募理由・参加理由の書き方
インターンの応募理由・参加理由の書き方は「PREP法(結論→理由→具体例→結論)」が最も効果的です。人気インターンシップの場合、全応募者を面接することは現実的ではありません。ESで効率よく絞り込まれるため、ESの内容が非常に重要です。近年はWeb提出が多く字の丁寧さでの差はつきませんが、使い回しの文面は人事担当者にすぐわかります。
PREP法で書く(結論→理由→具体例→結論)

インターンの応募理由・参加理由はPREP法で書くと論理的でわかりやすくなります。
★ インターン応募理由のPREP法テンプレート
◆ ① 結論(なぜ参加しようと思ったか):「私が今回インターンシップに応募した理由は〇〇です」と最初に明示する
◆ ② 理由・背景(この業界・企業への関心):なぜこの業界・企業に興味を持ったかをエピソードとともに話す
◆ ③ 具体的な参加目的:インターンを通じて何を学び・得たいのかを具体的に述べる
◆ ④ 結論(入社後の展望):その学びをどう将来に活かすかで締める
! PREP法を使っていても「企業固有の内容」がなければ通過できません。「なぜ他社ではなくこの企業のインターンなのか」を必ず盛り込みましょう。企業のHP・採用ページ・IR・プレスリリースを読み込んで企業固有の強みを言語化してから書き始めることが重要です。
業界別インターン応募理由・例文5選
自分の志望業界に近い例文を参考に、自分の経験や言葉に置き換えて作成してください。例文をそのまま使い回すのではなく、必ず企業固有の内容に書き直してから提出しましょう。
例文① 家具メーカー
私は、人々の暮らしを豊かにしたいという思いから、商品企画に携わることのできる今回のインターンシップに応募しました。私は幼い頃から自宅での時間を大切にしており、その居心地の良さを生み出す要因の一つが家具にあると考えています。貴社の製品は使い心地と使い勝手の良さに加え、環境への配慮に基づいた持続可能な製品開発を掲げており、その姿勢に強く共感しました。インターンシップを通じて、このような商品がどのように生まれるのか、業界最大手である貴社の企業理念や開発プロセスを実際に学ばせていただきたいと考えております。
例文② 広告業
「創造性」が求められる広告業界において革新的な広告を社会に送り出し続ける貴社の創造力に魅力を感じ、今回インターンシップへの参加を志望しました。中学生のころに貴社の広告を見て大きな衝撃を受けたことが、広告業界に興味を持ったきっかけです。インターンシップでは、実際の広告制作のプロセスや顧客へのアプローチ方法を学び、将来のキャリアに活かしてまいります。
例文③ 製造業
貴社の製品の開発・設計・市場への展開を学ばせていただきたく、インターンシップに応募しました。私は新しい技術や製品開発に携わる仕事に従事したいと考えており、製造業において業界大手である貴社の最新技術を駆使した製品の品質の高さに感銘を受けています。インターンシップに参加できた際には、成長意欲を持ってさまざまな業務を吸収し、ものづくりの現場で実際に何が起きているかを自分の目で確かめたいと考えております。
例文④ IT業
IT業界で活躍できるプロフェッショナルになることを目標としており、高い技術力を持つ貴社のインターンシップに応募しました。IT業界では技術的な能力だけでなくビジネス的な視点も重要だと学んできました。貴社は人材教育にも熱心に取り組まれており、インターンシップを通じて技術と経営の両面を学ばせていただきたいと考えています。
例文⑤ 金融機関
金融商品を豊富に取り扱われている貴行でのインターンシップは、金融市場の知識を深めると同時に、主体的な学びを通じて将来のキャリアに活かせるプロフェッショナルスキルを身につけられると考え志望しました。貴行のインターンシップを通じて、現場での業務やノウハウを学び、企業をサポートするメソッドを吸収させていただきたいと考えております。
インターン事前選考に落ちた場合の考え方と振り返り

① 本選考に必ずしも影響するわけではない
インターンの目的はあくまでも就業体験を通じて仕事・業界を学生に理解してもらうためのもので、事前選考は受け入れ人数に限りがあるために設けられています。本選考とは選考を行う理由が異なるため、インターン選考の不合格が本選考に直接響くとは限りません。
ただし「インターンで落ちた企業の本選考はチャレンジしない」という考えは間違いです。インターンと本選考では選考基準が異なる場合も多く、インターン落ちでも本選考で内定を得る学生は多数います。落ちたことを次の改善に活かす視点が重要です。
② 何も変えなければまた落ちる。振り返りが重要
◆ インターンES落ちの振り返りポイント
- 丁寧さの確認:誤字・脱字はなかったか。社会人としてふさわしい文章表現だったか
- 内容の確認:文字数は指定通りか。音読して読みやすい文章だったか
- 企業への理解度:企業ならではの魅力をESに反映できていたか。使い回し感がなかったか
- 構成の確認:PREP法で結論から書けていたか。「なぜこの企業なのか」が明確だったか
よくある疑問Q&A
Q. インターンのESと本選考のESは何が違う?
A. 根本的な違いは「目的」です。インターンESでは「このインターンで何を学びたいのか・なぜこの企業のインターンなのか」が主軸になります。本選考ESでは「なぜ入社したいのか・入社後に何をしたいのか」が主軸です。インターンESは「まだ社会に出ていない段階での目的意識と企業理解」が評価されます。
Q. インターンのESを本選考で使い回してもいい?
A. 絶対にNGです。インターンESと本選考ESでは「参加目的」「志望理由の深さ」「想定されるキャリアプラン」が異なります。採用担当者はインターンと本選考の両方を担当していることが多く、使い回しはすぐに見抜かれます。必ず書き直してから提出してください。
Q. インターンのESの文字数はどのくらいが適切?
A. 指定文字数の90%以上を目安にしてください。少なすぎると「熱意が低い」と判断されることがあります。文字数が多すぎる場合は削らず、余裕があれば「インターンで学んだことをどう将来に活かすか」のビジョンを追加すると、熱意と目的意識の両方を示せます。
Q. 志望動機がない業界のインターンに応募してもいい?
A. 参加目的が「業界を知りたい」「適性を確認したい」であれば問題ありません。ただしESにはその目的を正直に書きましょう。「何となく有名だから」「周りが応募しているから」という理由では、採用担当者に見抜かれてしまいます。
まとめ
◆ この記事のまとめ
- インターンのESは使い回し厳禁。企業ならではの魅力を反映した内容にする
- 応募理由はPREP法(結論→理由→具体例→結論)で構成する
- 事前選考の種類はES・適性検査・グループディスカッション・面接の4つ
- インターン選考落ちは本選考に必ずしも影響しない。振り返りを活かして次に臨む
- インターンESと本選考ESは目的が異なる。必ず書き直してから提出する