インターンシップと採用の関係を完全解説|27卒・28卒の最新ルールと4つのタイプ

◆ この記事でわかること

  • ◎ インターンシップと採用の関係(27卒・28卒の最新ルール)
  • ◎ インターンシップ4つのタイプと採用への活用可否
  • ◎ インターン参加が早期選考・優遇につながる仕組み
  • ◎ インターンシップの選び方・参加のメリット

「インターンシップに参加すると採用に有利になるの?」「採用直結インターンってどういうこと?」——就活生から多く寄せられる疑問です。この記事では、インターンシップと採用の関係を27卒・28卒の最新情報をもとに徹底解説します。

岩元翔

日本次世代企業普及機構 代表理事

岩元 翔

インターンシップと採用の関係は年々密接になっていますが「参加しないと採用されない」わけではありません。ただタイプ③(5日間以上の就業体験型)への参加は早期選考・優遇に直結するケースが増えています。まず自分の目的を明確にして優先度を決めてから参加しましょう。

1. インターンシップ採用ルールはどう変わったか【最新版】

かつての就活ルールでは、インターンシップを採用に直結させることは禁止されていました。しかし実態として多くの企業がインターン参加者を早期選考に呼ぶなど優遇するようになり、就活ルールは形骸化していました。

そこで2022年4月に産学協議会が報告書を提出し、一定の条件を満たすインターンシップについて、採用活動への活用を正式に解禁。2023年4月から適用されています(主に25卒以降から適用)。27卒・28卒も同じルールのもとで動いています。

★ 27卒・28卒の就活スケジュール(政府推奨)

  • 広報活動(説明会等)解禁:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
  • 採用選考活動(面接等)解禁:卒業・修了年度の6月1日以降
  • 専門活用型インターン参加の専門性高い学生は特例:3月1日以降から面接等が可能
  • 実態:外資・IT・コンサル等は政府スケジュールより大幅に早く選考実施。サマーインターン後の秋〜年末に早期内定を出す企業も多数

「インターンに参加しないと採用されない」わけではありません。産学協議会も注意喚起しています。インターンは有利な手段の一つですが、参加できなかった学生が絶対に不利になるわけではありません。

2. インターンシップ4つのタイプと採用への活用可否

インターンシップ タイプ

タイプ① オープン・カンパニー(採用活用 ×)

主に1日(1DAY)。企業や仕事を知る機会の提供が目的です。インターンシップとは見なされず、採用活動への活用は認められていません。就活初期の業界・企業研究に活用しましょう。

タイプ② キャリア教育(採用活用 ×)

1〜3日間または長期で実施されますが、就業体験は任意です。インターンシップとは見なされず、採用活動には活用できません。

タイプ③ 汎用的能力・専門活用型インターンシップ(採用活用 ○)

  • 期間:一般的なプログラムは5日間以上・専門性重視は2週間以上
  • 対象:主に大学3〜4年生・修士1〜2年生
  • 必須条件:就業体験が必ず行われること・職場の社員が指導・終了後にフィードバック実施
  • 採用活用:卒業・修了年次の6月1日以降に取得した学生情報を採用選考に活用可能
  • 専門人材の特例:専門活用型インターンで専門性が高いと判断された学生は3月1日以降から面接等が可能(26卒以降)

タイプ④ 高度専門型インターンシップ(採用活用 ○)

主に大学院生を対象とした2か月以上のプログラムです。専門性を実践で活かし向上させることが目的で、採用活動への活用が認められています。

3. インターン参加が早期選考・優遇につながる仕組み

正式ルール上はタイプ①②の採用活用は認められていませんが、実態として多くの企業がインターン参加者に対して早期選考への案内や選考優遇を行っています。27卒でもサマーインターン(8〜9月)後の秋から特別選考・面談案内を受ける学生が急増しています。

◆ インターン参加者への主な優遇内容

  • ■ 本選考の書類選考・1次面接の一部免除
  • ■ 早期選考(本選考開始前)への招待
  • ■ 採用説明会・OB訪問の優先案内
  • ■ 採用直結型インターンでは大学3年生のうちに内々定が出るケースも

4. インターンシップ参加の4つのメリット

インターン メリット

  • 興味のある業界・企業が見えてくる:業界研究・企業研究に最適。理系就活生のインターン参加率は97.6%(27卒)
  • 就職活動に場慣れできる:選考・面接・ESの体験を積むことで本番をスムーズに進められる
  • 社会人とのコミュニケーション経験が積める:面接・GDでのパフォーマンス向上につながる
  • 学生生活でやるべきことが見えてくる:できた点・できなかった点を振り返り、次の成長につなげられる

5. インターンシップの選び方

インターン 選び方

  • 興味のある業界・企業が決まっていない場合:自分のスケジュールに合う期間・時期のインターンにまず参加してみる
  • 興味のある業界・企業が決まっている場合:志望企業のインターンを早めにチェック。人気企業は定員・締め切りが早いため要注意
  • やってみたい体験が決まっている場合:営業同行・プロジェクト参加・グループワーク等、目的に合うプログラム内容で選ぶ

まとめ

インターンシップ まとめ

インターンシップと採用の関係は年々密接になっています。タイプ③「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」(5日間以上・就業体験必須)が採用活動に活用できる正式なインターンシップです。早期選考・優遇につながる可能性が高く、参加するメリットは非常に大きいといえます。まずは自分の目的を明確にして、積極的にインターンに参加しましょう。

◆ この記事のまとめ

  • ◎ 25卒から「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」(5日間以上・就業体験必須)の採用活動への活用が正式解禁
  • ◎ タイプ①②(1DAY・オープンカンパニー等)は採用活動への活用は認められていない
  • ◎ 専門活用型インターンで専門性が高い学生は3月から面接解禁(通常は6月)
  • ◎ 実態として商社・コンサル・IT・外資等ではインターン参加者への早期選考・優遇が増加
  • ◎ 早期選考はサマーインターン後(秋〜年末)から動く企業が多い
   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。