SPI対策していますか?
直前に焦って勉強しても結果はついてきません。
対策方法についても明記しておりますので、ご活用ください!
適性検査とは、就活生の能力や性格・特性を定量的に測定する試験のことです。
企業の採用活動において、自社が求めている人物像と合致しているかを判断するために、選考の一環として取り入れられることが一般的です。
適性審査は、一般的な試験とは違い得点や解答についてのフィードバックはありません。
また、明確な合否の基準はなく、選考にどの程度影響をするのかは企業によって異なります。
大勢の応募者を絞り込むために「足切り」として適性審査が実施されるという場合もありますが、どの企業も共通している目的は以下の理由があげられます。
・採用上のミスマッチを防ぐため
・客観的な人物評価を行うため
・応募者の基礎能力や性格を定量的に測定するため
・他の応募者との比較が容易になるため
適性検査の種類により、少々の違いはあるかと思いますが審査結果からは「問題解決能力」「行動力」「リーダーシップ」「チームワーク」など、選考内や書類審査ではわかりづらい潜在能力についての結果が可視化されます。企業側の一番の期待としては、採用のミスマッチを防ぐところにあります。
適性検査はペーパー試験とWEB試験の2つに大きく分けられ、WEB試験は自宅などでの受験が可能な場合とテストセンターなどの専用の会場で受験を求められる場合があります。
【WEB試験での注意点】
自宅や、カフェ、大学などで受けることができますが、注意すべきことがあります。
①ネットワーク環境の確認
スタートさせてからの一時停止などはできないので、デモ試験・デモ動画は必ず確認を行う様にしましょう。
②受験のタイミング
適性検査(能力)では多くの設問が用意されているため、解答時間が足りないということもしばしばあります。
30分から1時間程度の試験が一般的かと思われますので、1時間~2時間ほど集中のできる環境を設けるとよいでしょう。自宅や大学等で試験を受ける場合、個室が望ましいですが、人に話しかけられない環境を作り出しにくい場合もあるかと思われますので、「試験中だ」と意思表示できるものがあれば、余計な時間を取られなくて済むかもしれません。
③時間に注意
試験問題にかけられる時間は1問あたり1分以下だと考えた方がいいでしょう。また、1問ごとに時間制限が設けられている場合もありますので、わからない問題は飛ばしたり取捨選択が必要になります。また、パソコンで受験されることがほとんどなので右下に現在の時刻が表示されている場合がほとんどかとは思いますが、腕時計や置時計などを置いて取り組んだ方が、安心だと思います。
④前の問題に戻れない
試験の種類によりますが、一度進んでしまうと前の問題に戻れない場合があります。わからないからといって自暴自棄に問題を進めてしまうと、取り返しがつかなくなるので注意が必要です。
⑤パソコンに慣れる
近年は多くの大学生にとってパソコン操作は慣れたものになっていると思われます。ですが、クリックやキーボード操作に慣れていない方ももちろんいらっしゃると思いますので、必要だと感じた場合は練習をしてから試験に挑戦しましょう。
慣れてる方でもダブルクリックなどに気を付ける必要があります。
近年多く耳にするのは、SPIと玉手箱が多いのではないでしょうか。
どちらも採用の選考過程で実施される試験であることに違いはないのですが、実は試験内容や制限時間、開発している企業などに違いがあります。他にも、テストのルールなど細かな部分で違いが生じています。
・言語
国語の試験のようなもので、長文読解をはじめ、熟語や慣用句について出題されます。普段聞きなれない熟語や慣用句が出ることも多いです。
例えば、二語関係といって、提示された2つの単語の関係性を選択肢の中から選ぶ問題があります。他にも、語句の意味や、語句の用法、文章の入れ替え問題などがあります。特に難解なのが長文読解です。時間内に問題を解くためにも、長文を素早く理解して、問題に的確に回答していく力が必要といえます。
・非言語
非言語問題は数学に該当します。数学の対策は、問題を解いて慣れていくことが重要です。公式を覚えておくことで問題をスムーズに解くことができます。推論、速度計算、確率などの問題は公式を覚えておくだけで、あらゆる問題に応用できます。
注意点としては、テストセンターでは電卓の使用が禁止されているので、暗算や筆算で問題を解かなくてはなりません。
・性格検査
約300問の問題から構成され、質問文を読み「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」「どちらかというとあてはまらない」「あてはまらない」という選択肢から回答を選びます。性格検査には正解がありませんので、質問文を読んで感じた、率直な感情に基づいて回答するようにしてください。
玉手箱にはペーパーテストはないので、Webテスト又はテストセンター形式のC-GABのみとなります。
玉手箱は初期選考やインターンシップ参加選考で大手・人気企業で数多く採用されています。
・計数
»四則逆算
空欄に数字を入れて方程式を完成させていきます。制限時間は9分です。計50問の問題が出ます。
»図表の読み取り
図表にまつわる問題が出題されます。制限時間は15分です。計29問出題されます。
»表の空欄の類推
空欄のある図表を見て、正解を導き出します。制限時間は20分です。計20問出題されます。単純計算ですが、1問を1分で解いていく必要があります。
・言語
GAB形式
長文問題です。問題に対して「正しい」「間違っている」「どちらでもない」の3つの選択肢から回答します。制限時間は15分です。1つの長文問題に対して4問の設問があります。計8つの長文問題があり、全部で32問出題されます。
IMAGES形式
長文問題と論旨把握問題が出ます。長文問題は「筆者が一番訴えたいこと」「筆者が一番訴えたいことではない」「本文には関係ない」といった3つの選択肢から回答を選びます。制限時間は10分です。1つの長文問題に対して4問の設問があります。
どちらも、長文問題にはなりますが、所要時間が違うため問題の対策が必要です。
・英語
玉手箱では英語の問題も出題されます。こちらもIMAGES形式とGAB形式の2つの形式が存在しますが、どちらも同じ長文問題です。8つの長文から3問ずつ出題され、計24問の出題となります。制限時間はIMAGES形式、GAB形式ともに10分しかありません。
長文読解は、長文を読み解く力が必要になります。単語力はもちろんのこと、文法や慣用句の勉強もしてください。そして、物語の順序を予測しながら読んで理解する力もつけておきましょう。
英語の長文は単語を知らなければ理解が難しく、スムーズに把握することが極めて難しいので、なるべく単語の勉強に注力して対策をしましょう。また、素早く問題を読んで内容を理解することも重要なスキルです。英語の速読力を鍛える特訓も欠かさずしておきましょう。
▼英語対策のコツ
https://shukatsu-mirai.com/archives/73936
・性格テスト
約200問程度の質問が出題されます。「人に対してどのように接する人物であるのか」「問題に対してどのように判断して行動するのか」「感情をコントロールする力はあるのか」といった人柄を診断する内容が出題されます。
性格テストすべてに言えることですが、業務の適性や会社とのミスマッチがないかを調べるものになりますので、これに対して嘘を回答する必要はありません。
しかし、営業志望なのに内気であると診断されると、もしかしたら志望部署への配属がかなわない可能性があります。回答を行う際は、希望する職種をイメージして自分はどうありたいかも踏まえて答えましょう。
▼人事が見る適性審査についてのページ(HR NOTE)
https://hrnote.jp/contents/a-contents-saiyo-tekiseikensa/
能力部分についての対策は、勉強あるのみだと思います。
また、時間制限がある場合もあるので時間を測りながら模擬試験を行うことも重要です。
【テスト対策におススメの教材】
新卒採用で使用するのはSPI-Uの問題集です。兄弟や、先輩からのおさがりをもらうという可能性もありますが、最新版を勉強すべきです。
①2024年度版 ドリル式 SPI問題集丁寧な解説つきになるので初心者にもおススメです。
②2024最新版 史上最強SPI&テストセンター超実践問題集
数をこなしたい方、英語の対策をしたい方におススメです。
③2024年度版 最新! SPI3完全版
単元ごとにまとめられているので、苦手な分野がある方におススメです。
④【玉手箱・C-GAB編】 これが本当のWebテストだ! (1)
玉手箱が選考に関わる方におススメです。人気企業のインターンシップ選考でも玉手箱を使用していることがあるのでこちらは早期から取り組むべきと考えます。
このほかにも数多く適性検査対策の対策本が出版されているので、本屋で自分の勉強方法に合うものを選ぶのが最もよいでしょう。
また、Web上にて無料で模擬試験を実施することも可能ですので、ぜひ利用してください。
▼マイナビ
https://job.mynavi.jp/23/pc/forward/forwardMockTest/index
▼キャリタス就活
https://job.career-tasu.jp/contents/exam/webtest/webtest.html
就活生にとっての忌々しいモノの1つが適性審査でしょう。一般常識だし大丈夫!と思っていても、時間が足りなかったり忘れてしまっていたりします。
7日で出来る!というような販売文句を使って販売している本もありますが、こういったものは一朝一夕で出来るものではありません。選考もしていないのにインターンの参加で足切りされてしまうなんて悔しい思いをしないためにも、はやめはやめの対策をしていきましょう。