就職活動を行う中で、面接やインターンシップと授業が被ったことはありますか?
本来は学業が優先と考えられているので、学校によっては就活の欠席への配慮がもらえない場合もあり、実に6割以上が欠席扱いになってしまったと回答しています。
多くの授業では数回までは休んだとしても、単位がもらえるもの、テストやレポートで単位が決まるものもあるので出席必須な授業は1,2年生の間に単位取得を完了しておきましょう。
目次
大学には欠席届というものがあります。
しかし、現在では欠席届を提出するよりもメールで連絡を行うことがほとんどです。
冠婚葬祭等の理由であれば欠席扱いになることは多いのでその場合はあらかじめ欠席届を提出しておきましょう。
大学では、通常授業とゼミ・研究などの個別授業があり、通常授業では欠席の連絡は不要となります。言語について学ぶクラスは判断がつかないので、休む可能性がある場合は事前に担当教諭に確認を取っておきましょう。
また、グループ発表がある場合は同じグループのメンバーへの連絡もしておきましょう。
欠席についての連絡を行う場合、メールアドレスは必ず大学から支給されているものを使い、PCから送るのが基本です。
スマホからも送信することはできますがパソコンで見ると見づらい改行になってしまっていたり、文字化けをしてしまう可能性があるのでできるだけパソコンからメールを送りましょう。
また、キャリアメールを使うとスパム扱いとなり見落とされてしまう可能性があるので、何かの理由でスマホからしかメール送信できない場合はGmail等のフリーアドレスを活用する様にしましょう。
教授がメールをどのタイミングで確認をするかというのは読めないので欠席のメールはできるだけ早く送るようにしましょう。
欠席メールの際は以下の7項目を必ず記載します。
①件名
件名で内容がわかるようにしておきましょう
「いつ」「どの授業を」「誰が」休むのかを明確にします。
教授のもとには毎日たくさんのメールが届くので、件名がない場合は迷惑メールだと判断されて読まれなかったり、見落としてしまう可能性があるので、必ず記載しましょう。
②宛名
「〇〇先生(教授)」という宛名を忘れずに記載しましょう。
講義をされている先生と学生の間柄なので、基本的に様ではなく先生と記載します。
③挨拶文
「お世話になっております。」などの簡易なもので結構です。
友人へのメールではないので記載を忘れずにしましょう。
④自己紹介
自分が何者かを伝えます。
少人数ゼミの場合は「〇〇ゼミの△△です。」という簡易なもので構いませんが
本来は学部・学科・学籍番号を名前とともに記載します。
⑤欠席の理由
嘘をつく必要はありません。
レジュメや提出物がある場合は、後日研究室に伺ってもいいかという質問も併せて行いましょう。
⑥締めの文
締めの挨拶文として「よろしくお願いします。」や「お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。」など一言添えれば問題ありません。
⑦署名
自己紹介の内容と一部被りますが、改めて記載します。
テンプレートとして署名を登録しておきましょう。
【件名】
〇月〇日(月)2限目の法律学Aの欠席のご連絡(○○大学○○学部○○学科○年生 ○○ 太郎)
【本文】
〇〇教授
いつもお世話になっております。
○○大学○○学部○○学科○年生 ○○ 太郎と申します。
本日の2限目の法律学Aの授業ですが、採用面接と重なってしまい欠席させていただきます。
お忙しいところ恐れ入りますが、本日の授業での配布資料の受け取り方をお伺いできますと幸いです。
お手数おかけいたしますが、ご確認のほどよろしくお願いします。
—————————————-
〇〇 太郎(○○ タロウ)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:090-○○○○-○○○○
メール:○○○○○○@○○○○○○.co.jp
—————————————–
教授から返信が来たら、
「お忙しいところご返信ありがとうございます。承知いたしました。引き続きよろしくお願いいたします。」
と確認いただいたことについてお礼を送りましょう。
複数の日程を選択できるインターンなどであれば日程の変更を行い調整しましょう。
本来は自分のスケジュールを把握したうえで申込を行うべきなのでできるだけ回数は少なくしましょう。
面接終了時に次の予定を確定させる場合があります。
常に自分の予定は最新のものを紙ベースのスケジュールに記載をしておくようにしましょう。
口頭のみで答えてしまうと、間違えた予定を伝えてしまう可能性もありますし、決めた予定を間違えて記憶してしまう可能性があります。
焦らず、スケジュール帳を用意していいか確認を取り、正確な予定を把握しましょう。
最も大学の授業と被らなくするには、取る授業を少なくするのが必要です。
もとから被る授業がなければ、多くの時間に対応することができます。
ぜひ入社してほしいと考えている場合も、入社してくれたらいいなと考えている場合でも、スケジュールがなかなか決まらないのは担当者にもストレスになります。
アルバイトの予定もそうですが、就活に本気で取り組んでいる時期には予定を詰め込みすぎないようにしましょう。
学生にとっては授業も就活ももちろん大切です。
どちらかをあきらめてどちらかを取るというのは最終の選択肢にできるように、単位の取得やスケジュールの把握は必ず行っておきましょう。