エントリー企業(総数)296社から、受賞となった16社を発表!
平素よりホワイト企業認定にご協力いただき、誠にありがとうございます。
このたび、第11回ホワイト企業アワードにおいて受賞企業が決定いたしましたことをお知らせいたします。
【ホワイト企業アワードとは】
一般財団法人日本次世代企業普及機構(ホワイト財団)が主催する、「働きがい」と「働きやすさ」の向上を目指す企業を表彰するイベントです。
企業と従業員の双方にとって健全で持続可能な職場環境の実現を促進することを目的として、社会的な模範となる企業を広く紹介し、社会全体での働き方改革を推進しています。
■ アワードの目的
ホワイト企業アワードでは、「将来性」「独自性」「再現性」「社会性」といった観点から、他企業の模範となる優れた社内制度や取り組みを評価・表彰します。これらの発信を通じて、全国の企業が学び、気づきを得られる場を提供することを目指しています。
■ 受賞企業一覧と受賞理由
企業と従業員双方が「働くが楽しい社会の実現」を目指す取り組みを評価し、各分野で優れた成果を上げた企業が選出されました。
三方よしの企業経営部門
審査員:ラーニングエッジ株式会社 清水 康一朗 氏
●パナソニックコネクト株式会社
パナソニック コネクト株式会社様は、グローバル競争における高い競争力を維持しつつ、社員一人ひとりがやりがいを持ってのびのびと働ける『強くて優しい会社』の実現に力を注いでおり、その姿勢が非常に印象的です。 同社は、企業と個人の成長を両立させるために「キャリアオーナーシップ制度」を導入し、社員が自らキャリアを考え、行動する自律的な文化を醸成しています。ジョブディスクリプション(JD)など、制度を通じて個人が目指すポジションと、そのために必要なスキルを理解し、研修による自己学習を重ねることで上位ポジションへの挑戦を促進する仕組みが整っています。さらに、外部有識者との対談動画視聴を取り入れるなど、キャリア形成に対する主体的な意識が社員全体に浸透しており、動画視聴後のアンケートには1万人を超える従業員から回答が集まるなど、高い関心がうかがえます。また、SNSでの情報発信も積極的に行っており、その結果として新卒インターンシップ応募者数が前年対比223%、キャリア採用応募者数が前年対比130%と飛躍的に増加しました。 社員がいきいきと働ける環境を支えることで、企業価値の向上と社会貢献を両立させている姿勢は、まさにホワイト企業の模範であり、今回の受賞にふさわしいと高く評価いたしました。また、こうした環境の整備により、確かな技術と知識でお客様や地域社会に貢献している点も特筆に値します。
●グローバルパートナーズ株式会社
グローバルパートナーズ株式会社様は、「ワカモノ応援事業」や「ベンチャー支援事業」を通じて若年層のビジネススキルを育成し、社会への貢献を実現している点が非常に評価され、今回の選定に至りました。
まず一つ目の理由として、若者の育成と離職防止に積極的に取り組まれている点が挙げられます。グローバルパートナーズ株式会社では、従業員が自己成長できる環境を提供し、オープンで公平な報酬制度を採用しています。また、報酬制度と連動し、成功事例や制度の活用事例などの情報を、社内インタビューのWEB配信、社内掲示板や社内SNSを活用し、積極的な社内広報の取り組みを行い、従業員が企業の成功に直接貢献できる仕組みを整えたこと、離職率が2023年9月から2024年9月までの間に半減する成果を上げており、実績としても目覚ましいものがあります。
次に、同社の「グローバル事業」を通じたクライアント企業の海外進出支援や国際競争力向上の取り組みも、三方よしで企業価値を高める大きな要素といえます。弊社も将来的にグローバル事業の拡大を目指しているため、こうした取り組みには大変関心を持ちました。
今後も、若者育成やグローバル支援においてさらなる成果をあげ、企業と社会の発展に貢献されることを大いに期待しております。
柔軟な働き方部門
審査員:ホワイト財団 岩元 翔 氏
●株式会社QVCジャパン
株式会社QVCジャパン様は、お客様に素晴らしい体験を提供できる企業になるため、社員の働きやすさを重視し、柔軟な働き方が可能で働きやすい職場、働き甲斐のある職場となる労働環境を提供しています。
同社は、2025年には「高齢者の5人に1人が認知症になる」と予測される中、介護時短勤務の上限を3年から6年に引き上げる取り組みを実施しました。育児は子どもの成長に伴い手がかからなくなりますが、介護は年を追うごとに大変になっていくことが想定されます。そこで、上限6年にすることで、より多くの従業員にとって柔軟な働き方が実現できるでしょう。加えて、認知症についての理解を深めるために、認知症介護セミナーやVRを活用した認知症体験を提供するなど、独自のアプローチが素晴らしいと感じました。
さらに、社内で「制度を設けるだけ」にとどまらず、PC環境のないパートタイマー約650名に向けてガイドブックを配布したり、各更衣室に10冊ずつ就業規則を印刷して設置するなど、社内周知に力を入れている点も高く評価いたします。これにより「より良い職場環境の実現」に向けた取り組みが進んでいる点も特筆に値します。
●ネクスキャット株式会社
ネクスキャット株式会社様は「幸せに働く。」を追求し、場所や時間にとらわれず、個々人のライフステージの変化に柔軟に対応可能で自分らしい働き方を実現できる組織作りを目指しています。
同社は「場所の自由」「時間の自由」「キャリアプランの自由」「環境の自由」「距離感の自由」と従業員が柔軟な働き方を実現するための5つの自由を掲げており、特に「場所の自由」では、役員、バックオフィスも含め全員がフルリモート勤務で働いています。勤務場所は日本全国各地だけではなく、タイ、ベトナム、スペイン、イタリアなど海外から参画しているメンバーもいるため、文字通り「自由」を体現しています。また自宅、オフィス、カフェなど個々人が働きやすい場所で業務を行えるように「フルリモート支援制度」を設けており、貸し会議室やカフェでかかった費用を会社が負担することで、より従業員も場所に縛られずに働くことが可能となっています。
さらに「時間の自由」では定時やコアタイム、共通の休日もなく、毎月の労働時間のバラつきも許容しており、育児や介護はもちろん、プライベートの事情であっても、中抜け、休暇を気兼ねなく取ることができます。そのため、ある月の勤務時間が事情により短かったとしても、3か月以内にその分を勤務していれば問題ないという制度から、個人のライフスタイルに合わせた働き方ができる体制を整えておられる点を評価し、今回選出いたしました。
健康経営部⾨
審査員:株式会社エムステージ 樋口 浩一 氏
●日本ナレッジスペース株式会社
日本ナレッジスペース株式会社様では、「働く人の健康はまさに経営によって創造される未来である」というビジョンのもと、さまざまな施策を実践されています。ホワイト企業認定【ゴールドランク】や健康経営優良法人ブライト500の認定取得をはじめ、睡眠やがん対策への取り組みなど、様々な健康増進関連の福利厚生制度を充実させています。また、ワークライフバランスを実現する為の労働時間管理やGLTDの加入など、幅広い施策を積極的に実施している姿勢は非常に素晴らしいことです。特に線虫ガン検査制度や女性疾病の健康診断補助制度、社員のスキルアップのための電子書籍やビジネス書・教養書読み放題制度、さらに睡眠への取り組みとして、睡眠改善アイテムの「オーダーメイド枕」「ブルーカット眼鏡」の配布を行うなど、健康経営の取り組みから能力開発までの幅広い取り組みを実施されている点は他社にはない特徴かと思います。
代表取締役の方が「健康経営エキスパートアドバイザー」の資格を取得されていることからも経営者の方の意識の高さを感じ、これらの点をふまえ評価させていただきました。
●東京冷機工業株式会社
東京冷機工業株式会社様は100年企業を目指し、「人は財、個人の成長こそ組織の成長」を掲げ、様々な施策を実施されています。
社員数が500名を超え施策の浸透が難しい中、年1回、全社員参加型の「歩こう会」や「全社運動会」を出勤扱いとして実施し、社員同士のコミュニケーションやチームワークの醸成を大切にされています。
また、就業規則に「喫煙規定」を設け、受動喫煙が同僚や家族に与える健康への悪影響を排除し、喫煙率ゼロを目指して業務時間内の禁煙を推進している点も、従業員の健康を第一に考えている証拠ではないでしょうか。加えて「毎年喫煙に関する調査アンケートを実施」しており、喫煙者の禁煙に向けてのきっかけづくりを提供している点も非常に素晴らしい取り組みです。その他にも「45歳以上の社員を対象にした線虫がん検診などの健康施策」さらに「TO-REI成長支援センター」の開設を通じて、健康増進やスキルアップを支援し、社員の成長と定着を図る多岐にわたる施策を実施されています。
創立68年と歴史のある会社様ですが、その歴史を大切にしながら常に新しい施策を取り入れておられる点を評価させていただきました。
働きがい部門
審査員:株式会社ラフール 眞木 麻美 氏
●ビジョンクリエイツ株式会社
ビジョンクリエイツ株式会社様はひとりひとりの強み、やりたいこと、そして成長という軸は、人材開発において重視されています。また、それらが全社目標と紐づくことで社員が「今この会社で働くことの意味や意義」を感じていただくことができます。
貴社の取り組みである「チャレンジシート」はまさにそこを体現したようなお取組みで、着実に社員のみなさまの成長の一助になっていると感じました。
そしてこのチャレンジシートが自身の個性や強みを伸ばすという前向きな考え方である点も働く社員の方々にとって取り組みやすく意味あるものに思えたのではないでしょうか。
そして、最も重要なのがこの施策を行うのが人事担当者の方だけでなく、経営陣が一緒に向き合っている点は施策の成功に大きく寄与していると考えます。今後は管理職や幹部層の育成も課題として取り組まれる予定かと思いますので、メンバーと管理職の意識のズレを把握し、改善にご尽力いただければと思います。
●株式会社Massive Act
株式会社Massive Act様は改善活動の流れは模範的で、非常に素晴らしいと感じました。
自社の失敗の歴史の振り返りから、現状把握から課題設定、解決に向けたアクション実施までとしっかりとしたPDCAサイクルのもとで取り組んでいらっしゃいました。
社員の方の声を元にした施策設計(社員提案制度やメンバードリブン経営)と徹底したDX化でスピード感のあるお取組みは他社ではなかなか真似できないものと思われます。
また、活躍できるスキル醸成は会社のためだけではなく、社員自身のメリットにもつながることから、積極的に参加したくなる動機づけがされている点も印象的でした。
さらに、制度を確実に実行するための空気づくりとして、取り入れた制度は社長自ら実践し、全メンバーが活用できる空気を作っていることや、メンバーに定期的なヒアリングを行うことで、メンバーと目線を合わして社内体制を整えている姿勢が素晴らしいと思いました。
今回は業務改善という点でのお取組みでしたので、モチベーションが向上する評価制度や環境づくりの取り組みも拝見できることを期待しております。
福利厚生部門
審査員:株式会社リロクラブ 岡本 幸二 氏
●MS&ADビジネスサポート株式会社
MS&ADビジネスサポート株式会社様はMS&ADインシュアランスグループ内の人事・総務等のシェアードサービス機能を担っており、福利厚生制度や施策を充実させ従業員の処遇改善に積極的に取り組んでいらっしゃいます。
取り組み内容の1例を紹介させていただくと、MS&ADビジネスサポート株式会社様では2023年9月以降、物価上昇なども重なり、キャリア採用環境が劇的に悪化した中で、一部社員の処遇を改善することで採用環境を回復することに成功されました。
具体的には「新入社員の1年間のみに支給する入社時精励手当を新設することで入社初年度の処遇を改善」と同時に「入社後1年以上経過しないと人事考課の対象ではなかった制度を、入社一か月目から人事考課の対象」に変更を行いました。
これらの取り組みによってキャリア採用者にもよい緊張感が生まれ、パフォーマンスの向上が期待でき、大幅な処遇改善が難しい中でも処遇の差をつけることができたことでエンゲージメント向上を実現した点を評価させていただきました。
●株式会社きぼう
株式会社きぼう様は、従業員のモチベーションや満足度を向上させる役割を果たす為、時代の流れや従業員のニーズに合わせたさまざまな福利厚生制度を導入していらっしゃいます。
取り組み内容の1例をご紹介させていただくと、株式会社きぼう様では「患者様へ健康を提案する薬局として、まずは従業員が健康で勤務することが必須である」という考えから従業員の健康維持・増進を積極的に支援する目的で、本社近隣の専用スペースで約1万円するパーソナルジムを無料で利用できる制度を2024年から導入されています。
また会社ではなく自宅の近隣のスポーツジムを利用したいという従業員には「健康増進手当制度」といった、従業員が個人的に契約しているスポーツジムの費用を負担する制度も整えていらっしゃいます。
上記以外にも、永年勤続社員が明日への活力を養い、心身リフレッシュを図ることを目的とし、ホテル等に宿泊した際に一部費用を助成する「永年勤続リフレッシュ制度」や、有給を連続して2日以上使用した場合、2日目より手当を支給する「有給取得促進手当制度」など従業員が使いやすく、健康を気遣った福利厚生制度を導入されている点を評価させていただきました。
ダイバーシティ&インクルージョン部門
審査員:愛媛大学留学生就職促進プログラム推進室副室長
創価大学 経営学部准教授 泉谷道子氏
●ヘンケルジャパン株式会社
ヘンケルジャパン株式会社様の取り組みの優れた点は「だれでも本当の自分を出せて仕事できるインクルーシブな職場」を目指し、ジェンダーや家族の在り方にかかわらず、全ての社員があらゆる機会やサービスに平等にアクセスできる、特に日本国内において極めて先進的な制度や職場環境を整えていることです。また、この制度が浸透するよう、イントラネットやプレスリリース、部門会議などさまざまな方法で周知活動を行い、育児ニーズを持つ社員やその上長、さらには社外関係者への認知向上にも努めています。制度の実施にあたっては、短期間で法的要件との整合を図り、社内の要求を満たすための努力がなされています。多国籍企業特有の課題を乗り越え、日本での実効性を確保した点も評価されます。 加えて、ヘンケルジャパン株式会社様が実施する、女性科学者を支援するための取り組み「マーサ・シュワルツコフ女性科学賞」は、長年の毛髪科学への貢献者だけでなく、若手の才能にも賞を授与し、キャリアの異なる女性研究者の成長を支援しており、ジェンダー平等に基づく科学の進歩とイノベーションを促進する優れた取り組みです。世代や国を超えた女性研究者のネットワークが、今後科学分野全体の発展に大きく寄与していくものと期待しています。
●株式会社HRマネジメント
株式会社HRマネジメント様は、全従業員が働きがいを持てる職場環境の構築を目指し、多様な働き方の支援や公平な評価制度、キャリア開発プログラムを導入しています。社員が家庭やライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を選択できるリモートワークや時短勤務制を整備しており、ワークライフバランスの実現を支援しています。社員一人一人の状況を踏まえた声がけなど、感情面に配慮した取り組みの推進も優れた点です。
また、評価においては、他部門の意見も反映した評価会議を実施し、多角的な視点での透明性のある公正な評価を行っています。これにより、多様な意見が尊重され、従業員一人ひとりが自身の能力を発揮できる機会が増えていることがうかがえます。
さらに、キャリア開発プログラムや全体会議の定期的な実施により、従業員の成長支援とコミュニケーション促進に力を注いでいます。特に、女性管理職の増加、また男女問わず育児休業取得が奨励されており、実際に男性の育休取得率が100%に達している点が評価されます。こうした具体的な成果は、多様性に配慮した持続可能な企業文化の発達を示すものであり、今後のさらなる成長を支える強固な基盤となると考えられます。
人材育成部門
審査員:株式会社ジェイック 東宮 美樹 氏
●株式会社建新
株式会社建新様は、社員一人ひとりの成長を支援する人事評価制度と人材育成プログラムを展開し、企業全体の成長に貢献する人財を育成する取り組みを高く評価いたしました。
まず、従来の「数値重視型」の人事評価制度から大幅に転換し、従業員の個性や貢献の多様な側面を公平に評価する「新人事評価制度」を確立しました。業績だけでなく日々の行動やチームへの貢献も評価対象となり、自己目標設定による成長の促進と、従業員のモチベーション向上に繋がっています。
また、2020年に設立された人財開発部による「建新マネジメントプログラム」が、全従業員に必要なスキルを段階的に習得させる画期的な制度として注目しました。このプログラムは、コミュニケーションスキルやリーダーシップ能力、業務マネジメントスキルなど、必要不可欠なスキルを体系的に学べる内容で、従業員の成長を促進しています。さらに、プロのコーチによる実践的な研修が提供され、高品質な指導が行われています。
従業員のキャリアアップを支援するため、研修内容は役職ごとにカスタマイズされており、階層に応じたスキルを学ぶ環境が整っています。
それぞれの成長に合わせ教育制度の中で、企業の求める人材像を実現できる体制を築かれており、従業員の長期的な成長と企業の持続的な発展に寄与しています。
●株式会社リアルソフト
株式会社リアルソフト様は、「Make Everyone Happy with IT Solutions」の理念に基づき、社員が主体的に成長できる場を提供する独自の人材育成体制を構築しています。 その中でも特に目を引いたのが「新人研修」です。株式会社リアルソフト様の新人研修は「経験不問・文理不問」の採用を行い、これまでプログラミングに触れたことがない方でもスムーズに業務を行えるようになるため、3か月間の座学研修が用意されています。 そして、「新人研修」を担当する講師は「2年目のメンバー」から抜擢され、研修カリキュラムを考えてもらうことで、その社員のスキルアップも図っているという点から、株式会社リアルソフト様の理念に基づいた社員が主体的に成長できる場の提供を実現していると感じました。 さらに、若手社員が多く「業務の進め方や受け止め方」に関する相談が多かったことから、プログラミングや業務技術以外における「仕事の仕方、心構え」などをカバーする「ステップアップ研修」の実施、20代、30代のメンバーを次期マネージャーに引き上げるため、マネージャーの一部の仕事を担ってもらう「マネージャーチャレンジプロジェクト」など独自の人材育成体制も多く整っており、社員が自身のキャリアを形成しながら企業の成長に貢献する仕組みが定着している点が高く評価されました。
学生審査部門
審査員: 近畿大学 経営学部 團 泰雄教授のゼミ学生
近畿大学 3年生 西 迅汰さん、西山 ゆりなさん
●株式会社プラスト
株式会社プラスト様に入社することで、自分自身の幸せを最大限に追求できると感じ、選出いたしました。特に、「評価制度」「女性の活躍」「調整休」の3点が魅力的だと評価しています。 まず「評価制度」についてです。事業部ごとにM V Pを表彰する仕組みがあり、社員同士が他部署での活躍や取組みを知ることで、仕事へのモチベーションにつながると感じました。 次に「女性の活躍環境」においては、育休・産休からの復帰後もキャリアを進めやすいよう、テレワークや時短勤務を積極的に導入している点を評価しました。最後に「調整休」についてです。前日に帰宅時間が遅くなった場合、5営業日以内であればその分、出勤時間を遅らせることができるこの制度は、休暇取得へのハードルを下げ、生産性を高めて働くことを可能にしていると感じました。当初は使用率が低かったものの、翌日使用の縛りを撤廃し、マニュアルを整備した上で説明会を行い、制度の浸透を図った点も、現状に満足せず常に試行錯誤を続けている姿勢が魅力的です。これらの施策によって、プラスト様の理念である「従業員、そして関わる全ての大切な人たちが幸せな人生を送るための基盤であり続ける」を実現していると考えました。
●アイレット株式会社
アイレット株式会社様が「健康、働きがい、ワークライフバランス」といった多角的な視点から、働きやすい職場環境を整えている点に強い魅力を感じました。特に健康経営に関する取り組みが印象的です。スポーツイベント・大会補助制度を通じて社員の健康維持を図るだけでなく、在宅勤務の社員同士がつながれる機会が提供されている点が素晴らしいと思いました。また、健康維持一時金制度により、社員の方々の健康意識が高まり、仕事面に加えて生活面でも健康維持を支える仕組みが整っていることにも驚きました。 さらに、在宅勤務の費用を補助する制度や、出産・育児支援といったワークライフバランスを大切にした制度も充実しており、学生目線でも働きやすい職場だと感じました。また、資格保有報奨金制度によって努力が正当に評価される仕組みがあるため、社員の方々が意欲を持ってスキルアップできる環境だと感じます。 このように、多様な制度によって社員のモチベーションが高く保たれているからこそ、アイレット株式会社様では離職率を10%以下に維持できているのだと考えました。社員の皆様が自分の生活を大切にしつつも、やりがいを持って働けるような職場環境に魅力を感じ、今回、選出させていただきました。
■ 最後に、エントリーいただいた企業の皆様へ
第11回ホワイト企業アワードには、多くの企業様より熱意と工夫あふれるエントリーをいただきました。ご応募いただきましたすべての企業様に対し、厚く御礼申し上げます。
エントリーいただいた取り組みはどれも素晴らしく、審査は非常に難航いたしました。惜しくも受賞に至らなかった企業様におかれましても、日々の取り組みが確実に社会全体の「働きやすさ」向上に寄与しているものと確信しております。
今後とも、ホワイト企業認定を通じた継続的な取り組みとご協力を賜りますようお願い申し上げます。
≪本件取材申し込み、報道関係者からのお問い合わせ先≫
一般財団法人日本次世代企業普及機構(ホワイト財団) 広報担当:金崎
電話:0120-514-461 メール:jimukyoku@jws-japan.or.jp