
面接では「あなたの短所を教えてください」という質問が頻繁に出ます。「何を答えればいい?」「ネガティブな話をして印象が悪くならないか」と不安になる方も多いですが、実はこの質問は自己認識力・成長意欲・誠実さをアピールできる絶好のチャンスです。
結論として、「短所はありません」は最悪の回答です。面接官が見たいのは「短所そのもの」ではなく「短所にどう向き合い、成長しようとしているか」です。改善アクションをセットで伝えることで、自己認識力と成長意欲の両方をアピールできます。この記事では短所の答え方・例文6パターン・見つけ方・NGパターンを徹底解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。「短所はありません」は最悪の回答です。面接官が見たいのは「短所そのもの」ではなく「短所にどう向き合い、成長しようとしているか」です。改善アクションをセットで伝えることで、自己認識力と成長意欲の両方をアピールできます。長所を裏返しにして短所を見つける方法が最も説得力のある回答につながります。
📋 この記事でわかること
📎 面接対策の全体像:就活面接対策の完全ガイド
📎 頻出質問の総合:面接の頻出質問 完全攻略 / 面接の頻出質問と回答例まとめ
目次

面接官が短所を聞くのは、あなたを困らせたいからではありません。以下の5点を見ています。
つまり面接官が見たいのは「短所そのもの」ではなく、「短所にどう向き合い、成長しようとしているか」です。
「改善への取り組みが語れる短所」を選ぶことが重要です。「絶対に直せない欠点」より「認識して行動を変えている課題」の方が、面接官に好印象を与えます。例えば「慎重すぎる」という短所でも、「確認作業を丁寧に行いミスを防ぐことに転換している」と伝えることで、ポジティブな印象になります。
「○○ができない」という否定的な表現を避け、前向きな言い回しを心がけましょう。「計画性が弱い」→「柔軟なアプローチを重視しているため、予定が変わりやすい」のように言い換えると、自分の課題に正直に向き合いながら積極的に克服しようとする姿勢が伝わります。
複数の短所を羅列すると、各短所への深掘りが浅くなります。1つの短所に絞り、具体的なエピソードと改善のためのアクションを丁寧に伝えましょう。
★ 短所の回答テンプレート
① 短所を一言で言う(結論):「私の短所は〇〇なところです」
② 具体的なエピソード:「以前〇〇の場面で、△△ということがありました」
③ 気づきと改善アクション:「この経験から〇〇と気づき、現在は△△を心がけています」
④ 入社後の転用:「貴社でも〇〇を意識して成長していきたいと考えています」
自分の短所に近いものを参考に、自分の言葉に置き換えて使ってください。
■ 例文(慎重すぎる)
私の短所は、慎重になりすぎて判断に時間がかかることです。アルバイトでプロモーション案を考える際、あらゆる可能性を検討しすぎて結論を出すのが遅れ、チームに迷惑をかけたことがありました。この経験から「まず6割の完成度で提案し、フィードバックをもらいながら改善する」というスタイルに変えました。慎重さは品質への意識として活かしつつ、スピードも意識することで改善しています。入社後も、まずアウトプットして改善する姿勢を持ちながら、質の高い仕事を届けたいと考えています。
■ 例文(共感力が高い)
私の短所は、相手の気持ちに共感しすぎてしまうことです。グループワークで仲間が悩んでいると、自分の作業よりそちらを優先してしまい、全体の進捗が遅れた経験があります。今は「まず自分の役割を果たした上でサポートする」という順番を意識することで、共感力をチームへの貢献として活かせるよう改善しています。入社後も、自分の業務責任を果たした上でチームを支える形で力を発揮したいと考えています。
■ 例文(完璧主義)
私の短所は、完璧を追い求めすぎてしまうことです。レポートの細部にこだわりすぎて締め切りギリギリになることが何度かありました。今は「80点を時間内に仕上げ、残りの20点は見直しで補う」という考え方を意識し、完璧主義をクオリティへの意識として活かしながら、時間管理も改善しています。入社後は品質への高い意識と納期を両立させる社員を目指します。
■ 例文(人前で緊張しやすい)
私の短所は、人前で話す際に緊張してしまいやすいことです。発表の場で声が震えた経験から、十分な準備と練習が自信につながると気づきました。今は発表前に必ず声に出して5回以上練習するようにしており、緊張しても内容をしっかり伝えられるよう改善しています。入社後も、準備を徹底することで緊張を克服しながら、プレゼンの機会に積極的に挑戦していきたいと思っています。
■ 例文(飽き性)
私の短所は、新しいことへの関心が高い反面、一つのことを長期間続けることに課題があることです。この傾向を認識してから、「3か月ごとに目標を小分けにして達成感を積み上げる」という方法を取り入れました。現在は2年以上継続しているTOEIC学習で730点を達成しており、改善の手応えを感じています。入社後も、短期目標を積み上げながら長期的な成果を出す姿勢で取り組みます。
■ 例文(抱え込みやすい)
私の短所は、自分で抱え込みすぎてしまうことです。チームプロジェクトで、相談せず一人で進めて手戻りが発生した経験があります。「困ったら早めに相談する」という習慣を意識するようにしてから、周囲とのコミュニケーションが増え、仕事の精度も上がりました。入社後も、報連相を徹底してチームと協力しながら成果を出す姿勢を大切にしていきたいと思っています。
過去の経験を振り返り、苦手に感じた場面・不快に感じた要素を洗い出しましょう。自己分析ツール(ストレングスファインダー・16Personalitiesなど)を活用するとより客観的に把握できます。
友人・家族・先生に「私の弱点は何だと思う?」と聞いてみましょう。「なぜそう感じるか・どんな行動から来ているか」を具体的に聞くと、自分では気づけなかった改善点が見えてきます。
「自分の長所はわかるが短所が見えにくい」という方におすすめです。例えば「行動力がある」→「準備が不十分なまま動いてしまうことがある」のように変換できます。長所と短所の一貫性が生まれ、説得力が増します。
◆ 長所→短所変換の例
⚠ 短所の回答でやってはいけないこと
Q1. 面接 短所 何を言えばいい?
「努力・工夫で改善できる短所」を選びましょう。
「慎重すぎる」「完璧主義」「人に頼るのが苦手」など、ビジネスシーンで成長できるものが理想です。重要なのは短所そのものより「改善のためのアクション」を必ずセットで伝えることです。
Q2. 面接 長所 短所 をどうセットで答えればいい?
長所と短所に一貫性を持たせると説得力が上がります。
例えば「長所は行動力がある」なら「短所は準備が不十分なまま動いてしまうことがある」と長所の裏返しとして短所を説明すると自然です。「長所は〇〇、短所はその裏返しで△△」という構成を意識しましょう。
Q3. 面接 短所 共感力 は使ってもいい?
使えます。
「共感力が高すぎて、感情移入しすぎてしまう」という短所は、改善アクションをセットで伝えれば十分に評価される回答です。この記事の例文②を参考にカスタマイズしてください。
Q4. 面接官が好きな短所はある?
「慎重すぎる」「完璧主義」「人に頼るのが苦手」など、仕事への誠実さや向上心の裏返しとして読める短所が評価されやすいです。
ただし、どの短所を選んでも「改善アクションが具体的かどうか」の方が評価を大きく左右します。
Q5. 面接 短所 例文 をそのまま使っていい?
例文はあくまで参考です。
エピソードの部分は必ず自分の実体験に置き換えましょう。面接官に「経験を話してください」と深掘りされたとき、自分の言葉で話せないと評価が下がります。短所の種類だけ参考にして、エピソードと改善アクションは自分のものを使いましょう。
Q6. 短所を聞かれて時間をかけすぎたら印象が悪い?
1〜2分以内が目安です。
長すぎると焦点がぼやけ、改善アクションが薄まります。テンプレ4段階(結論→エピソード→改善→入社後)を意識して簡潔にまとめましょう。
Q7. ESに書く短所と面接で言う短所は同じでいい?
同じにするのが原則です。
違う短所を語ると矛盾が生じ、面接官に「準備不足」「自己分析が浅い」と見られます。ESを基準に深掘りに備えましょう。
Q8. 短所を聞かれたら深掘り質問は何が来る?
よくあるのは「その短所で具体的に困った経験は?」「改善のため今後どうしますか?」などです。
エピソードと未来の取り組みをセットで準備しておくと安心です。
Q9. 改善できていない短所を答えてもいい?
問題ありません。
「改善に向けて取り組んでいる最中」として伝えれば、成長意欲が見えます。「現在こうした行動を意識している」「今後はこう変えていきたい」とアクションを示しましょう。
Q10. 短所として「人見知り」は使える?
使えますが、「自分から話しかけるよう意識している」など改善アクションを必ず添える必要があります。
営業職など接客が中心の職種では避けたほうが無難な場合もあります。
Q11. 短所が複数ある場合どれを選ぶ?
改善アクションが最も具体的に語れるものを選びましょう。
また、応募職種で致命的にならない短所を選ぶのもポイントです。
Q12. 短所と苦労したことは同じエピソードでもいい?
別エピソードのほうが望ましいです。
同じ話を繰り返すと経験の幅が狭く見えます。短所は性格・特性、苦労は状況・出来事と切り口を変えて準備しましょう。詳しくは苦労したことの記事もご確認ください。
Q13. 短所を聞かれたときの第一声で気をつけることは?
「私の短所は〇〇です」と結論から入りましょう。
「えーと…」「そうですね…」と濁すと自己分析が浅いと見られます。準備していた回答を迷いなく出せることが第一印象を左右します。

面接での「短所」の質問は、正しく準備すれば自己認識力と成長意欲をアピールできる絶好のチャンスです。1つの短所に絞り、エピソードと改善アクションをセットで伝えることが合格への近道です。
📌 この記事のまとめ