社会人としての心構えって?就職に必要な行動・思考の具体例を解説

「社会人としての心構えとは!?」

 

と質問されて、瞬時に答えられる方はどれくらいいるでしょうか。

 

正直、社会人でも戸惑ってしまう質問です。

 

ですが、就職活動を通して学生から社会人に近づいてきている今こそ、一度じっくり考えてみましょう。

 

学生と社会人の違いとは

 

学生と社会人では、責任の所在や求められるものが異なります。学生時代なら許されていたことが、一度社会に出ると許されなくなるため、相応の心構えが必要です。

 

1.精神面

学生時代は、人付き合いや仕事内容(アルバイト)を自身で自由に選択できる状況にあります。

 

気の合わない性格であれば付き合いをやめたり、やりたくない仕事であれば働き先を変えることは社会人と比べて選択しやすい環境です。

 

しかし、社会人になるとそうはいきません。

 

上司や同僚、取引先と人間関係が合わないからといって、簡単に関係を切ることはできません。

 

仕事も部署変更などはできますが、頻繁に転職するということはかなり難しいでしょう。学生時代と比べて精神面において我慢しなければならない局面が増えるのです。

 

2.社会人としての常識

1年目の新人社員もベテラン社員も、社会人は社会人です。

 

社会人になったばかりの新人社員であっても、最低限のビジネスマナーは身に付け守らなくてはなりません。

 

これまでは少々失礼な間違いをしてしまっても「学生だから」、「アルバイトだから」と見逃されている場合もしばしばです。社会人として個人の責任が発生することを頭に置き行動するように意識しましょう。

 

社会人になると以下のの3つは必ず守るべき基本のビジネスマナーです。

 

【最低限のビジネスマナー】

1.時間厳守
2.身だしなみ、清潔感
3.言葉遣い

 

このほかにも、

 

・主体性を持つ
・教えてもらった内容はメモを取る
・コミュニケーションを積極的に行う
・企業ルールを守る

 

などが求められます。

 

 

3.私生活において

社会人になると収入が大きくアップする方が多いですが、お金の使いすぎには気をつけましょう。

 

また、基礎年金や税金の支払いも必要となりますので注意しましょう。

 

社会人としての心構えの具体例

社会人としてステップアップしていくためには、まず心構えから変えることが大切です。

 

ここでは、3つの角度から心構えの具体例を解説します。

 

大人としての心構え

社会人は、法律的に成人とみなされる年齢です。大人として責任ある行動が求められるため、以下の4つを普段から意識する必要があります。

 

・時間・ルールを守る
・自己管理
・整理整頓
・仕事をやり抜く

 

例えば学生時代は夜中に友人と騒いで寝坊して、1限目の授業に遅刻したことがある方も多いのではないでしょうか。社会人になると、「昨日遅くまで遊んでいたから」「寝坊したから」と遅刻するのは許されない行為です。

 

始業時間へ間に合うように家を出る、翌朝の仕事に響かないように遊ぶなど、時間厳守や自己管理が求められます。

 

整理整頓や任された仕事を最後までやり抜くことも、社会人として当たり前です。

 

組織のメンバーとしての心構え

仕事をする上で重要となるのが、組織のメンバーとしての心構えです。上司や同僚など組織内で多くの人と関わり合って仕事をするため、次の4つを意識して行動する必要があります。

 

・挨拶
・報連相
・指示やアドバイスを素直に聞く
・感謝の気持ち

 

挨拶や報連相(報告・連絡・相談)は、組織を円滑に運営するために大切な要素です。先輩や上司のみならず、同僚からの指示やアドバイスも、反発せず素直に聞き入れましょう。

 

報連相を怠ったまま勝手に仕事を進めたり、指示とは異なる作業をしたりすると、組織の仲間や取引先に迷惑をかけるおそれがあります。

 

また、何かしてもらったときは、きちんと感謝の気持ちを伝えることも大切です。

 

キャリア開拓のための心構え

自分の思い描いている将来像に近づくためには、キャリア開拓につながる行動をとる必要があります。以下の3つの心構えがあれば、積極的にキャリアを形成していけるでしょう。

 

・反省と改善
・チャレンジ精神
・先を見越した行動

 

ステップアップに必要なものは、挑戦した後の反省と改善です。取り組んだ仕事に対して、どのような反省点があるか、今後どのように改善していくべきかを考え、実践することが成長につながります。

 

普段の取り組み方が評価されると、新しい仕事を任されることがあります。消極的な態度で断るのではなく、チャレンジ精神をもって積極的に挑戦しましょう。

 

一見すると損をしたり苦労したりするリスクのある仕事でも、乗り越えた後に大きなメリットが待っているかもしれません。先を見越した行動を取り、チャンスを逃さないことが大切です。

 

面接で聞かれた際の回答について

面接で「心構え」について質問されることがあります。

 

質問の意図としては、

 

・社会人としての自覚を持てているのか知りたい
・ミスマッチを防ぐために価値観の相違がないかを知りたい

 

といったものがあります。

 

ポジティブな考え方が大切

面接で「心構え」について聞かれた際は、ポジティブな回答を意識しましょう。

 

その上で、以下の3ステップで作成しましょう。

 

1.仕事に関する事柄にする
2.具体的な理由を続けて説明
3.企業や社会にどのように貢献していきたいか

以上を踏まえて口頭で30秒ほどのボリュームで作成してみましょう。

 

心構えの回答例

私は社会人として円滑なコミュニケーションを取ることを大切にしたいと考えています。

 

これまでのアルバイト経験で、同僚に伝わっていると思い込んでいたことがきちんと伝わっておらず、失敗をしてしまったことがあるからです。

 

また、普段からコミュニケーションが取れていれば悩みや相談事があった時に話しやすくなると考えています。ですので、御社へ入社した際にはコミュニケーションを積極的に取ることで、皆さまと良好な関係を築き、報連相を大事に仕事をしていきたいと考えております。

 

 

まとめ

社会人の心構えについて、新人研修に加える企業も増えてきています。

 

社会人としてどのように行動すべきか、研修の中でしっかり学び身に付けましょう。

 

また、社会人2年目以降の心構えは大きく変わっていきます。

 

1年目の心構えはポジティブに頑張ることを大切にしていけば十分です。

 

しかし、2年目からは後輩も入社し、できる仕事の幅も広がっているでしょう。それが社会人としての責任の芽生えだと考えます。

 

ただ業務を学ぶという段階から、専門性を高めたり、業務の効率化を高めるといった責任のある仕事内容が増えていきます。

 

すべての時間において賃金が発生していることを自覚していきましょう。

 

*ホワイト企業をご紹介*

 

 

ホワイト企業に認定された企業を知りたい方はクリック!
紹介ページはこちら

 

*当サイトの運営事務局(ホワイト財団)について*

 

 

優れた社内制度を持つ企業へ「ホワイト企業認定」を発行しています!
詳細はこちら

 

   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。

人気カテゴリ一覧

関連記事

フローティングバナー