「社会人としての心構えとは!?」
と質問されて、瞬時に答えられる方はどれくらいいるでしょうか。
正直、社会人でも戸惑ってしまう質問です。
ですが、就職活動を通して学生から社会人に近づいてきている今こそ、一度じっくり考えてみましょう。
学生時代は、人付き合いや仕事内容(アルバイト)を自身で自由に選択できる状況にあります。
気の合わない性格であれば付き合いをやめたり、やりたくない仕事であれば働き先を変えることは社会人と比べて選択しやすい環境です。
しかし、社会人になるとそうはいきません。
上司や同僚、取引先と人間関係が合わないからといって、簡単に関係を切ることはできません。
仕事も部署変更などはできますが、頻繁に転職するということはかなり難しいでしょう。学生時代と比べて精神面において我慢しなければならない局面が増えるのです。
1年目の新人社員もベテラン社員も、社会人は社会人です。
社会人になったばかりの新人社員であっても、最低限のビジネスマナーは身に付け守らなくてはなりません。
これまでは少々失礼な間違いをしてしまっても「学生だから」、「アルバイトだから」と見逃されている場合もしばしばです。社会人として個人の責任が発生することを頭に置き行動するように意識しましょう。
社会人になると下記の3つは必ず守るべき基本のビジネスマナーです。
【最低限のビジネスマナー】
1、時間厳守
2、身だしなみ、清潔感
3、言葉遣い
この他にも、
・主体性を持つ
・教えてもらった内容はメモを取る
・コミュニケーションを積極的に行う
・企業ルールを守る
などが求められます。
社会人になると収入が大きくアップする方が多いですが、お金の使いすぎには気をつけましょう。
また、基礎年金や税金の支払いも必要となりますので注意しましょう。
面接で「心構え」について質問されることがあります。
質問の意図としては、
・社会人としての自覚を持てているのか知りたい
・ミスマッチを防ぐために価値観の相違がないかを知りたい
といったものがあります。
面接で「心構え」について聞かれた際は、ポジティブな回答を意識しましょう。
その上で、以下の3ステップで作成しましょう。
1、仕事に関する事柄にする
2、具体的な理由を続けて説明
3,企業や社会にどのように貢献していきたいか
以上を踏まえて口頭で30秒ほどのボリュームで作成してみましょう。
私は社会人として円滑なコミュニケーションを取ることを大切にしたいと考えています。
これまでのアルバイト経験で、同僚に伝わっていると思い込んでいたことがきちんと伝わっておらず、失敗をしてしまったことがあるからです。
また、普段からコミュニケーションが取れていれば悩みや相談事があった時に話しやすくなると考えています。ですので、御社へ入社した際にはコミュニケーションを積極的に取ることで、皆さまと良好な関係を築き、報連相を大事に仕事をしていきたいと考えております。
社会人の心構えについて、新人研修に加える企業も増えてきています。
社会人としてどのように行動すべきか、研修の中でしっかり学び身に付けましょう。
また、社会人2年目以降の心構えは大きく変わっていきます。
1年目の心構えはポジティブに頑張ることを大切にしていけば十分です。
しかし、2年目からは後輩も入社し、できる仕事の幅も広がっているでしょう。それが社会人としての責任の芽生えだと考えます。
ただ業務を学ぶという段階から、専門性を高めたり、業務の効率化を高めるといった責任のある仕事内容が増えていきます。
すべての時間において賃金が発生していることを自覚していきましょう。