就活で気になる企業口コミ!どこまで参考にすべき?おすすめ口コミサイトを紹介

2022.11.15
#企業分析#働き方#就活基礎知識#面接対策

就職活動をする上で、企業選びは非常に重要です。

 

インターネットで情報収集が安易な現代では、企業研究の一環で企業の将来性や年収・社風を社員が書き込むこができる「企業口コミサイト」を参考にする方も多いのではないでしょうか。

 

しかしながら、そこに書かれていることの信憑性はどうなのでしょうか?

 

そこで今回は、企業口コミサイトの信憑性について解説します。

また、おすすめサイトについてもまとめているのでぜひ参考にしてみてください!

企業の口コミサイトとは?

 

企業の口コミサイトは、「在職中または既に退職済みの社員が、勤務先についてのレビューを書くことができる」イトです。

 

普段よく使う口コミサイトで例えると、アマゾン購入前の商品レビューや飲食店を選ぶ際の食べログ評価などが該当します。

 

それらの口コミを見るとわかるように、評価は人ぞれぞれで「大変満足している人」と「とても不満だった人」に意見がわかれます。口コミサイトで複数の意見を参考にして、”商品を購入する” か “別の類似品に変更する” かを判断する人も多いのではないでしょうか?

 

就活においても、口コミサイトを用いて企業の情報収集を行うことは重要です。

 

しかし、参考にする際に気を付けたいのは「口コミ内容が100%真実とは限らない」ということです。

多くの情報が集まる為、効率的に情報取集をする場としては役に立ちますが、すべての情報を鵜吞みにしてはいけません。

 

口コミサイトの信憑性と注意点

 

まず企業に対する口コミは、どんな人がどんなときに書いているのか想像してみてください。

 

 

企業口コミだけでなくSNS全般に言えることですが、評価に対する書き込みは感情が高ぶったときに投稿される傾向があります。

 

つまり、「特別に良かったとき」か「特別に悪かったとき」に投稿されるのです。

 

「ふつうに良い」や「悪くはない」と思っているときよりも、ポジティブやネガティブな特別強い感情が生まれた瞬間に、その衝動のままに書かれている可能性が高いのです。

 

 

また、口コミを書く人の多くは「企業を退職した社員である」ということです。

 

転職の理由は人によってさまざまで一概にはいえませんが、そもそも会社を辞めて転職する背景に、給料や評価、人間関係への不満などのネガティブな理由を持っている人が多いのではないでしょうか。

 

退職理由が不満を動機とする人がネットに書き込む口コミの内容はどうしても会社に対して否定的になってしまいます。つまり、口コミを投稿するときは、何らかのネガティブな感情が衝動的に働いているため企業のマイナス面について書かれやすいということです。

 

そして忘れてはいけない事は、たとえネガティブな口コミが書かれていても、その会社には現在進行形で活躍している人が多く在籍しているという事実です。

 

ネットの口コミを閲覧する際は、「一部の社員の意見」であること理解し、判断が鈍ってしまわないように気をつけましょう。

 

 

おすすめの口コミサイト

就活学生に人気の口コミサイトをご紹介します!

口コミサイトを利用する際は、信憑性や注意点を認識したうえで活用しましょう。

 

■en ライトハウス


大手転職サイトの「エン転職」を運営していることで有名なエン・ジャパン株式会社が運営している企業の口コミサイトで、口コミ件数は国内最大級を誇り、非常におすすめなサイトの1つです。

 

参考リンク:https://en-hyouban.com/

 

2,000万件以上の社員・元社員による口コミを掲載し、会社の「リアル」を知ることができます。チャートグラフ等、わかりやすく掲載されているので会社の比較や企業研究に活用しやすいのが特徴です。また、フォロー機能もあるので気になった企業を登録すれば、新着情報をリアルタイムで確認することができます。

 

 

OpenWork(オープンワーク)


オープンワーク株式会社が運営する国内最大級の企業口コミサイトで、投稿されている口コミ数は1,300万件以上です。

社風や年収などのコメントがリアルに書かれているので非常に参考になるサイトです。

 

 

参考リンク:https://www.vorkers.com/

 

また、掲載項目は8つに分かれており、気になる情報が見やすいのもOpenWorkの特徴です。

・組織体制・企業文化
・入社理由と入社後のギャップ
・働きがい・成長
・女性の働きやすさ
・ワーク・ライフ・バランス
・退職検討理由
・企業分析 [強み・弱み・展望]
・経営者への提言

 

 

 

■キャリコネ


株式会社グローバルウェイが運営する口コミサイトで口コミ件数は25万件と少ないものの、口コミ登録企業数は62万社以上と登録企業数が多いことろがポイントです。

 

参考リンク:https://careerconnection.jp/

 

利用するには登録が必要で、基本的には転職者向けのサイトではありますが給与だけでなく賞与や手当、残業代、社内のローカルルールなど具体的な情報が豊富に掲載されているため、働く環境をリアルに把握することができます。

 

 

 

■就活会議


就活会議のは、ポート株式会社が運営しており、利用学生数15万人以上と就活生の利用率が高く大注目の就活サイトです。

 

 

参考リンク:https://syukatsu-kaigi.jp/

 

新卒の就活に必要な、インターン・エントリーシート(ES)・選考(試験)・面接・入社後の各段階についてなど、実際に働いている社員が「成長性・将来性」「給与水準」「安定性」「仕事のやりがい」「福利厚生」「教育制度」「企業の理念と浸透性」の7項目を5段階評価しているため、非常に活用しやすいサイトです。また、内定者が書いたエントリーシートや面接情報も閲覧することができ、企業研究や面接対策に役立ちます。

 

 

■JobQ


株式会社ライボが運営をしているキャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービスサイトです。

 

参考リンク:https://job-q.me/

 

企業の口コミを確認したり、新卒就活や転職などのキャリアに関する悩みをQ&A形式で相談することができます。
現役で働いている社員から回答が来ることもあり、リアルな声を入手しやすいのが特徴です。料金は無料で利用することができるため、エントリーシートや面接など気になることがあれば活用してみましょう!

 

 

 

■みん就


みん就は、通販サイトで有名な楽天グループ株式会社が運営する就活用の口コミサイトです。正式名称は「みんなの就職活動日記」ですが、略称のみん就の認知度が年々高くなっています。毎年約36万人もの会員登録がある大手のサイトですので、聞いたことがあるという就活生も多いでしょう。

 

 

参考リンク:https://www.nikki.ne.jp/

 

就活生向けに「業界タイプ別の適職診断」を無料で行うことができるので自分の適性のある業界や企業を見つけてみると良いでしょう。その他にも企業掲示板は、就活に関する悩みや相談など、なんでも書き込めるので内定者や他の就活生と情報共有に活用することができます。

 

 

まとめ

 

口コミサイトに書かれていることを100%信じてしまうのは大変危険です。しかし全ての情報が間違っているわけでもありません。

 

就職先の選定において口コミサイトを参考にすることは、情報収集の一環として役立ちますが、どんな人にとっても「最高な会社」はありません。逆を言えば万人にとって最低な会社もありません。

 

会社選びを誰かの評価に委ねるのではなく、事業内容、将来性、勤務形態や給与・福利厚生などの待遇、面接時の雰囲気といった事実と数字をベースに自分自身の頭でしっかりと考えて判断しましょう。

 

ネットでの情報収集は企業を知る手段の一つにとどめ、そこにある情報が「事実とは違うかもしれない」という意識を持って閲覧することが大切です。

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