【上級者のお礼メール】季節の挨拶で差をつける!季節ごとの例文をご紹介!

2023.04.28

就職活動においてインターンシップは、実際に働いている人から話を聞けたり、業務に参加させてもらったりと、さまざまな経験や体験をさせてもらえる貴重な機会です。

 

インターンシップに参加した後は、お世話になった企業や団体に向けてお礼状を書くと礼儀正しい印象を与えます。しかし、気を付けたいのがお礼状の作成にはビジネスマナーが身についているかが試されます。

 

特に文章の書き出しには、季節の挨拶文を使用するのが一般的で、そうした書き出しには季語の概念が要求されます。

 

 

今回は、お礼状を書く際に使われる「季節(時候)の挨拶」について詳しく解説していきます。

季節(時候)の挨拶とは

季節(時候)の挨拶とは、ビジネスメールを送る際に、その季節に関わる言葉「季語」を用いてメール文章の冒頭で挨拶をすることです。

 

時候の挨拶とも呼ばれ、相手への気遣いや敬意を表すことができ、礼儀正しい印象を与えます。

 

1~12月の一ヶ月ごとに季節の言葉として「季語」があるので、それぞれの時期に合わせて、春・夏・秋・冬の訪れを表現できます。

 

季語とは

季語とは、俳句での中で季節を表わす言葉として用いられ、日本の春夏秋冬を彩り豊かに表現してくれます。

 

 

時節に合わせた「表現」や「ことば」のことを指し、季節の変わり目やそれに関連する行事などを想起させるのに役立ちます。

 

【例】春は「桜」、秋は「紅葉」

 

手紙に記す場合は、「拝啓」などの頭語の後に時候の挨拶として使い、「~の候」や「~の頃となりました(ます)」などと結びます。

 

就活生の場合は「貴社におかれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」「貴社におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます」などのあいさつはどの季節でも用いることができるため無難と言えるでしょう。

季節の挨拶・時候の挨拶

  1月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

初春 / 新春 / 迎春 / 小寒 / 大寒 / 厳寒 / 酷寒 / 極寒 / 烈寒 / 甚寒 / 寒冷 / 寒風 / 降雪 / 冷雨 / 厳冬 / 仲冬

 

≪挨拶文≫

・よいお年をお迎えになったことと存じます
・迎春の候、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか
・新春とは名ばかりの厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか
・初春の候、お忙しい日々をお過ごしかと存じます

 

≪結び文≫
・本年も何卒よろしくお願い申し上げます
・寒さの厳しい折、ご自愛ください
・幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます

 

 

  2月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

睦月 / 春寒 / 余寒 / 残寒 / 立春 / 早春 / 初春 / 旧正月 /  残雪 / 凍解 / 氷解 / 薄氷 /猫柳 / 雛菊 / 東風

 

≪挨拶文≫

・厳しい寒さは残るものの、暦の上では春を迎えました
・立春とは名ばかりの厳しい寒さが続きますが、お元気でお過ごしでしょうか
・余寒厳しき折、お障りなくお過ごしでしょうか
・長かった冬も終わり、解氷の兆しが見え始めた昨今、いよいよご清栄のことと心よりお慶び申し上げます
・2月も半ばを過ぎ、春の足音が間近に感じられるこのごろ、ますますご発展のこととお慶び申し上げます
・猫柳の枝が春を招くようにかわいらしく風に揺れています

 

≪結び文≫

まだまだ寒い日が続いております。お風邪など引きませんようお気をつけください
寒さの中にも春の兆しが感じられます。貴社益々のご発展をお祈り致します

 

  3月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

早春 / 春分 / 春風 / 春色 / 春晴 / 春寒 / 春暖 / 春雨 / 浅春 / 盛春 / 初春 / 春陽 / 雪解

 

≪挨拶文≫

・春色の候、皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄をお祈り申しあげます
・寒さのなかにも、春の気配を感じる季節となりました
・ようやく寒さも衰え始めた今日このごろ、変わらずお過ごしでしょうか
・桜前線が待ち遠しいこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか
・梅の香りが爽やかに漂う春暖の候、お忙しい日々をお過ごしかと存じます

 

≪結び文≫

・春風とともに、皆様にお幸せが訪れますようお祈りいたします
・まだまだ朝晩は冷え込みますので、体調をくずしたりなさいませんようご自愛ください

 

 

  4月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

春暖 / 春晩 / 春日 / 春風 / 春和 / 春眠 / 春爛漫 / 陽春 / 麗春 / 仲春 / 桜花 / 桜花 / 爛漫

 

≪挨拶文≫

・麗春の折、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます
・春日華麗の候、日頃格別のご厚情を賜り、心より感謝いたしております
・春爛漫の季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか
・桜花の候、みなさまにはいよいよご繁栄のこととお喜び申し上げます
・新緑のみぎり、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます

 

≪結び文≫

・新緑のみぎり、貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます
・季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛ください

 

 

  5月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

晩春 / 残春 / 惜春 / 薫風 / 陽光 / 新緑 / 青葉 / 若葉 / 立夏 / 初夏 / 向暑

 

≪挨拶文≫

・晩春の季節、貴社一層のご発展の事のことお慶び申し上げます
・新緑がまぶしい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか
・若葉の緑が美しい五月、皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄をお祈り申しあげます
・青葉が美しいこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか
・初夏の折、貴社いっそうご隆昌のことと存じます

 

≪結び文≫

・青葉繁れる好季節、皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます
・お体にとっては過ごしやすい季節とは存じますが、くれぐれもお身体お気を付けください

 

 

  6月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

入梅、梅雨、梅雨空、長雨、小夏、初夏、立夏、青葉、深緑、夏秋、向暑

 

≪挨拶文≫

・入梅の候、貴社一段とご繁盛の段大慶に存じます
・梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、皆様いよいよご健勝のことと存じます
・季夏の折、貴社いよいよご発展のこととお慶び申し上げます
・照りつける太陽を懐かしく思うこの頃、皆様にはお変わりございませんでしょうか
・夏至の候、皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます

 

≪結び文≫

・梅雨入りの便りが気になる頃です。風邪などお召しになりませんようご自愛ください
・夏至の候、皆様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

 

 

  7月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

盛夏、猛暑、酷暑、炎暑、盛暑、向暑、厳暑、極暑、烈暑、炎熱

 

≪挨拶文≫

・晴れ渡る青空に夏の訪れを感じる折、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
・初夏の候、貴社におかれましては一層のご発展のこととお慶び申し上げます
・仲夏の折、暑さに負けずご活躍のことと拝察致します
・暑さいよいよ厳しき折り、平素は格別にご高配を賜りまして、厚く御礼申し上げます
・本格的な夏を迎え、お変わりなくお過ごしのことと存じます

 

≪結び文≫

・暑さ厳しき折ではございますが、出の析にはなにかとご注意くださいますように
・本格的な夏を迎えました。お疲れが出ませんようにご自愛ください

 

 

≪季語≫

残暑、晩夏、残夏、猛暑、納涼、暁夏、秋暑、納涼、初秋、立秋

 

≪挨拶文≫

・酷暑の折、貴社ますますご隆盛のことと大慶に存じます
・夏を通しての暑さが身にこたえる時期となりました。夏バテなどなさってはいらっしゃいませんでしょうか
・残暑厳しき折、貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます
・残暑厳しき折、貴社におかれましてはますますご清栄の段 心よりお慶び申し上げます
・秋暑のみぎり、お健やかにお過ごしのことと存じます
・鈴虫の声が耳に涼しいこの季節、皆様お変わりございませんか

 

≪結び文≫

・暑さの厳しき候、皆様方のご健勝をお祈りしますとともに、今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます
・今年の残暑はとみに厳しいようです。ご無理などなさいませぬよう、お願い申し上げます

 

 

  9月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

初秋、早秋、新秋、猛秋、秋冷、秋分、秋涼、秋色、涼風、早涼、清涼、新涼

 

≪挨拶文≫

・秋風が心地よい季節となってきております
・初秋を迎え、皆様にはますますご活躍のことと拝察いたしております
・新秋の折、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます
・涼風の候、皆様ますますご清栄のことと存じます
・秋冷の候、皆々様には一層ご活躍の由、お喜び申し上げます

 

≪結び文≫

・残暑なお厳しき折、くれぐれもご自愛ください
・新涼の候、貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます

 

 

10月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

秋涼、秋冷、秋晴、秋麗、秋月、秋雨、清秋、爽秋、紅葉、涼寒、朝寒、初霜、寒露

 

≪挨拶文≫

・新涼のみぎり、ますますご繁盛のほどお喜び存じます
・秋気肌にしみる季節ですが、皆様にはいつもながらお変わりなく何よりに存じます
・紅葉の候、貴社益々ご繁栄のこととお慶び申し上げます
・秋色日毎に深まり、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
・銀杏の葉が金色に染まり、ますますご繁盛のほどお喜び存じます

 

≪結び文≫

・時雨の折、貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます
・秋晴が心地よい季節、深まる秋を満喫されますことをお祈り申し上げます

 

 

11月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

晩秋、季秋、深秋、暮秋、深冷、夜寒、向寒、氷雨、菊花、落葉、初霜、初冬

 

≪挨拶文≫

・鮮やかな紅葉の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます
・向寒の候、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます
・初霜のみぎり、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます
・ゆく秋の寂しさ身にしみるころ、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
・小雪の候、皆様益々ご健勝のことと存じます

 

≪結び文≫

・朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりました。お体にはどうかお気をつけください
・あざやかな紅葉の季節、皆様お健やかにお過ごしください

 

 

12月 – 季節(時候)の挨拶

≪季語≫

晩秋、季秋、深秋、暮秋、深冷、夜寒、向寒、氷雨、菊花、落葉、初霜、初冬

 

≪挨拶文≫

・鮮やかな紅葉の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます
・向寒の候、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます
・初霜のみぎり、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます
・ゆく秋の寂しさ身にしみるころ、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
・小雪の候、皆様益々ご健勝のことと存じます

 

≪結び文≫

・朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりました。お体にはどうかお気をつけください
・あざやかな紅葉の季節、皆様お健やかにお過ごしください

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

また、季節の挨拶は社会人としてのマナーですが、使用する季節を間違えるとマナーが身についていないと思われてしまいます。

 

使い慣れていない場合は下記を使用してください!

「貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます」

これはいつでも使え、ビジネスの現場でも多くの会社が使っています。

 

見本

拝啓 貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
先日は貴社のインターンシップに参加させて頂きありがとうございました。

 

是非参考にしてみてください!