企業の求人情報や就活サイトで「えるぼし認定」マークを見かけたことはありますか?えるぼし認定は、女性が働きやすい職場環境を整えている企業の証明です。就活や転職で企業を選ぶ際の重要な参考指標になります。
この記事では、えるぼし認定の概要・1〜3つ星の認定基準・プラチナとの違い・有効期限・就活・転職での活用方法をわかりやすく解説します。
キャリアアドバイザーコメント
日本次世代企業普及機構 代表理事 岩元 翔
求人票にえるぼしマークがある企業は、女性が長く活躍できる環境を整えていると国が認めた企業です。特に女性の方が就職・転職先を選ぶ際の有力な参考指標になります。星の数だけでなく、具体的な取り組み内容も確認した上で総合判断してください。
えるぼし認定とは
えるぼし認定は、厚生労働省が管理する、女性の活躍を推進する取り組みを実施している企業を認定する制度です。正社員比率・育児休業取得率・管理職における女性比率など、複数の基準を満たした企業が認定を受けられます。
認定企業は「えるぼし」マークを採用広告や求人票に使用でき、働きやすい職場環境を整えた企業の目印として機能しています。
えるぼし認定の1〜3つ星の基準
えるぼし認定は取り組みの水準によって1〜3つ星の3段階に分かれています。星の数が多いほど、女性活躍推進への取り組みが充実していることを示します。
◆ えるぼし認定の3段階
一つ星(★)
労働局長が認めた計画に基づき、一定期間、女性活躍のための計画策定と実施を行っている企業
二つ星(★★)
一つ星の要件に加え、女性の就業状況の改善・男女の就業機会の均等化に向けた取り組みを実施している企業
三つ星(★★★)
二つ星の要件に加え、女性管理職の比率向上・就業時間の削減など、具体的な実績を上げている企業
求人票でえるぼしマークを見つけたら、星の数も確認してみましょう。三つ星企業は女性管理職の登用実績など、より具体的な成果を出している企業です。星の少ない企業も「これから取り組みを強化している企業」と前向きに捉えることもできます。
プラチナえるぼし認定との違い
三つ星をさらに上回る取り組みを継続的に行っている企業には、「プラチナえるぼし認定」が与えられます。
◆ プラチナえるぼしの特徴
- 男女共同参画の取り組みが国内外で高く評価されている
- 全部署・全職種で持続的に取り組みが実施され、業績向上にも貢献している
- 自社の取り組みを他社・業界に積極的に発信し、業界全体の推進に貢献している
- えるぼし認定を一定期間継続して取得していることが条件
プラチナえるぼし認定企業は、女性活躍推進において業界のトップクラスに位置する企業といえます。長期的なキャリアを築きたい女性にとって、特に注目したい認定です。
えるぼし認定の有効期限と更新
◆ 有効期限・更新の仕組み
- 有効期限:認定取得から通常5年間
- 更新条件:期間中の取り組み実績の報告と、引き続き女性活躍環境を整えるための計画提出が必要
- 更新後:再審査を経て継続認定となる
えるぼし認定マークが求人に記載されていても、認定が最新のものかどうか確認することが大切です。厚生労働省の公式サイト「女性の活躍推進企業データベース」で最新の認定企業一覧を検索できます。
就活・転職でえるぼし認定を活用する方法
◆ えるぼし認定を就活・転職で活かす方法
1. 企業選びの軸にする
育児・介護と仕事の両立、長期的なキャリア形成を重視するなら、えるぼし認定企業を優先的に調べましょう。
2. 星の数・取り組み内容を比較する
同じ業界の複数企業を比較する際に、えるぼしの星の数や認定取得時期を比較するのも有効です。
3. 面接・逆質問で活用する
「えるぼし認定取得に向けてどのような取り組みをされていますか?」「女性管理職の比率はどの程度ですか?」など、認定内容に基づいた具体的な質問ができます。
4. 口コミと合わせて確認する
認定はあくまで客観的な基準による評価です。OB・OG訪問や口コミサイトと組み合わせて確認するとより実態を把握できます。
えるぼし認定と合わせてチェックしたい制度
◆ 関連する第三者認定制度
- くるみん認定:子育てサポートに積極的な企業を厚生労働省が認定する制度。育児と仕事の両立環境を重視する方に
- 健康経営優良法人:従業員の健康管理に積極的に取り組む企業を認定する制度
- ホワイト企業認定:70設問で企業を総合評価する認定制度
まとめ
◆ この記事のまとめ
- えるぼし認定は、女性活躍推進の取り組みを国(厚生労働省)が認定する制度
- 認定は1〜3つ星の3段階。星が多いほど取り組みが充実していることを示す
- プラチナえるぼしは三つ星を超える最高位の認定で、継続的な実績が求められる
- 有効期限は通常5年間。更新には実績報告と継続計画の提出が必要
- 就活・転職では企業選びの軸・面接の逆質問・口コミとの組み合わせで活用できる