学生の皆さん、就活の際にハローワークを使っていますか?
ハローワークは仕事を辞めた方が行くイメージが強いかもしれませんが、新卒や第2新卒でも活用ができます。
媒体や、エージェントの登録と組み合わせて活用を検討してみましょう。
2023年に就職エージェントのハタラクティブが行った調査ではハローワークを活用した大卒正社員は3.6%とかなり低くなっています。ハローワークでは「新卒応援ハローワーク」というものがあり、大学等を卒業予定の学生・生徒、卒業後おおむね3年以内の方がご利用できます。
新卒応援ハローワーク案内チラシ:https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/000913644.pdf
就職活動の方法や、求人検索について相談を行うことができます。
通常、初回は予約不要で相談することができ、次回の相談からは予約で時間の確定を行います。
ハローワークの相談員は担当制になっており、希望する業界・職種、働くことへの考え方など、一度伝えた内容について日をまたいでも続けて相談することが可能です。
また、担当制なので、定期的な求人情報の提供や就職後のフォローも行われています。
更に、相談だけでなく就活フェアや各種セミナーについてもすべて無料で参加できます。
他にも、就活での悩みについて心理カウンセリングを受けることが可能な拠点もあります。
PCについては授業で使用することも多く、個人で持つ方も多いかと思いますが、その他、プリンターでの印刷や、FREE Wi-Fiの活用も可能です。
エントリーシートの添削はOB・OG やキャリアセンター、エージェントでも依頼することが可能です。
ハローワークでは、書き方がわからないというところからも教えてもらうことができるので、まずはエントリーシートを書く練習がしたい、正しい書き方を知りたいという方にもお勧めです。
また、ジョブカードの添削を依頼することも可能です。
ジョブカードとは、職業証明や職業能力証明、キャリアプラン等を記載するものとなっており、細分化されていることで、エントリーシートを作成する前の自己分析として活用を行うことも可能です。
ジョブカードの作成はこちらから:https://www.job-card.mhlw.go.jp/guidance/know
ジョブカードの作成手順については、下記の記事にまとめております。
ハローワークでは、面接練習も行っています。
受けられる面接練習は返答について以外も学ぶことができる場合があるので自分の住んでいる地域のハローワークでの対応内容を確認してみましょう。
・面接時の服装チェックや入退室マナーについてのロールプレイングの実施
・面接官役を体験することで、様々な視点から対策ができる
・フィードバックを行い、上手に伝える方法やコツをレクチャー
※ハローワークの面接対策は予約制の場合がほとんどなので注意しましょう
これだけのサポートをすべて無料で受けられます。
また、他にも職業適性についての検査を受けることが可能です。
ハローワークによって受けられる適正検査が違う場合があるので、予め確認しておきましょう。
【ハローワークで受けれる適性検査】
仕事に必要な9種類の能力を測定する検査です。
「能力」「職業興味」「価値観」「行動特性」という
4つの適性評価ツールを使い、自分に合った仕事を知ることができる検査です。
自分がどのような職業に興味を抱いているかを客観的に知れる検査で、
6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)に対する関心度合を知ることができます。
職業に関する興味度合いを測る目的で利用される検査です。
Q1:新卒応援ハローワークってどこにあるの?
A1:新卒応援ハローワークは、全都道府県にあり、県外の情報についても最寄りのハローワークから確認することが可能です。
所在地、開庁日時について:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000184061.html
Q2:事前に準備するものは?
A2:事前準備することは特になく、予約も不要です。
Q3:服装の指定は?
A3:服装についても特に指定はありません。説明会や面接練習に参加する場合はスーツ等の指定がある場合があります。
Q4:就活支援ナビゲーターはどんな人?
A4:企業の採用・人事労務管理・営業の経験があったり、キャリアカウンセリングの資格を有する方がいます。ハローワークだけではなく、大学・高校等に出向いて就職相談、就職活動についてのセミナーも行っており、求人情報提供など新卒者・既卒者一人ひとりの就職を支援しています。
Q5:いつまで利用できる?
A5:新卒応援ハローワークは卒業予定、卒業(中退含む)から3年以内です。
3年以上経過している場合は別の相談窓口を利用できます。
Q6:どんな求人がある?
A6:インターネットや学校で見かける求人の他に、地域密着型の求人情報の確認も可能です。応募にはハローワークの相談窓口から発行される「紹介状」が必要です。
ハローワークは自治体によって対応内容が様々なので、どのような支援が受けられるか事前に確認してから来庁する様にしましょう。
また、序盤にも記載をしていますが、就職活動においてはどれかの媒体・エージェント、ハローワークだけを活用するのではなく広い視野を持って今の自分に合うものを選択して活用していきましょう。