
「インターンシップ参加時に髪色を暗く染めるべきか」「業界によって基準は違うのか」——服装と違い、髪色は当日だけ変えることができません。そのため、参加前に染め直しの必要性を判断しておくことが大切です。
結論として、髪色に「絶対の正解」はありませんが、判断軸は「志望業界の社員の髪色と並んで違和感がないか」です。金融・医療・公務員系は黒〜暗めのブラウン、一般企業は暗めのブラウン、クリエイティブ系は明るめでも許容される傾向があります。本記事では、レベルスケールでの目安・業界別の判断基準・染め直しのタイミング・美容院での頼み方まで実務的に解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきた中で見えてきたのは、人事担当者が髪色から見ているのは「業界・職場の文化への理解度」だということです。髪色そのものよりも、その業界・企業の社風に合わせる姿勢があるかが評価されています。志望企業の採用ページやSNSで実際の社員の髪色を確認するのが、最も確実な判断方法です。
📋 この記事でわかること
📎 インターン基本:インターンシップとは?種類・時期・準備・当日の流れを完全解説
📎 関連:インターンで好印象な女性の髪型 / インターンで好印象な男性の髪型
目次
身だしなみについて悩む学生は多いでしょう。特におしゃれでカラーリングやヘアスタイルを楽しんでいる人は、就活時の見え方と自分らしさのどちらを重視すればいいのか迷うはずです。
就活の身だしなみには、すべての企業に共通する「正解」は存在しません。自分が希望する業界や職場の雰囲気によって合わせることが大切です。例えばアパレル業界や美容業界を希望するのに髪色を真っ黒にすることは必須ではありません。業界に合わせて常識と自分らしさを保ちつつ就活に臨みましょう。
重要なのは「自分が何を優先しているか」を採用担当者に伝える身だしなみかどうかです。清潔感があり、その企業・業界の雰囲気に合っていれば、多少の個性は問題ありません。反対に業界の雰囲気を無視した髪色は「業界研究が不足している」という印象を与えてしまう場合があります。
インターンシップ参加時に企業側が落ち着いた髪色を好むとされている理由は主に2つあります(業界によって異なります)。
◆ 落ち着いた髪色が好まれる2つの理由
ただしこれはあくまで「多くの企業において」の傾向です。アパレル・美容・クリエイティブ系の企業では個性的な髪色が歓迎されることもあります。大切なのは「その企業・業界の文化に合っているかどうか」という視点で判断することです。
「レベルスケール」とは、髪色の明るさを4〜15の12段階に分類した業界標準の指標で、数字が大きくなるにつれて髪色が明るくなります。インターンシップでは4〜7程度の明るさでの参加が無難です。
★ レベルスケール 段階別の印象
レベル4〜5(黒〜ナチュラルブラック)
すべての業界で安全圏。誠実・真面目な印象
レベル6(ダークブラウン)
ほぼすべての業界で許容範囲。黒髪より柔らかい印象
レベル7(焦げ茶〜暗めのブラウン)
一般企業・クリエイティブ系は問題なし。金融・医療系はやや明るすぎる
レベル8以上(明るめのブラウン以降)
クリエイティブ系を除き、染め直しが推奨される
★ 迷ったときの判断基準
「この企業の採用ホームページや社員インタビューに載っている社員と、自分の髪色を並べて違和感がないか」を確認しましょう。これが最も確実な判断方法です。
業界によって許容される髪色の範囲は大きく異なります。志望業界に合わせて準備しましょう。
★ 業界別 髪色レベル目安
① 金融・医療・福祉・公務員・ホテル系
推奨レベル:男性4〜5(黒)、女性5まで(ほぼ黒)
清潔感・誠実さが最重視される業界。インターンでも黒髪が最も安全
② 一般的な会社・サービス業・メーカー
推奨レベル:男性5まで(ほぼ黒)、女性7程度(ダークブラウン〜焦げ茶)
派手すぎない自然な茶色ならマイナスにならないことが多い
③ アパレル・美容・デザイン・クリエイティブ業界
推奨レベル:男女ともレベル7程度(ダークブラウン)まで許容
髪色も表現の一つと考えられる職場が多い。ただしインターンの場合は金髪・派手なメッシュは避けた方が無難
同じ業界でも企業によって許容される髪色は異なります。上記はあくまで一般的な傾向であり、特定の企業が必ずこの基準を採用しているわけではありません。志望企業の採用ページ・説明会・OB訪問で実際の社員の髪色を確認するのが最も確実です。
インターンシップの参加が決まったら、参加の1〜2週間前に染め直すのが理想的です。直前すぎると髪が傷んだ状態になってしまうことがありますし、逆に早すぎると根元の明るい色が目立ってしまいます。
◆ 染め直しのスケジュール
美容院では「就職活動用・インターンシップ用に暗くしたい」と伝えれば、プロが適切なカラーを提案してくれます。具体的な希望がある場合は「JHCAレベルスケールの6〜7くらいにしたい」と伝えると精度が高くなります。
黒染めをする際は「ブルーブラック(青みのある黒)」を避け「ナチュラルブラック(自然な黒)」を指定することで、より自然な仕上がりになります。極端に黒すぎると人工的な印象を与えることもあるため、美容師と相談しながら適切な明るさを決めましょう。
髪色を整えることは、単なるルール対応ではなく「相手への配慮」の表れです。清潔感のある落ち着いた髪色は、誠実さや就活への真剣さを相手に伝える有効な手段になります。インターンや本選考を控えている場合は、早めに自分の髪色を見直し、必要なら染め直しのスケジュールを立てておくと安心です。最後によくある疑問をQ&A形式でまとめました。
なお、髪色だけでなく髪型や全体の清潔感も同時に整えることで、より好印象を与えられます。髪色を落ち着かせても、寝癖や伸びた髪が目立てば台無しです。髪色・髪型・服装をトータルで捉え、全体の身だしなみを意識することが大切です。
Q1. インターンシップは黒髪じゃないとダメ?
業界によります。金融・医療・公務員系は黒髪推奨ですが、一般企業ならダークブラウン(レベル6〜7)も許容範囲。クリエイティブ系はさらに自由度が高くなります。
Q2. 地毛が茶色い場合はどうすればいい?
地毛の色は選考に影響しません。ただし採用担当者が「染めている」と誤解する可能性がある場合は、面接や自己紹介で「地毛の色です」と一言添えるか、黒く染めていくかを選択してください。
Q3. オンラインインターンでも髪色は気にした方がいい?
気にしたほうが安全です。オンラインでも採用担当者の目に入ることに変わりはありません。画面越しでも明るい髪色は目立つため、対面と同様の基準で整えておくことをおすすめします。
Q4. インターン終了後はまた明るくしてもいい?
インターンシップが終了しても、本選考が控えている場合は暗い髪色をキープすることをおすすめします。本選考・内定後の懇親会・入社式まで継続して管理することで「一貫性がある」という印象を保てます。
Q5. 黒染めスプレーで代用してもいい?
黒染めスプレーは一時的には有効ですが、汗や雨でムラが出やすく、屋外移動中に目立つ場合があります。可能であれば美容院でしっかり染め直すことをおすすめします。
Q6. 染めるお金がない場合は?
セルフカラーリング剤(2,000円程度)でも対応可能です。ただし失敗するとムラになりやすいため、初めての場合は美容院での染め直しが安全。学割のある美容院も活用しましょう。
Q7. 髪を傷めずに染め直す方法は?
「ヘアカラートリートメント」「ヘアマニキュア」といったダメージの少ない染料を使う方法があります。美容院で「就活用で髪を傷めたくない」と伝えれば、適切な方法を提案してくれます。
Q8. 部分的に明るい部分(メッシュ等)は?
就活・インターンでは目立たないように染め直すのが基本。クリエイティブ系を志望する場合でも、インターン参加時は控えめにしましょう。
Q9. インナーカラーはOK?
表面から見えない範囲なら問題なし。ただし髪を結んだ時や風で見える可能性があるなら、隠せる位置・色味にしましょう。
Q10. 男性も髪色を気にすべき?
男性のほうがより厳しい基準になる傾向があります。男性は基本的に黒〜暗めのブラウン(レベル4〜5)が無難。詳しくは男性の髪型を徹底解説を参照してください。
Q11. ロングヘアの髪色は気にすべき?
ロングは毛先まで色が均一かが重要。グラデーションカラーで毛先が明るくなっている場合は染め直しを推奨。女性の髪型も参考に。
Q12. 髪色以外で気をつけるべき身だしなみは?
髪型・スーツ・爪・眉も同様に重要。第一印象を整える詳細は外見・声・第一印象の整え方を確認してください。
Q13. 髪色判断で最も大切なことは?
「志望企業の社員と並んで違和感がないか」。これがすべての判断基準。採用ページ・SNS・社員インタビューで実際の社員の髪色を確認するのが、最も確実な方法です。
📌 この記事のまとめ