「秋採用をしている企業は人気がない?ブラック企業では?」と不安に感じる方もいるかもしれません。しかし近年では秋・冬採用や通年採用を導入する企業も増えており、秋採用=不人気な会社とは限りません。
この記事では、秋採用の時期・対象者・注意点・受かるための対策を解説します。
キャリアアドバイザーコメント
日本次世代企業普及機構 代表理事 岩元 翔
秋採用で重要なのは「春夏でうまくいかなかった原因の振り返り」です。同じ失敗を繰り返さないために、自己分析・企業研究・ES・面接対策をもう一度見直しましょう。ホワイト企業認定企業の中にも秋採用を実施している優良企業は多くあります。
秋採用の時期
秋採用とは、夏休みが明けた4年生の9月以降に行われる採用活動を指します。通年採用を行っている企業もあり、終了時期はさまざまですが11月末までの期間が一般的です。
これまでは留学経験のある学生や体育会系に所属していた学生が受けるものというイメージもありましたが、現在は売り手市場により優秀層の確保を狙う企業だけでなく予定人数に達していないため採用を続けている企業も含まれます。
秋採用をしている企業の2つの理由
① 優秀な人材を確保したい
海外留学者は時期や学業の関係で秋採用でなければ就職活動に参加できない場合があります。優秀層を確保したいと考えている企業は秋採用を実施します。マイナビの調査によると、58.5%以上の企業が夏以降も選考を続けると回答しています。

② 予定人数に達成していない
同じ業界に大手企業がいるなどの関係で予定人数を達成できていない企業や、夏までに出した内定を辞退されてしまい追加で募集をかける企業もあります。秋採用を行っている企業=不人気な会社・ブラック企業とは限りません。有名企業に埋もれてしまっている優良な企業もたくさんあります。
秋採用の注意点
① 秋採用は選考スピードが速い
秋採用ではもともと枠が少なかったり、これ以上長期化してもエントリーされる可能性がないなどの関係により、内定までの期間が短くなり定員に達した時点で打ち切ってしまう企業もあるので注意しましょう。
② 受かりやすい理由と受かりにくい理由がある
受かりやすい理由
- 多くの企業が採用を続けているが内定を獲得した学生の多くは夏で就活をやめている
- 会社にマッチしていると思われれば早いタイミングで内定を出される
受かりにくい理由
- 業界や職種を絞ると求人数が少ない
- 採用枠が少ない
- 選考スピードが速い

③ 秋採用に臨む心構え
秋採用が始まる前に必ず今までの就活の状態を見直しましょう。どのタイミングで選考から落とされてしまったのか、ガクチカやエントリーシートに不備や改善点はないのかを振り返ることが重要です。
「なぜ最初から志望しなかったのか」の回答の考え方
秋採用ならではの質問として「どうして秋採用に参加しているのか」「なぜ最初から志望しなかったのか」が聞かれます。責めているわけではなく、キャリアプランや本気度を図るために行われています。
◆ 回答を準備する3つのポイント
1. 遷移理由を確定する
エントリーしたきっかけや就活軸の変更点を整理し、順序立てて説明できるようにしましょう。留学や部活で出遅れている場合はその旨とやり遂げたことを明確に話しましょう。
2. 反省点を上げる
「就活を始めた当初は視野が狭く志望する業界以外を見ることができていなかった」など、原因を明確に伝えましょう。
3. 反省を今後どう生かすかを伝える
自分の何を変えていくのか具体的に話すことで自身の成長が伝わります。
注意:適当な受け答えは必ず見抜かれます。内定がもらえていないから続けているのか、自己分析や業界研究が足りていなかったのかなど、弱点を認識したうえで改善ができているかを見られています。
まとめ
◆ この記事のまとめ
- 秋採用は9月〜11月末が一般的。選考スピードが春夏より速い
- 秋採用=ブラック企業とは限らない。有名企業に埋もれた優良企業も多い
- 受かりやすい面もあるが採用枠が少ない・スピードが速い面もある
- 秋採用前に必ず春夏の就活を振り返り改善点を洗い出す
- 「なぜ秋採用に参加しているか」の回答は遷移理由・反省・今後の改善をセットで伝える