就職活動において多くの学生が不安を感じる「適性検査」。企業によって使用する検査の種類が異なり、対策方法もそれぞれ違います。
適性検査とは、就活生の能力や性格を定量的に測定する試験で、現在21種類以上が就活の選考で使われています。この記事では、就活でよく使われる適性検査21種類のURL見分け方・特徴・対策方法を一覧でまとめて解説します。
適性検査は種類が多く、SPI・玉手箱・SHLなどメジャーなものだけでなく、企業によってまったく異なる検査が使われています。受検前にURLを確認して検査の種類を見極め、その検査に合わせた対策をすることが最短ルートです。この記事のURL一覧を活用して、効率的に準備を進めてください。
◆ この記事でわかること
- 主要な適性検査6種類(SPI3・玉手箱・CAB・GAB・TG-Web・CUBIC)の特徴とURL
- マイナーな適性検査15種類の特徴とURL見分け方
- 全検査共通の準備・対策方法
- よくある疑問Q&A
主要な適性検査の種類
SPI3
SPI3とは、リクルートマネジメントソリューションズが提供するもっとも一般的な適性検査です。多くの企業で採用されており、言語能力・非言語能力・性格特性を評価します。採用活動の80%以上で実施されているため、就活では最優先で対策すべき検査です。
◆ SPI3の概要
- URL目安:arorua.net/ が含まれる
- 対策:市販の問題集・オンライン練習問題で繰り返し演習。非言語分野は基本的な数学の知識を復習しておく
玉手箱Ⅲ
玉手箱Ⅲとは、日本エス・エイチ・エル社が提供するWebテストです。金融業界や商社などで広く採用されています。言語・計数・英語の各分野で構成され、スピードと正確性が求められます。特に英語問題は10分・24問と時間制限が非常に厳しいのが特徴です。
◆ 玉手箱の概要
- URL目安:https://web1.e-exams.jp/(CABの可能性もあるため志望職種を踏まえて判断)
- 対策:市販の問題集を使い、時間を計って解く練習を繰り返す
CAB
CABとは、主にIT系企業・技術職の採用で使用される適性検査です。論理的思考力・問題解決能力を評価します。暗号解読・命令表の読み取り・図形の法則性を見つける問題が出題されます。他の検査と出題形式が大きく異なるため、専用の問題集で形式に慣れることが最大の対策です。
◆ CABの概要
- URL目安:https://web1.e-exams.jp/(志望職種がコンピューター職であればCABの可能性が高い)
- 対策:市販のCAB対策問題集で解法パターンを理解・繰り返し練習。図形問題や論理パズルにも日頃から取り組む
GAB
GABとは、総合職向けの適性検査です。言語理解・計数理解・性格検査の3セクションで構成され、長文読解や複雑な計算問題が出題されます。玉手箱と同じ日本SHL社が提供しており、出題形式に類似点があります。
◆ GABの概要
- URL目安:https://web1.e-exams.jp/(玉手箱・CABの可能性もあるため留意する)
- 対策:市販のGAB対策問題集を時間を計って解く練習。性格検査は自己分析を深めて自分の価値観を整理しておく
TG-Web
TG-Webとは、ヒューマネージ社が提供するWebテストです。特に難易度が高く知られています。言語・計数・英語・性格の各分野で構成され、複雑な図形問題や論理的思考を問う問題が出題されます。対策なしで臨むと時間が大幅に不足するため、早めの準備が必要です。
◆ TG-Webの概要
- URL目安:assessment.c-personal.com/ / assessment.e-gitest.com/ / c-personal.com/
- 対策:市販のTG-Web対策問題集を時間を計って反復練習。計数分野は図形問題・論理パズルに重点的に取り組む
CUBIC
CUBICとは、基礎能力検査と性格検査の2セクションで構成された適性検査です。中小企業・ベンチャー企業で広く採用されています。言語・数理・図形・論理・英語の各分野が出題されます。
◆ CUBICの概要
- URL目安:web-cubic.jp/ / assessment.cservice.jp/
- 対策:市販のCUBIC対策問題集で時間を計って反復練習。性格検査は自己分析を行い正直に回答する
マイナーな適性検査の種類
主要6種類以外にも、企業によってさまざまな適性検査が使われています。受検URLで種類を特定し、その検査に合わせた対策を行いましょう。
◆ マイナーな適性検査一覧
内田クレペリン
URL判断不可・ペーパーテストのみ
単純な計算作業を繰り返す作業検査法。計算のスピード・正確さだけでなく、ペースの変化や安定性で性格・行動特性を評価する。
【対策】 同様の練習問題を繰り返し行い、手順と感覚に慣れておくことが重要。
TAL
URL:tal-sa.jp が含まれる
性格検査のみ。ストレス耐性やコミュニケーション能力を測定。金融機関・IT企業で採用されることが多い。
【対策】 自己分析を行い価値観・強みを整理する。素直に回答することが最善。
BRIDGE
URL:generator.cbt.jp / cbt-s.jp が含まれる
能力検査と性格検査の2セクション。計数A(図表読み取り・空欄推測)と計数B(推論・集合)が出題される。
【対策】 市販のBRIDGE対策問題集で時間を計って反復練習する。
YG検査
URL特記なし
120問をはい/いいえで回答する性格検査。外向性・情緒安定性・活動性・社会性などを12側面から評価。
【対策】 直感で素直に回答することが最重要。自分を良く見せようとしない。
ミツカリ
URL特記なし
受検者と企業の相性を測るマッチング型。企業側の社員も同じ検査を受けており、価値観の一致度を測定する。
【対策】 自分の価値観・仕事観を明確にしておき、本音で回答する。
SCOA
URL:apps.ibt-cloud.com
主に公務員試験・一部の民間企業で採用。言語・数理・論理・英語・性格の5分野。高校レベルの数学知識が求められる。
【対策】 市販のSCOA対策問題集を活用。数学の公式を復習しておく。
ミキワメ
URL:survey.career-base.jp が含まれる
性格診断に比重が置かれている。ストレス耐性・周囲への影響力・論理的思考力を測定。能力検査は20分・20問。
【対策】 自然体で回答する。能力検査はSPIや玉手箱の練習で対応可能。
GPS
URL:gps-cbt.com/ が含まれる
音声・動画を使ったユニークな出題形式がある。状況判断能力や思考の柔軟性を多角的に評価。
【対策】 標準的な訓練に加え、批判的思考力(クリティカルシンキング)を意識する。
TAP
URL:empweb21.com が含まれる
難易度が高く問題数が多い。1問あたりの時間が極めて短く、高い処理能力が求められる。
【対策】 時間制限を意識した演習が不可欠。論理パズル等の練習も有効。
不適正検査スカウター
URL:tracs.jp が含まれる
「採用してはいけない人物」を見抜く目的の検査。矛盾した回答はネガティブに評価される。
【対策】 自己分析を行い、一貫性のある正直な回答を心がける。
eF-1G
URL:ef-1g.com が含まれる
心理学・統計学を取り入れた個性的な検査。論理的思考力と柔軟な発想力を測定する。
【対策】 標準対策と並行して、パズル的な思考問題にも慣れておく。
アッテル
URL特記なし
カルチャーフィットを重視。作為的な回答がバレやすい構成で、本音の相性を測定する。
【対策】 自分がどんな職場で活躍できるか、価値観を明確にしておく。
デザイン思考テスト
URL特記なし
クリエイティブな発想力を問う。商社やコンサルで採用増。アイデア作成と他者評価の2段構成。
【対策】 日常の課題に解決策を考える練習で、発想の柔軟性を高める。
Compass
URL特記なし
1問約10秒で解く、極めてスピード重視の構成。SCOAと似た5教科の傾向がある。
【対策】 SCOAの問題集を活用し、学習系アプリ等で反復練習する。
Talent Analysis(旧3E-IP)
URL特記なし
現場での活躍度を評価。加点方式のため、正答数を最大限に伸ばすことが合格のカギ。
【対策】 スピード処理を意識した模擬問題を繰り返し解く。
適性検査のために準備すべきこと
多種多様な適性検査に備えるためには、以下の共通した準備が重要です。検査の種類に関わらず、この3点を押さえておくことで本番に落ち着いて臨めます。
◆ 全検査共通の準備ポイント
能力検査の準備
出題形式を理解し、問題集や模試形式で繰り返し演習しましょう。制限時間が厳しいため、「時間感覚を養う練習」が必須です。まず志望企業がどの検査を採用しているかを調べ、その検査専用の問題集を選びましょう。
性格検査の準備
自己分析を深め、価値観・強みを整理します。正解はないため、「ありのまま」答えましょう。嘘をつくと整合性が崩れ、信頼性が下がります。自己分析ができていると一貫した回答がしやすくなります。
事前情報の収集
先輩の体験談やネットのレビューで事前情報を得ておくだけで、本番の心構えが大きく変わります。就活会議・ワンキャリアなどの口コミサービスでも検査の種類を確認できます。
よくある疑問Q&A
Q. 受検URLを見ても検査の種類がわからない場合はどうする?
URLだけで判断できない場合は、就活会議・ワンキャリア・みん就などの口コミサイトで企業名と「適性検査」で検索すると、先輩の体験談から検査の種類を確認できることが多いです。企業の採用担当者に直接質問するのも有効です。
Q. 複数の検査を受ける可能性がある場合、どれを優先して対策すべき?
まずSPIを優先してください。採用活動の80%以上で実施されているため、最初にSPIを仕上げておくと多くの企業に対応できます。次に志望業界に応じて玉手箱(金融・商社)やSHL(外資・コンサル)の対策を追加していくのが効率的です。
Q. 適性検査は何点以上取れば合格できる?
合格ラインは企業・検査の種類によって異なり、公開されていません。一般的にSPIは正答率60〜70%以上、SHL(C-GAB)は正答率70%以上が目安と言われています。スコアよりも「他の受検者より高い正答率を出す」ことを意識しましょう。
Q. 性格検査は本当に選考に影響する?
影響します。ただし「足切り」ではなく「参考情報」として使う企業がほとんどです。面接での深掘り質問に使われたり、配属先の決定に使われる場合もあります。嘘をつくと面接での回答と矛盾が生じやすくなるため、正直に回答することが最善です。
まとめ
◆ この記事のまとめ
- 適性検査は21種類以上。まずURLから種類を見分けるのが第一歩
- 主要6種:SPI3・玉手箱Ⅲ・CAB・GAB・TG-Web・CUBIC
- マイナー15種は内田クレペリン・TAL・BRIDGE・YG検査・ミツカリなど
- 能力検査は「反復演習」と「時間意識」が基本
- 性格検査は「自己分析」に基づいた「正直・一貫性」が最善
- まずSPIを仕上げ、志望業界に応じて玉手箱・SHLの対策を追加する
自分がどの検査を受けるかを見極め、その検査に合わせた対策を行うことが合格への近道です。この記事を参考に1つひとつの検査にしっかりと向き合って選考に臨みましょう。