就職活動で聞かれる「苦労したこと」に対する回答のコツとは!?

2022.11.30
#就活基礎知識#書類対策#自己分析#面接対策

面接やエントリーシート等でよく聞かれる「苦労したこと」。
面接でうまく答えられず、苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。

 

面接官が「苦労したこと」を聞くのは、挫折から這い上がった過程や失敗から学んだことを知りたいためです。面接で苦労したことを答えるときは、『その結果自分が何を得たか』を意識して伝えるようにすることをおすすめします。

 

今回の記事では、「苦労したこと」を聞かれる理由や、その効果的な答え方・ポイントをお伝えしていきます。

面接官が「苦労したこと」を聞く理由とは

面接で「苦労したことは何ですか?」に対して適切に回答するためには、まず質問の理由を理解しましょう。面接官は、質問することで以下のポイントを把握しようとしています。

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・困難に対する向き合い方
・況把握能力・分析能力
・課題解決力
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それぞれのポイントについて、詳しくお伝えしていきます。

 

社会人として「困難に対する向き合い方」を知るため

面接官は、「苦労したこと」を聞き、困難に対してどう向き合い、どう乗り越えていく人間なのかを知ろうとしています。これまでの経験の中で困難にどのように向き合い、挫折からどう這い上がってきたのかを知り、仕事への取組み方や意識などを推し量ろうとしています。

 

社会人になるとさまざまな困難と向き合う機会が増えます。困難に向き合わず逃げてしまう人は、会社側としては魅力的な人材ではありません。面接官は質問を通して、「その人が困難から逃げないか」「困難を乗り越えられる人材であるか」を確認しています。

 

そのため、面接では「自身が困難を乗り越えられる人材である」とアピールしつつ、困難との向き合い方を具体的なエピソードを交えて説明する必要があるのです。

 

況把握能力、分析能力を把握するため

面接官は「苦労したこと」を質問して、置かれている状況を適切に把握し、分析できる能力を持っているかを見極めようとしています。

 

困難を乗り越えるためには、まずは冷静に状況を把握・分析し、課題の解決方法を考える必要があります。これらの能力は、社会人にとって必須のスキルです。苦労した経験を聞けば応募者が持つ「状況把握能力や分析能力」を理解することができます。

 

課題解決に対する思考力・工夫を見極めるため

面接で「苦労したこと」を聞くのは、課題解決に対する思考力や工夫を見極めるためという意図もあります。「苦労したこと」から乗り越えた方法を知れば、応募者が持つ課題解決力の度合いを知ることができます。

 

苦労を乗り越えるためには、置かれている状況を分析し、解決のために様々な工夫が必要です。

面接官は質問を通して社会人に必須の課題解決力を推測し、自社の中で活躍できる人材かどうかを見極めています。

 

「苦労したこと」に対する的確な回答のポイント

「苦労したこと」に対して適切に回答するために、以下の4つのポイントを押さえていきましょう。

 

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・「苦労したこと」の具体的な乗り越え方を丁寧に説明する
・面接官が状況をイメージできるよう伝える
・苦労から得た学びを伝える
・学んだことを仕事へどのように活用するかをアピールする
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これらを意識すれば、面接官の質問の意図を捉えた回答が完成します。

 

「苦労したこと」をどう乗り越えたかを丁寧に説明する

面接では特に、「苦労したこと」をどう乗り越えたかについて、具体的かつ丁寧に説明することが大切です。

 

面接では、「苦労したこと」の内容だけでなく、それをどう乗り越えたかが重視されます。面接官は、乗り越え方から応募者の人柄や成長性を見ているため、具体的に丁寧に説明しましょう。

「困難をどう乗り越えたか」を十分に整理しないまま回答すると、自分の強みをアピールしきれず、質問の意図を理解していないと判断されてしまう可能性があります。

 

そのためには、まずは、どのような経験に対してどう苦労を感じたのかを考えます。

そして、どのような工夫で乗り越えたのか、当時の過程や気づきに焦点を当てて答えると、自分の良さをアピールすることができます。

 

状況をイメージしやすくなるよう苦労した理由を話す

「苦労したこと」を伝えるためには、なぜ苦労したかを詳しく説明しましょう。

面接官はそのエピソードを経験していません。わかりにくい説明では、苦労の度合いが伝わらず、説得力のある回答にならないのです。

 

そのため、面接官に理解してもらうためには、状況が伝わるよう具体的に説明し、その課題になぜ苦労したか、苦労した理由も説明する必要があります。

 

苦労から得た学びを分析してアピールにつなげる

どんなことに苦労し、その苦労をどう乗り越えたのかをまとめたら、最後に「苦労を乗り越えた経験から学んだこと」を忘れずにアピールしましょう。

 

苦労したことに関する回答はどうしてもネガティブになりがちですが、何を学んだかを伝えると、話の方向性をポジティブにもっていくことができます。

ここは自分をアピールする最大のポイントで、ネガティブな話から、ポジティブな終わり方をするために不可欠です。

 

そのためには苦労したエピソードを振り返り、そこから得た学びについての十分な分析が必要となります。

 まとめ

今回は、面接やエントリーシート等でよく聞かれる「苦労したこと」の答え方について、質問の意図やポイントなどをお伝えいたしました。

 

社会人として必要なスキル・考え方を推し量るこの質問では、苦労したエピソードだけでなく、そこから得た学びや仕事への活かし方を説明することが大切です。

回答を通して、自分自身の採用メリットをアピールする必要があります。質問の意図を把握し、ポイントを押さえて面接官に刺さる魅力的な回答を作りましょう。

 

「苦労したこと」の内容には、ネガティブな部分が多く、前向きな回答へ繋げることが難しい質問かと思います。
しかし、これらの困難な経験は将来必ず活かすことのできる、あなただけの貴重な経験となりますので、積極的にアピールしていきましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆さんの就職活動が、ご自身で納得のいく形に進まれることを願っております。

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