【就活基礎知識】企業選びで重視すべき福利厚生とは?

2023.10.12
#企業分析#働き方#就活基礎知識

就職活動をして初めて福利厚生という言葉に出会う方もいらっしゃるでしょう。

福利厚生とは何なのか、休みが多い企業が福利厚生の充実した企業なのか、福利厚生についての基礎知識についてご案内します。

 

1、福利厚生とは

①福利厚生について

福利厚生とは、通常支払われる給与・賞与のほかに会社から用意されている報酬のことです。

 

 

高度経済成長期やバブル期は、定年までの終身雇用が当たり前でしたが、現在は入社後すぐに辞めてしまったり、業績の関係で辞めざるを得なかったり という方が増えています。

 

 

そこで企業は、福利厚生を充実させることで優秀な人材の採用や従業員の定着など、安心して働ける環境作りに取り組んでいます。

 

 

福利厚生の対象は正社員だけではなく、派遣やパート・アルバイトの方にも利用ができるようになっています。

 

また、本人だけではなく一部家族にも還元をすることができるものもありますので、会社選びの際には参考の1つにするといいでしょう。

 

 

②法定福利と法定外福利について

福利厚生には、法定福利と法定外福利厚生の2種類あります。

 

 

法定福利

字の通り、法律により定められている制度になります。

企業が費用を負担して従業員に提供しなければならないと法律が定めているものであり、いわゆる社会保険(雇用保険、健康保険、介護保険、労災保険、厚生年金保険)と子ども・子育て拠出金が該当します。

 

 

法定外福利厚生福利

法定福利以外のものを指し、身近なところだと住宅手当や交通費、退職金などが該当します。

 

 

法定外福利厚生は、毎日の仕事に直接的にかかわることから、休みの日や就業後にリフレッシュとして使えるものなど、さまざまです。

以下、一部ですが例をあげます。

 

【財産形成】

・住宅手当、交通費

・退職金

・確定拠出年金

【食事】

・社員食堂

・カフェエリアの設置

【健康管理】

・健康診断、人間ドック

・予防注射の無料化

【住宅】

・住宅手当、寮

【両立支援】

・育児・介護休業法の規定を超える短時間勤務制度や休業

【休暇】

・リフレッシュ休暇

・アニバーサリー休暇

【自己啓発】

・書籍購入

・資格取得補助

・セミナー参加費の補助

【慶弔災害】

・結婚、出産祝い金

・勤続複数年の祝い金

・災害見舞金

【余暇活動】

・スポーツジム費の補助

・ランチや飲み会の費用補助

【働き方】

・リモートワーク、パソコン貸し出し

・フレックスタイム制度

【その他、ユニークなもの】

・花粉症治療費補助

・帰省時の費用補助

・シエスタ(15-30分ほどの昼寝が認められる)

・〇〇時PC強制シャットダウン(長時間労働を是正するため)

・推しメン休暇制度 など

 

多くの福利厚生があり、自分の健康やリフレッシュだけでなく、趣味について楽しむための制度もたくさんあります。

 

 

 

2、企業選びで福利厚生を重視するべき理由

福利厚生は就職してからの働きやすさに直結しています。

 

 

学生時代にはあまり気にしないでしょうが、実際に働いてみると重要性に気が付きます。

ですので、就職活動において重要視すべき事柄に福利厚生についても含むべきでしょう。

①働きやすさ

 

例えば、東京で就職をすると家賃がかさみます。

 

新卒1年目では収入が高くないので、多少遠くても郊外に住む必要もあるでしょう。

 

 

最初の頃は通勤時間が長くても耐えることが可能かと思いますが、次第に仕事が増えてくると徐々にストレスとなる可能性があります。そうなると通勤自体が負担になり、仕事のパフォーマンスが下がってしまいます。

 

 

そこで、住宅手当の福利厚生があれば会社に近い場所に住むという選択の可能性が広がります。つまり、時間的にも体力的にも働きやすい環境を整えることができるようになります。

 

②モチベーションに繋がる

 

オフィス内におしゃれなカフェスペースがあったり、ゆっくり休憩ができる場所があるだけでもリフレッシュすることができます。また、社員食堂などがあれば、昼食を気にする必要がなく、さらに他の部署の方とも交流ができるなどのメリットもあります。

 

 

その他にも、旅行などで会社の保養所が利用できたり、従業員だけでなく働く家族への還元をしている企業も増えてきています。

 

③休暇制度や諸手当も福利厚生に含まれる

 

法律で必ず取得する様に決められている有給は5日です。

 

土日祝は休み等で年間休日がありますが、海外旅行に行きたいや何かを学びに行きたいというには短いかもしれません。そんなときにリフレッシュ休暇やその他の特別休暇があれば、長期休暇が可能となります。

 

 

他にも、育休や看護休暇など、取得できる権利のある休暇もあります。

 

④福利厚生でスキルアップができる

従業員の成長を支援する制度を導入している企業もあります。

 

 

例えば、資格を取得するには時間や費用が掛かかります。

そういう場合にも会社から費用負担があったり、休みをとれるようになっているだけでリスキリングのハードルが下がります。

 

 

≪民間資格の資格手当 相場

 

ファイナンシャル・プランナー 1級・2級  (1万円~2万円)

日商簿記 1級・2級            (3,000円~2万円)

秘書検定 1級・準1級・2級・3級      (500円~1万円)

マイクロソフトオフィススペシャリスト  (1,000円前後)

TOEIC Listening&Reading Test 650点以上 (3,000円~2万円)

 

出典:https://ten-navi.com/hacks/article-526-41868

 

 

3、まとめ

福利厚生は働く従業員に平等に与えられる会社からの還元です。

 

給与の引き上げより福利厚生の方が安定性があり、自身の将来にとってもより良いものにつながる可能性があります。

 

 

制度の導入はもちろん会社に負担がかかるものになりますが、福利厚生を導入できるのは大企業だけではありません。

中小企業でも福利厚生を取り入れている会社はたくさんありますので、そのような側面からも企業分析を進めてみましょう。

 

 

 

 

*ホワイト企業をご紹介*

 

 

ホワイト企業に認定された企業を知りたい方はクリック!
紹介ページはこちら

 

*ホワイト企業に就職したい方へ*

 

求人をお探しの方は、ホワイト企業のみをご紹介するホワイトマッチがおすすめ!
公式サイトはこちら

 

*当サイトの運営事務局(ホワイト財団)について*

 

 

優れた社内制度を持つ企業へ「ホワイト企業認定」を発行しています!
詳細はこちら

 

関連記事