面接「好きな言葉」の答え方と例文|ジャンル別100選で必ず見つかる

面接でよく聞かれる質問といえば、自己PRや志望動機。でも、「好きな言葉を教えてください」という質問も、実は多くの面接で登場します。

準備していないと咄嗟に答えられず、慌ててしまう就活生も少なくありません。この記事では、面接で「好きな言葉」を聞かれる理由・答え方のポイント・ジャンル別100選をまとめて解説します。

岩元翔

キャリアアドバイザーコメント

日本次世代企業普及機構 代表理事 岩元 翔

「好きな言葉」の質問は一見シンプルですが、面接官は言葉そのものよりも「その言葉を通じてどう行動してきたか」を見ています。一期一会・切磋琢磨など誰でも知る言葉でも、自分のエピソードで補強すれば十分差別化できます。企業ごとに使い分けられるよう複数の候補を準備しておくのが理想です。

◆ この記事でわかること

  • 面接官が「好きな言葉」を聞く2つの意図
  • 好きな言葉の答え方・選び方3つのポイント
  • ジャンル別・好きな言葉100選(四字熟語・ことわざ・名言)
  • 自分に合った言葉の探し方

面接官はなぜ「好きな言葉」を聞くのか

意図1:学生の人柄・価値観を知りたい

「好きな言葉」の回答から面接官が知りたいのは、その学生の人柄や価値観です。どんなことに重きを置いているか、物事をどう考えているか——言い換えれば、あなたの「座右の銘」を聞いているのです。

映画やアニメの言葉でも、「そのキャラクターが好きだから」ではなく、「こういった困難に立ち向かう考え方に共感した」という具体的な理由を添えれば、面接の回答として十分成立します。面接官が知りたいのは「あなたが何を好きか」ではなく、「あなたが何を大切に生きているか」です。

意図2:社風や求める人物像に合っているかの確認

面接官は「好きな言葉」が示す価値観が、自社の社風や求める人物像とマッチするかどうかを見ています。一般的に良い言葉でも、企業の方向性と合わなければ効果は薄れます。

◆ 企業との相性チェック例

  • 人のつながりを重視する企業に「一期一会」→ ◎ マッチする
  • 人のつながりを重視する企業に「継続は力なり」→ ■ 関連性が薄い
  • 堅実さを重視する企業に「思い立ったが吉日」→ ■ ミスマッチの可能性あり

「好きな言葉」の答え方・3つのポイント

ポイント1:言葉の意味を正しく理解しているか

聞き慣れている言葉だからと安易に選ぶと、意味を誤解していた場合に大きなマイナスになります。

! 間違えやすい言葉の代表例

「情けは人の為ならず」
◎ 正しい意味:人に情けをかけることは、巡り巡って自分に返ってくる良いことである
✗ 誤解されやすい意味:人のためにならないから情けをかけない方がいい

よく知っているつもりの言葉ほど要注意。必ず意味を確認してから使いましょう。

ポイント2:自分の行動に反映されている言葉を選ぶ

「なんとなく好き」ではなく、自分が実際に行動の指針にしている言葉を選ぶことが重要です。座右の銘のように、自分を励ましたり律したりしてきた言葉の方が、人柄が伝わりやすく説得力も増します。

★ 回答例(マザーテレサの格言を使う場合)

好きな言葉:「暗いと嘆くより、あなたが進んで明かりを灯しなさい」(マザーテレサ)

この言葉は「不平不満を言う前に、自らが行動して現状を変えることが大切だ」という意味です。私はサークル活動で練習環境への不満が出たとき、文句を言うのをやめて自分から改善案を提案しました。その結果、チーム全体の雰囲気が変わった経験があり、この言葉を常に胸に置いています。

言葉の意味→自分のエピソード→今後への抱負、という流れで答えると、面接官に強く印象づけられます。

ポイント3:応募企業の社風に合っているか確認する

好きな言葉はあなたの考え方・行動指針のようなものです。その言葉が示す価値観が企業の社風と合っているかどうかを、事前に必ず確認しましょう。企業の理念・社風・求める人物像を調べたうえで、最も響く言葉を選ぶのがベストです。

好きな言葉100選|ジャンル別一覧

ここからは、面接で使える「好きな言葉」をジャンル別に紹介します。応募企業の社風や自分の行動指針と照らし合わせながら、ぴったりの言葉を探してみてください。

向上心・成長意欲・努力に関係する言葉

  • 継続は力なり
  • 石の上にも三年
  • 雨だれ石を穿つ
  • 千里の道も一歩から
  • 塵も積もれば山となる
  • 為せば成る、なさねばならぬ何事も
  • 栄光に近道なし
  • 粉骨砕身
  • 因果応報
  • 勇往邁進
  • 日進月歩
  • 事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない(勝海舟)
  • 成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ(ビル・ゲイツ)
  • 成功は必ずしも約束されていないが、成長は必ず約束されている(アルベルト・ザッケローニ)

好奇心・勉強家に関係する言葉

  • 人生一度きり
  • 試行錯誤
  • 永遠に生きるかのように学べ(ガンジー)
  • 学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し(孔子)
  • ハングリーであれ、愚か者であれ(スティーブ・ジョブズ)
  • 面白きことなき世を面白く住みなすものは心なりけり(高杉晋作)
  • 難しい問題は、小さく分けて考えなさい(ルネ・デカルト)
  • 自分が何者であるかに固執しなければ、自分がなり得る最高の自分になれる(老子)
  • チャンスやきっかけは、本当に目の前にたくさんある(向井千秋)

忍耐力・粘り強さに関係する言葉

  • 初志貫徹
  • 不撓不屈
  • 七転び八起き
  • 雲外蒼天
  • 堅忍不抜
  • 進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む(福沢諭吉)
  • 成功とは、失敗を重ねても、やる気を失わないでいられる才能である(ウィンストン・チャーチル)
  • 勝利は、もっとも忍耐強い人にもたらされる(ナポレオン)
  • 限界が見えてからが勝負(野村克也)
  • 悔しいと思うならまだ戦える(山口つばさ『ブルーピリオド』)

協調性・コミュニケーション・気遣いに関係する言葉

  • 一期一会
  • 三方良し
  • 和を以て貴しとなす
  • 切磋琢磨
  • 縁の下の力持ち
  • 明朗快活
  • 全員が一緒に前進すれば、成功は後からついてくる(ヘンリー・フォード)
  • 心の中で感謝するだけなら、本当の感謝ではない(ミゲル・デ・セルバンテス)
  • 縁の下の力持ちになることを厭うな(前島密)
  • 親切なおこないは、たとえ些細なことでも無駄にはなりません(イソップ)

ポジティブ・明るさに関係する言葉

  • 失敗は成功のもと
  • 追い求める勇気があれば、すべての夢はかなう(ウォルト・ディズニー)
  • 世の中には辛いことがたくさんありますが、それに打ち勝つことでも溢れています(ヘレン・ケラー)
  • 前向きにもがき苦しむ経験は、必ず自分の生きる力になっていく(落合博満)
  • 昨日は取り戻せないけれど、明日勝つか負けるか自分次第だ(リンドン・ジョンソン)
  • 全ては過程だ、結果ではない(カール・ルイス)

行動力・チャレンジ精神に関係する言葉

  • 百聞は一見に如かず
  • 思い立ったが吉日
  • 虎穴に入らずんば虎子を得ず
  • 善は急げ
  • 鉄は熱いうちに打て
  • 蒔かぬ種は生えぬ
  • チャレンジして失敗を怖れるよりも、何もしないことを怖れろ(本田宗一郎)
  • 後悔とは、やってしまったことにするものじゃなくて、やらなかったことにするもの(キャメロン・ディアス)
  • 志を立てるのに、老いも若きもない(松下幸之助)
  • 生きるとは呼吸することではない、行動することだ(ジャン・ジャック・ルソー)
  • 冒険は最良の師なり(榎本武揚)

リーダーシップ・率先力に関係する言葉

  • 率先垂範
  • 進取果敢
  • 運は勇者に味方する
  • 「どうするか」を考えない人に、「どうなるか」は見えない(野村克也)
  • あなたの行動が他の人に夢を抱かせ、もっと学ぼうと思わせれば、あなたはリーダーだ(ジョン・クィンジー・アダムズ)
  • 何事も、成し遂げるまではいつも不可能に見える(ネルソン・マンデラ)
  • 成功とは到達すべき目的地ではなく、前進し続けるプロセス(アンソニー・ロビンズ)

真面目・責任感に関係する言葉

  • 備えあれば憂いなし
  • 不言実行
  • 有言実行
  • 温故知新
  • 公明正大
  • 品行方正
  • 謹厳実直
  • 念には念を入れよ
  • 学問に王道なし
  • 暗いと嘆くより、あなたが進んで明かりを灯しなさい(マザーテレサ)

柔軟性・適応力に関係する言葉

  • 臨機応変
  • 自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける(松下幸之助)
  • 失敗こそが人生の道のり。本当に学ぶためには自分で世の中に出て失敗するしかない(エマ・ワトソン)
  • 万物は流転し、運もいつ変わるとも知れない(ショーペンハウアー)

謙虚・感謝に関係する言葉

  • 感謝
  • 初心忘るべからず
  • 実るほど頭が下がる稲穂かな
  • 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
  • 人を信じよ。しかし、その百倍も自らを信じよ(手塚治虫)

自分に合った好きな言葉の探し方

◆ 好きな言葉を選ぶ3ステップ

STEP 1:自分の価値観を言語化する
「自分が大切にしていること」「行動の指針にしてきたこと」を書き出してみましょう。
例:努力を続けること・人とのつながりを大切にすること・挑戦を恐れないこと

STEP 2:価値観に合ったジャンルの言葉を選ぶ
上の100選から、自分の価値観に近いジャンルをいくつかピックアップしましょう。

STEP 3:企業の社風・求める人物像と照らし合わせる
企業の採用ページや理念を読み、選んだ言葉がその企業にマッチするか確認します。複数候補を用意しておくと、企業ごとに使い分けられます。

まとめ

◆ この記事のまとめ

  • 面接で「好きな言葉」を聞くのは、学生の人柄・価値観・社風とのマッチを確認するため
  • 言葉の意味を正しく理解し、自分の行動に反映された言葉を選ぶのが基本
  • 応募企業の社風と照らし合わせて言葉を選ぶことが好印象につながる
  • 回答は「言葉の意味→自分のエピソード→今後の抱負」の流れで伝える
  • 企業ごとに使い分けられるよう、複数の候補を準備しておくと安心

面接で聞かれても聞かれなくても、「自分が大切にしている言葉」をひとつ持っておくことは、就活の軸を整えるうえでも役に立ちます。この記事を参考に、あなたにぴったりの言葉を見つけてください。

   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。