就活ES!エントリーシートのアルバイト歴にはどこまで書くべき??

2023.01.18
#就活基礎知識#書類対策#面接対策

就活においてエントリーシート(ES)の作成は必須ですよね。

 

その中には「職歴」を記入する欄がありますが、そこに書くアルバイト歴はどこまで書くべき?そもそも書いてもいいの?という疑問が出てくる方もいるのではないでしょうか。

 

 

そこで、この記事ではESに記入する職歴について詳しく見ていきたいと思います。

ぜひ参考にしてみてくださいね!!

エントリーシートでアルバイト歴って書いてもいいの?

 

結果から言うと、在学中のアルバイト歴はESに職歴として書く必要はありません。

 

 

「職歴」の欄には就職した企業の経歴を書くことが一般的なので、アルバイト経験は職歴に含まないと考えて問題ありません。

 

ですが、アルバイト経験を通して自分が得た知識や経験をアピールすることは大事です。

 

アルバイト経験を記入してはダメといったこともないので、志望企業の仕事に役立つ専門的なスキルが身についている・長期間働いた場合などは、記入することもアピールの一つでしょう!!

数回出勤した、お手伝い程度で働いたなどの経験は記入しない方がいいでしょう。

 

 

Q)ではアルバイト経験がない場合は、空欄でもいいの??

A)職歴欄に何も書かないのはダメです!

 

 

職歴がない、アルバイト経験がない場合でも下記のように「なし」または「特になし」と書き、次の行に「以上」と書くようにしましょう。

 

アルバイト歴で企業が知りたい情報は?

 

次に、アルバイト歴で企業側が知りたいのは「アルバイト経験があるか・ないか」だけではありません。

 

知りたい情報について詳しく見ていきましょう。

-アルバイトを通しての社会経験の有無

企業側がESや履歴書のアルバイト歴から知りたいことのひとつが、「社会経験の有無」です。

 

アルバイトは、労働の対価としてお給料、つまり「時給」という形で報酬を貰います。対価を貰って働くということは、多かれ少なかれ、自分の仕事に責任を持つことになります。

 

そういった経験の有無は、社会に出てから少なからず差として表れると言えるでしょう。

 

「学生気分が抜けていない」「責任感が不足している」といった企業や仕事とのミスマッチをなくすためにも、アルバイト経験を通じた「社会経験の有無」は重要といえます。

 

もちろん、日本の多くの企業では、新卒で採用された社員に対して、最初に「新入社員に対する教育や研修の期間」が設けられています。

 

しかし、企業の一員として働くうえでの責任や自覚は、入社前からあるに越したことはないということです。

-アルバイト経験から得たものは何か

アルバイトをする多くの学生の目的は「お金を稼ぐため」いえるでしょう。

 

働く上で対価として賃金を求めるのは当然ですし、それ自体は何も間違ってはいません。ただ、就活の場でESにアルバイト歴を書く際には、アルバイトで得たものが「お金だけ」では、何のアピールにもならないのです。

 

企業側は、ESや履歴書のアルバイト歴から「アルバイトの経験から何を得たのか」を知りたいと考えています。

 

例えば「接客する上で必要なことが○○であると学んだ」や「こういった問題には工夫することの大切さを実感した」といった、技術的あるいは精神的な成長や学びについて述べましょう。

 

バイトリーダーなどを任された経験がある場合は、経営までとは言いませんが店の管理にも携わることができた経験も言えるとアピールポイントになるでしょう。

 

可能であれば、志望する業界や業種に活かせる学びを挙げるようにすると、よりよい評価が得られる可能性が高いです。

 

エントリーシートにアルバイト歴を書くポイント

 

上記のようにアルバイト歴を通して、企業側が何を知りたいかポイントを押さえたら、実際にアルバイト経験で学んだ知識・経験を具体的に文章で伝えるためのポイントです!

 

ESや履歴書に各ポイントを参考にしてみてください。

-成功・失敗体験を具体的に書く

 

成功・失敗の原因を考え、そこから何を学び、何を行動したのかまで考えるとより良いESとなっていきます。

 

「塾講師」

 

塾講師のアルバイトは指導力だけでなく、例文のようにアイデアや企画力、ユニークな発想力なども企業に生かすことができます。成功体験や楽しいエピソードを書いて、人事担当者にいい印象を持ってもらいましょう。

【例文】

私は大学では英文学を学んでおり、それを生かしたいと塾講師のアルバイト経験があります。

対象は小中学生ですが、講師をしながら人に伝えることでよりいっそう英語力を磨くことができました。

さらに、授業を盛り上げるための工夫が必要であり、企画力やアイデアも身に付きました。思うように成績が伸びずやる気をなくしている生徒がいたのですが、その子は音楽が好きでしたので試行錯誤し英語の歌を使って授業を試みたのです。

 

そうするとどんどんモチベーションが上がり、覚えも良くなりテストでも90点以上を取れるようになりました。

貴社では新プロジェクトに向けてのメンバーを募集されているとのことなので、塾講師で得た企画力を生かして良いアイデアを提供したいと考えております。

-継続したことを書く

アルバイト経験で継続したことをアピールポイントとするのは、粘り強い印象を与え社会人としての能力を評価されやすくなります。

 


例えば「接客を行う上で常に朗らかな笑顔でお客様を迎える努力をし続けた」など「継続するために時間の使い方を工夫した」などと話せると良いでしょう。

 

「コンビニエンスストア」

 

コツコツ積み重ねられる努力は社会人になっても、必須のスキルです。仕事によっては規模が大きく、長期的に取り組む仕事もあります。継続力が高ければ社会人としての能力を評価されるでしょう。

【例文】

私は、コンビニエンスストアでのアルバイトを2年間続けております。
夜勤に入る日もあり、学業と並行して続けることは厳しいといわれたこともありましたが、継続し頑張ることができました。

コンビニエンスストアで身に付いたのは、敬語の使い方と時間の使い方です。お客様へはもちろんですし、先輩や上司にも正しい敬語を使えるようになりました。

 

また夜勤をすることで、スケジュール管理が習慣付いて以前よりも時間を上手に使えるようになったことも成長だと思います。日中は学校に行き夕方からアルバイトする日もあれば、夜勤後にしっかり休息をとり勉強をするといったスケジュールもありました。

 

ですがどちらかに偏るのではなく、健康管理もしっかり行い無理なく両立する力が身につきました。

またコンビニエンスストアで学んだことはとても基本的なことですが、貴社の営業職ではお客様との第一印象が重要だと考えます。

営業職は時間の使い方も大切ですし、アルバイトでの継続する力の学びを生かして営業成績ナンバー1を目指したいです。

 

▼重要ポイント▼

 

会社名や店舗名などは伏せましょう!

エントリーシートは、アルバイト先の会社名や店舗名は伏せて書くのが無難です。アルバイト歴に会社名や店舗名を記入するという決まりはないため、無理に書く必要はありません。

 

アルバイト先が企業のライバル会社に当たることや、情報漏洩や守秘義務に対する責任感が足りないと受け止められる可能性もあるため、記入する必要の無い名称は避けておきましょう。

 

この記事のまとめ

 

アルバイト歴の項目は、企業が就活生の人間性や能力を知るためのものと情報原とも言えます。

したがって、企業が必要とする能力にマッチする回答にすることが高評価のポイントと言えるでしょう。

 

自分が培ったノウハウや具体的なエピソードとアルバイト経験から身に付いたスキルや学びを思う存分しっかりアピールすることが大事です。

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