
就活で提出する履歴書の学歴欄には、書き方のルールがいくつかあります。特に編入・3年次編入・留年・留学・休学・中退がある場合は、入学年・卒業年がイレギュラーになりやすく、どう書くべきか迷いやすいポイントです。
結論、編入は「編入学」という正式名称で、編入前の学校の卒業(または中途退学)と合わせて時系列で記載します。3年次編入も同様で、編入先は学部・学科まで正式に書きます。省略した記載は学歴詐称とみなされるため注意が必要です。本記事では履歴書の編入・3年次編入・留年・留学・休学・中退のパターン別書き方を例文つきで解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。履歴書の学歴欄で最も多いミスは「卒業年の誤り」と「省略語の使用」です。留年・編入・中退いずれも正式名称で正確な年月を記載することが最優先。面接で聞かれた時に簡潔に説明できる準備をしておけば問題ありません。学歴欄に過剰に説明を書くより、事実を正確に書くことが大切です。
📋 この記事でわかること
📎 卒業見込みの書き方:履歴書の「卒業見込み」の書き方|在学中・卒業予定との違いや必要書類
📎 履歴書の不備対策:履歴書の不備・記入漏れで落ちる理由と5つのNG
📎 ES添削サービス:ES添削サービスおすすめ10選|種別の特徴と注意点を解説
目次
履歴書の学歴欄は、これまでの経歴や学んできたことを示す重要なものです。採用担当者が応募者に接触する最初の資料のひとつでもあるため、ルールにしたがって正確に書く必要があります。

年月は、応募先の企業から指定がない限り和暦と西暦のどちらで書いても問題ありませんが、履歴書および応募書類全体で統一する必要があります。
⚠ 注意:和暦・西暦が混在すると時系列がわかりにくいだけでなく、採用担当者に「細かい配慮ができない人物」というマイナスの印象を与えます。和暦の場合でも数字は漢数字ではなく算用数字を使用します。
学歴は、最初の行の中央に「学歴」と記入し、次の行から記入を始めます。新卒の履歴書では中学校卒業から古い順に記入し、高校以降は入学と卒業の両方を記入してください。

📝 学校名の正式表記ルール
学校名は省略せず正式名称を使用
中学→中学校 / 高校→高等学校
公立・私立を明記
公立は「〇〇県立」、私立は「私立」を学校名の前につける
学科・コースまで詳細に
高校でも学科・コースが設置されている場合はすべて記入
大学は学部・学科まで
大学院は修士課程・博士課程まで記入
新卒の就活では在学中に履歴書を提出するため、現在通っている学校はまだ卒業していません。そのため学校名の後ろに「卒業見込み」と記入します。大学院や専修学校の場合は「修了見込み」となります。
💡 ポイント:「在学中」や「卒業予定」は新卒就活の履歴書では使用しません。卒業までの単位が取得できており入社年の3月に卒業できる状態を意味する「見込み」を使用します。
学歴を書き終えたら、一行あけて中央に「職歴」と記入し、次の行から内容を記入するのがルールです。新卒で正社員・契約社員としての就労経験がない場合は「なし」と記入します。
学歴と職歴をすべて書き終えたら、右端に「以上」と記載します。これにより、この先に記載すべき内容がないことを採用担当者に伝えられます。

入学年・卒業年は早見表で確認しましょう。卒業年を1年間違えると就職浪人や募集対象外と判断される可能性があります。
転校や転入・編入は省略語のため、「転入学」「編入学」と正式に記入します。編入前の学校と編入先の学校を時系列で明記することで、学歴詐称を疑われない正確な記載ができます。

✏️ 編入学の書き方のポイント
① 「編入学」と正式名称で書く
「編入」は省略形のためNG
② 編入前の学校は卒業か中退かを正確に
事実通りに記載する
③ 編入先は学部・学科まで正式名称で
省略すると学歴詐称扱いになるリスク
④ 年月は入学・卒業・編入で全て正確に
早見表で必ずダブルチェック
3年次編入とは、短期大学・専門学校・他大学から4年制大学の3年次に入学することです。書き方の基本は通常の編入学と同じで、「編入学」として記載し、入学・卒業の時系列が伝わるように書きます。
📋 3年次編入の具体例
2020年3月 〇〇短期大学〇〇学科 卒業
2020年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 3年次編入学
2022年3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み
💡 ポイント:スペースがある場合は「3年次編入であることがわかるよう補足」すると親切ですが必須ではありません。短期大学・専門学校からの編入も同じ書き方で問題ありません。
⚠ 編入学でやりがちなNG例
NG①編入前の学校を省略する → 学歴詐称リスクあり。必ず記載
NG②「編入」と略して書く → 「編入学」が正式名称。履歴書では正式形で書く
NG③編入前が卒業か中退かを曖昧にする → 事実を正確に書く。短大を卒業してからの編入なら「卒業」と明記
NG④3年次編入の入学年を4年次で計算する → 編入した時点の年月を正確に記載
浪人や留年は、学歴に記入する必要はありません。入学・卒業年度がずれるため、誤りがないように正しく記載しましょう。虚偽を記載すると学歴詐称となります。
💭 留年がある場合に多い不安と結論
Q. 履歴書に留年と書かないといけない?
→ 学歴欄に明記する必要はない
Q. 卒業年がずれていると不利?
→ 事実を正確に時系列で書くことが最優先
Q. 面接で理由を聞かれたら?
→ 簡潔に説明できる準備をしておくと安心
在学中に1年以上海外の学校に正規留学・交換留学した場合には、その事実が明確になるように、期間と国名・学校名・学部を併記します。

⚠ 注意:1年未満の留学や正規留学・交換留学以外の留学は海外研修の扱いであり、学歴には記入できません。アピールしたい場合は自己PR欄を利用してください。
大学を1年以上休学した場合は、留年と区別するために休学について記載し、理由を簡単に併記してください。


退学や中退は省略語のため、「中途退学」と正式な記載を使用し、記入の横や下の欄に簡単に理由を併記します。

⚠ 注意:学校への在籍が短期間であっても、中退したことを省略すると学歴詐称となります。正確な年月とともに漏れなく記載しましょう。
履歴書の記載内容に誤字や脱字があると、「詰めが甘い」「細かい部分に注意を払えない」などとマイナスに捉えられる可能性があります。履歴書を一通り書き終えたら誤字脱字がないかを必ずチェックしてください。
卒業年を1年間違えた場合、就職浪人をしたか募集対象外の学年と判断される可能性があります。卒業年・入学年は早見表などを使って確認し、細心の注意を払って記入してください。
Q1. 履歴書 編入はどう書くのが正解?
「編入」ではなく「編入学」と正式名称で書きます。編入前の学校(卒業または中途退学)と編入先の学校(学部・学科まで)を時系列で記載。省略は学歴詐称とみなされるため必ず正確に書きましょう。
Q2. 3年次編入 履歴書の書き方は?
編入前の学校(短大や他大学)の卒業または中途退学を記載した後、「〇〇大学〇〇学部〇〇学科 3年次編入学」と記入します。3年次編入の補足はスペースがあれば書けば親切ですが必須ではありません。
Q3. 短大からの編入はどう書く?
短期大学を卒業してから4年制大学に編入した場合は、「〇〇短期大学〇〇学科 卒業」と明記した後、「〇〇大学〇〇学部〇〇学科 編入学」と時系列で書きます。短大を卒業せずに編入した場合は「中途退学」と書いてください。
Q4. 履歴書に留年と書く必要はある?
学歴欄に留年と明記する必要はありません。入学年・卒業年を正しく書けば学歴は成立。面接で聞かれた場合に簡潔に説明できる準備をしておくと安心です。
Q5. 履歴書の学歴はどこから書く?
新卒の場合は中学校卒業からが基本です。高校以降は入学と卒業をセットで書き、学校名は正式名称に。大学は学部・学科まで、大学院は修士課程・博士課程まで記入してください。
Q6. 学歴欄に書ける資格がない場合は?
資格が一切ない場合でも「特になし」と記入。空欄のまま提出するのは記入漏れとみなされる場合があるため避けてください。普通自動車運転免許など日常的な免許・資格も忘れず記載しましょう。
Q7. 浪人は学歴に書くべき?
浪人は記載不要です。入学年・卒業年が後ろにずれるだけ。面接で「なぜ卒業が遅れたか」を聞かれた際に説明できるよう準備しておきましょう。
Q8. 大学院に進学する予定の場合は?
大学院進学予定の場合は「〇〇大学院〇〇研究科 修士課程入学予定」と記載。実際に入学が確定した時点で「入学」に書き換えます。
Q9. 専門学校はどう書く?
「〇〇専門学校 〇〇学科」と書きます。卒業時は「卒業」、卒業見込みの場合は「卒業見込み」を記載。修了制の場合は「修了」となります。
Q10. 留学先の学校名は英語で書くべき?
日本語表記が原則です。例:「University of California, Los Angeles」→「カリフォルニア大学ロサンゼルス校」。英語表記をスペースに余裕があれば併記しても問題ありません。
Q11. 休学の理由は詳しく書くべき?
学歴欄では簡潔に(留学のため・病気療養のため・経済的事情のため等)。詳細は面接で聞かれたら正直に答える形で十分です。プライベートな内容は簡略化して問題ありません。
Q12. 中退理由は書く必要ある?
簡潔に書くのが原則。「経済的理由のため中途退学」「進路変更のため中途退学」など。中退の事実を隠すと学歴詐称になるため必ず記載してください。
Q13. 学歴欄が足りない場合は?
行数の多い履歴書フォーマットを選ぶか、職務経歴書を併用するのがおすすめ。文字を小さくして詰め込むのは読みづらくなるためNG。

履歴書の学歴欄は「事実を正確に・正式名称で・時系列で」書くのが鉄則。編入・留年・休学・中退などイレギュラーな経歴も省略せず正直に記載しましょう。学歴詐称扱いされるリスクを避けるためにも、面接で説明できる準備とセットで臨むのが正解です。
📌 この記事のまとめ
📚 履歴書・ESクラスター 関連記事
【履歴書の書き方】
【ES(エントリーシート)】
【志望動機・自己PR】