インターンシップ参加時には髪色を暗く染めるべき?業界別の目安を解説

就活準備をするにあたってインターンシップへの応募や参加を控えている学生の中には、「髪色を暗くしないと、派手に見えて悪目立ちするかもしれない」と悩んでいる人もいると思います。

服装は出かける前にリクルートスーツを着れば対応できますが、髪色は就職活動のときだけ変えることはできません。必ずしも黒でなければ就職活動ができないというルールもありませんが、表情や話し方・内容でのアピールを邪魔しない正しい髪色を確認しておく必要があります。この記事では、インターンシップ・就活での髪色の考え方・業界別レベル目安・染め直しのタイミング・よくある疑問まで徹底解説します。

岩元翔

日本次世代企業普及機構 代表理事

岩元 翔

インターンシップでの髪色に正解はありませんが、判断の基準は「志望業界の雰囲気に合っているか」です。アパレル・美容系は個性を表現することが評価されますが、金融・医療・公務員系は清潔感と落ち着きが求められます。迷ったときは「その企業の社員と並んで違和感がないか」を基準に判断してください。

◆ この記事でわかること

  • 就活時の身だしなみの考え方
  • 企業側が落ち着いた髪色を好む2つの理由
  • インターンシップにおすすめの髪色レベル(JHCAレベルスケール)
  • 業界別の髪色レベルの目安(3分類)
  • 染め直しのタイミングと美容院での頼み方
  • 髪色に関するよくある疑問Q&A

◆ 関連記事:インターンシップとは?種類・時期・準備・当日の流れを完全解説【27卒・28卒版】

就活時の身だしなみは、清潔感と自分らしさを表現することも大切

 

就活時の身だしなみの考え方

身だしなみについて悩む学生は多いでしょう。特におしゃれでカラーリングやヘアスタイルを楽しんでいる人は、就活時の見え方と自分らしさのどちらを重視すればいいのか迷うでしょう。

就活の身だしなみには、どの企業にも共通する「正解」は存在しません。自分が希望する業界や職場の雰囲気によって合わせることが大事なのです。例えばアパレル業界や美容業界を希望するのに髪色を真っ黒にすることは必須ではありません。業界に合わせて常識と自分らしさを保ちつつ就活に挑みましょう。

重要なのは「自分が何を優先しているか」を採用担当者に伝える身だしなみかどうかです。清潔感があり、その企業・業界の雰囲気に合っていれば、多少の個性は問題ありません。反対に業界の雰囲気を無視した髪色・服装は「業界研究が不足している」という印象を与えてしまう場合があります。

インターンシップ中の髪色について

 

企業側に落ち着いた髪色が好まれる理由とは?

インターンシップ参加時に企業側が落ち着いた髪色を好むとされている理由は2つあります(業界によって異なります)。

◆ 落ち着いた髪色が好まれる2つの理由

  • ① 学生らしさを感じられるから:落ち着いた髪色は「真面目」「清潔」という印象だけでなく「学生らしさ」を感じられます。企業側が新卒社員に求めるのは専門性ではなく「フレッシュさ」「素直さ」「前向きさ」です。落ち着いた髪色のほうがそれらを感じやすい傾向があります。
  • ② 明るすぎる髪色は遊び感覚と受け取られる可能性がある:企業側はインターンシップで「着飾っていないその人らしさ・人間性を見極めたい」と考えています。あまりにも明るすぎる髪色で参加すると「インターンよりも普段のおしゃれを優先している」と判断される場合があります。

ただしこれはあくまで「多くの企業において」の傾向です。アパレル・美容・クリエイティブ系の企業では個性的な髪色が歓迎されることもあります。大切なのは「その企業・業界の文化に合っているかどうか」という視点で判断することです。

インターンシップにおすすめの髪色レベル

JHCAレベルスケール

引用元:JHCA レベルスケール

「レベルスケール」とは、髪色の明るさを4〜15の12段階に分類したもので、数字が大きくなるにつれて髪色が明るくなります。写真の4〜7程度の明るさの黒髪で参加することが無難でしょう。

中には髪色に寛容な業界や企業もありますが「この業界は茶色の髪色でも絶対に大丈夫」という明確な基準はなく、あくまで傾向です。自分の志望する企業ではどんな人をターゲットとしているのか、入社したらどんな人と接することになるのかを想定してふさわしい髪色を判断しましょう。

迷ったときの判断基準:「この企業の採用ホームページや社員インタビューに載っている社員と、自分の髪色を並べて違和感がないか」を確認しましょう。これが最も確実な判断方法です。

業界別髪色レベルの目安

 

★ 業界別の髪色レベル目安

  • ① 金融・医療・福祉・公務員・ホテル:髪色について厳しいところが多い。男性:黒(レベル4〜5)、女性:ほぼ黒(レベル5まで)。清潔感・誠実さが最重視される業界のため、インターンでも黒髪が最も安全
  • ② 一般的な会社・サービス業:派手すぎない自然な茶色ならマイナスにならないことが多い。男性:ほぼ黒(レベル5まで)、女性:ダークブラウン〜焦げ茶(レベル7程度)
  • ③ アパレル・美容・デザインなどクリエイティブ業界:髪色も表現の一つと考えられ自由な職場が多い。ただしインターンの場合は金髪やメッシュは避けた方が無難。男女ともにダークブラウン(レベル7程度)

同じ業界でも企業によって許容される髪色は異なります。上記はあくまで一般的な傾向であり、特定の企業が必ずこの基準を採用しているわけではありません。志望企業の採用ページ・説明会・OB訪問で実際の社員の髪色を確認するのが最も確実です。

染め直しのタイミングと美容院での頼み方

いつ染め直せばいい?

インターンシップの参加が決まったら、参加の1〜2週間前に染め直すのが理想的です。直前すぎると髪が傷んだ状態になってしまうことがありますし、逆に早すぎると根元の明るい色が目立ってしまいます。

  • ■ インターン参加が複数社ある場合:最初の参加の2週間前を目標に染め直す
  • ■ 就活全体を通じて:3月の本選考解禁前に一度染め直し、その後は2〜3か月ごとにメンテナンスする
  • ■ 地毛が明るい場合:無理に染める必要はないが、採用担当者に誤解される心配があれば面接で一言添えるか、黒く染めるかを選択する

美容院での頼み方

美容院では「就職活動用・インターンシップ用に暗くしたい」と伝えれば、プロが適切なカラーを提案してくれます。具体的な希望がある場合は「JHCAレベルスケールの6〜7くらいにしたい」と伝えると精度が高くなります。

黒染めをする際は「ブルーブラック(青みのある黒)」を避け「ナチュラルブラック(自然な黒)」を指定することで、より自然な仕上がりになります。極端に黒すぎると人工的な印象を与えることもあるため、美容師と相談しながら適切な明るさを決めましょう。

髪色に関するよくある疑問Q&A

Q. 地毛が茶色い場合はどうすればいい?
A. 地毛の色は選考に影響しません。ただし採用担当者が「染めている」と誤解する可能性がある場合は、面接や自己紹介で「地毛の色です」と一言添えるか、黒く染めていくかを選択してください。

Q. オンラインインターンでも髪色は気にした方がいい?
A. オンラインでも採用担当者の目に入ることに変わりはありません。画面越しでも明るい髪色は目立つため、対面と同様の基準で整えておくことをおすすめします。

Q. インターン終了後はまた明るくしてもいい?
A. インターンシップが終了しても、本選考が控えている場合は暗い髪色をキープすることをおすすめします。本選考・内定後の懇親会・入社式まで継続して管理することで「一貫性がある」という印象を保てます。

Q. 黒染めスプレーで代用してもいい?
A. 黒染めスプレーは一時的には有効ですが、汗や雨でムラが出やすく、屋外移動中に目立つ場合があります。可能であれば美容院でしっかり染め直すことをおすすめします。

まとめ

 

◆ この記事のまとめ

  • 就活の身だしなみに唯一の正解はなく、志望業界の雰囲気に合わせることが重要
  • 落ち着いた髪色が好まれる理由は「学生らしさ」と「真剣さの表現」の2つ
  • 一般的な目安はレベルスケール4〜7(黒〜暗めのブラウン)
  • 金融・医療・公務員は黒髪推奨、クリエイティブ系はレベル7程度まで許容される傾向
  • 迷ったら「その企業の社員と並んで違和感がないか」を基準に判断する
  • 染め直しはインターン参加の1〜2週間前が理想。美容院で「就活用に暗くしたい」と伝えればOK
  • 地毛が明るい場合・オンラインインターンでも同様の基準で考える

就活で第一印象は見た目で決まることも多いため、悪目立ちすると思う要素はなるべく排除する方が無難です。インターンシップの時点から社会に出るための基礎力を身につけていきましょう。

   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。