就活準備をするにあたってインターンシップへの応募や参加を控えている学生さんの中には、「髪色を暗くしないと、派手に見えて悪目立ちするかもしれない」と悩んでいる人もいると思います。
服装は出かける前にリクルートスーツを着て就活用の靴を履き、鞄を持ち替えれば良いですが、髪色は就職活動のときだけ変えることはできません。
必ずしも黒でなければ就職活動ができないというルールもありません。そのため、ある程度自分らしさを残しつつ、表情や話し方、内容でのアピールを邪魔しない正しい髪色を確認しておく必要があります。
この記事では、インターンシップの場での髪色について詳しく紹介していきます。
目次
身だしなみについて、悩む学生は多いことでしょう。
特におしゃれでカラーリングやヘアスタイルを楽しんでいる人は就活時の見え方と自分らしさ、どちらを重視すればいいのか迷うでしょう。
大前提として就活の身だしなみに、どの企業にも共通する「正解」は存在しません。
自分が希望する業界や、職場の雰囲気によって合わせることが大事なのです。
例えばアパレル業界や美容業界を希望するのに、髪色を真っ黒にすることは必須ではありません。
自分らしさを見た目で表現し、インターンシップに挑むことも大切でしょう。
業界に合わせて、常識や自分らしさを保ちつつ就活に挑みましょう!
次に、インターンシップ中の髪色について詳しく見ていきましょう。
インターンシップ参加時に企業側が、落ち着いた髪色を好むとされている理由は2つあります。
※業界によって異なります。
➀学生らしさを感じられるから
学生の中には、何度もカラーリングを行う人もいるでしょう。ですが学生の本業は勉強です。
落ち着いた髪色は単に「真面目」「清潔」という印象を残すだけではなく、「学生らしさ」を感じられることもポイントの1つと言えるでしょう。
企業側が新卒社員に求めるものは、専門性ではなく「フレッシュさ」「素直さ」「何事も受け入れ手成長していこうという前向きさ」などです。
必ずとは言えませんが、落ち着いた髪色のほうがフレッシュな新人になってくれそうな「学生らしさ」を感じることができます。
②明るすぎる髪色は遊び感覚で参加しているのでは?と感じる
一方、なぜ明るい髪の印象がよくないかというと、就職活動の一環であるインターンシップという場に「おしゃれをしてきている」と感じられてしまう可能性があります。
おしゃれは決して悪いことではありません。
しかし、おしゃれかそうでないかで評価するのではなく、着飾っていないその人らしさ、人間性を見極めたいと考えて企業側はインターンや面接を設けているのです。
そのため、あまりにも明るすぎる髪色などで参加すると、「インターンよりも普段のおしゃれを優先している」、「インターンの意図を理解せず遊び感覚で来ている」と面接官が判断する場合も考えられるでしょう。
自分が社会人になったときに必要とされる考え方はどのようなものかを意識して、自分の目線だけでなく他人からどう見られているかという点も気にかけましょう。
『レベルスケール』とは、髪色の明るさを4~15の12段階に分類したもので、数字が大きくなるにつれて髪色が明るくなります。
写真の4~7程度の明るさの黒髪で参加することが無難でしょう。
中には髪色に寛容な業界や企業もありますが「この業界は茶色の髪色でも絶対に大丈夫」という明確な基準はなく、あくまで傾向です。
自分の志望する企業ではどんな性別、年齢層、社会的立場の人をターゲットとし、もし入社することができたらどんな人と接することになるのかを想定して、ふさわしい髪色を判断しましょう。
ここでは、業界別の髪色レベルをご紹介します!
参考までに、日本ヘアカラー協会(JHCA)が提唱している「レベルスケール」(髪色の見本)に沿って、業界別に髪色レベルをまとめました。
➀金融、医療、福祉、公務員、ホテル
上記の業界は髪色について厳しいところが多いです。
接客業や堅いイメージのある業界では暗めの色が望ましいです。
男性:黒
女性:ほぼ黒(レベル5まで)
②一般的な会社やサービス業
派手すぎない自然な茶色ならマイナスにならないことが多いです。
男性:ほぼ黒(レベル5まで)
女性:ダークブラウン〜焦げ茶(レベル7程度)
③アパレル、美容、デザインなどクリエイティブ業界
髪色も表現の一つと考えられ、男女ともに髪型や髪色が自由な職場が多いです。ただしインターンの場合は金髪やメッシュは避けた方が無難でしょう。
男性:ダークブラウン(レベル7程度)
女性:ダークブラウン(レベル7程度)
就活で第一印象は見た目で決まることも多いため、悪目立ちやこれはやりすぎかな?と思う要素はなるべく排除する方が無難です。
好きな髪型や髪色にするチャンスは就職後にもあるので、少しの間だけ我慢して悔いのないよう就活をやりきりましょう。
インターンシップに参加する際、髪色に迷ったら実際に働いている人や周りの意見・情報を収集し「たかが髪色」と思わず、インターンシップの時点から練習しておき、社会に出るための基礎力を身につけていきましょう。