
インターンへの参加を考えたとき、エントリーシートや面接で必ず求められるのが「志望動機」です。「どう書けば通過できる?」「例文の使い回しはバレる?」「他の学生と差をつけるには?」と悩む就活生は多いです。
この記事では、志望動機を書く5ステップ・企業が見ているポイント・業界別例文4選・NG例と改善法を徹底解説します。押さえれば、どの業界・企業のインターン選考にも応用できる志望動機が書けます。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。志望動機で採用担当者が最も見ているのは「目的意識の明確さ」です。「御社に興味があります」だけでは通過できません。「なぜこの企業なのか(他社ではダメな理由)」と「何を学びたいのか(具体的な目標)」の2点を軸に書きましょう。
📋 この記事でわかること
目次
▶ 採用担当者が確認する3つのポイント
志望動機は本選考とは少し異なります。本選考では「なぜ入社したいか」が主軸ですが、インターンでは「なぜこの企業のインターンで学びたいのか」「何を得たいのか」が主軸です。この違いを意識して書きましょう。
STEP 1:企業・業界の魅力を徹底的に調べる
HP・採用ページ・プレスリリース・社員インタビューを読み込み「この企業だけの強み・特徴・取り組み」を言語化。「競合と何が違うか」「独自のサービス・技術・カルチャーは何か」の観点で調べると、企業固有の内容が書きやすい。
STEP 2:インターン参加のきっかけ・背景を探る
「なぜこの企業に応募しようと思ったか」の原点を掘り下げる。業界に興味を持ったエピソード・製品を使った経験・OB訪問での感銘など実体験を。「アプリを毎日使っている」「授業で課題を学んで興味を持った」など身近なきっかけでよい。
STEP 3:インターンで学びたいことを具体化する
「何でも学びたい」は避け、「〇〇の業務を体験し△△のスキルを身につけたい」と一言で言えるレベルまで絞る。募集要項のプログラム内容と紐づけると説得力が増す。
STEP 4:将来のキャリアとのつながりを示す
学んだことを「将来どう活かすか」を示すと一貫性と説得力が生まれる。ビジョンが明確でない場合も「この業界で働く適性を確認したい」でOK。
STEP 5:PREP法でまとめる
Step1〜4の内容をPREP法(結論→理由→具体例→結論)で構成。最初に「なぜ参加したいか」の結論を述べ、背景・エピソード・将来の展望を展開する流れが最も読みやすく評価されやすい。
▶ PREP法テンプレート
例文①:IT・テック系
私が貴社のインターンシップに参加したい理由は、実際のシステム開発の現場でアジャイル開発のプロセスを体験したいからです。大学のゼミでWebアプリ開発に取り組む中で、プロトタイプを素早く作り改善を繰り返す開発手法の重要性を学びました。しかし教科書上の知識と実際の現場では大きなギャップがあると感じており、プロの開発環境で実践的に学ぶ必要性を痛感しています。貴社は国内IT企業の中でもアジャイル開発を先駆けて取り入れており、実際の業務でその考え方を実践している企業だと伺っています。インターンシップを通じて開発の現場に入り、要件定義から実装・テストまでの一連の流れを体験することで、将来エンジニアとして活躍するための基礎力を身につけたいと考えています。貴社での経験を就活後のキャリアに直接活かし、ユーザーに価値を届けるプロダクトを作れるエンジニアを目指します。
例文②:営業・商社系
私が貴社のインターンシップへの参加を志望したのは、顧客の課題を解決する提案型営業を実際の業務の中で学びたいためです。父が中小企業を経営しており、幼い頃から「会社が成長するには営業力が命だ」という言葉を聞いて育ちました。就職後は法人営業に携わりたいと考えており、社会に出る前に本物の営業現場を体験しておきたいと強く思っています。貴社のインターンシップでは実際の商談への同行や提案書の作成ができると伺い、まさに自分に必要な経験を積める環境だと感じ応募しました。インターンを通じて提案力・ヒアリング力・課題設定力という営業の3つの核心スキルを実践の中で磨きたいと考えています。インターンで培った力を入社後に直接活かし、自分の担当領域でトップセールスを目指します。
例文③:マーケティング・広告系
貴社のインターンシップへの参加を志望した理由は、データドリブンなマーケティング施策の立案プロセスを体験したいからです。大学でSNSマーケティングを独学で学び、自分でコンテンツを運用した経験はありますが、実際のビジネス規模で行うマーケティングは全く次元が異なるものだと感じています。個人の運用では見えてこないユーザーインサイトの深掘り・大規模なABテスト・データ分析をもとにした意思決定を学べる環境を探していました。貴社は月間UU数が業界トップクラスで、ABテストやユーザーデータ分析をもとに施策を改善し続けている点に強く惹かれました。インターンシップでは実際のキャンペーン立案や効果測定に携わらせていただき、数字を根拠にしたマーケティング思考を身につけたいと考えています。将来はデジタルマーケティングの専門家として、事業の成長に直接貢献できるマーケターを目指しています。
例文④:金融・コンサル系
貴社のインターンシップへの参加を志望したのは、財務分析とロジカルシンキングを実務の中で磨きたいと考えているためです。大学のゼミでは財務諸表の分析と企業価値評価を学んでいますが、ケーススタディと実際のクライアント課題の間には大きなギャップがあると感じており、本物のビジネス課題に向き合う機会を強く求めていました。貴社は中堅企業の経営改善に強みを持つコンサルティングファームで、若手メンバーにも早期から分析業務を任せるカルチャーがあると伺いました。実際の案件に近い形でフレームワークを使いながら課題解決を考える体験ができる点に、他社にはない大きな魅力を感じています。インターンシップを通じてクライアントの課題を構造的に捉え解決策を提案するプロセスを体験し、論理的思考力と実行力を実践の中で鍛えたいと考えています。将来は経営戦略の領域でプロフェッショナルとして活躍することを目指しています。
⚠ NGな志望動機の特徴と改善法
ESで書いた志望動機は、面接でもほぼ必ず深掘りされます。面接では文章よりも簡潔さ・熱量・具体性が求められます。
Q1. 志望動機は何文字くらいで書くべき?
エントリーシートの指定欄に合わせ、指定文字数の9割以上が目安です。
指定がない場合は300字前後がひとつの目安です。短すぎると熱意が伝わりにくくなります。
Q2. 本選考の志望動機と同じでいい?
同じではいけません。主軸が異なります。
インターンは「なぜこの企業で学びたいか・何を得たいか」、本選考は「なぜ入社したいか」が中心です。書き分けましょう。
Q3. 志望動機が思いつかないときは?
まず企業研究から始めましょう。
事業・強み・カルチャーを調べ、製品を使った経験や授業で持った興味など、自分の実体験と結びつけると書きやすくなります。
Q4. 例文をそのまま使ってもいい?
そのまま使うのはNGです。
例文は構成・言い回しの参考にとどめ、企業固有の内容と自分の体験を必ず盛り込みましょう。テンプレ感はすぐ見抜かれます。
Q5. 学びたいことが曖昧でも書ける?
1〜2点に絞り、具体的に書くのがコツです。
募集要項のプログラム内容と「学びたいこと」を紐づけると、熱意と説得力が伝わります。
Q6. 将来のビジョンがなくても書ける?
「この業界で働く適性を確認したい」でも問題ありません。
明確なビジョンがなくても、学んだことをどう活かすかは必ず一言添えましょう。
Q7. 複数社に応募するときはどうする?
使い回さず、1社ずつ企業固有の動機を書きましょう。
面倒でもStep1の企業研究を都度行うことが、通過率を大きく左右します。
Q8. PREP法以外の構成でもいい?
「結論を先に書く」点を守れば構いません。
採用担当者は多くのESを読むため、冒頭で要点が伝わる構成が有利です。PREP法は最も無難で評価されやすい型です。
Q9. 面接ではどのくらいの長さで話す?
1〜1分30秒を目安にまとめましょう。
最初の一文で「なぜこの企業か」を言い切り、簡潔さと熱量を意識します。声に出して練習しておくと安心です。
Q10. 「なぜ他社ではないのか」と聞かれたら?
企業研究で見つけた「この企業だけの強み」を根拠に答えます。
競合との違い(独自のサービス・技術・カルチャー)を一つ挙げられるよう準備しておくと、深掘り質問にも対応できます。
📌 この記事のまとめ
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