
インターンシップへの参加を考えたとき、エントリーシートや面接で必ず求められるのが「志望動機」です。「どう書けば選考を通過できるの?」「例文を参考にしたいけれど使い回しはバレる?」「他の学生と差をつけるにはどうすればいい?」と悩む就活生は多いです。
この記事では、インターンシップの志望動機を書く5ステップ・企業が見ているポイント・業界別例文4選・NG例と改善法を徹底解説します。ここで紹介する内容を押さえれば、どの業界・企業のインターン選考にも応用できる志望動機が書けるようになります。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
私たちは累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。インターンシップの志望動機で採用担当者が最も見ているのは「目的意識の明確さ」です。「御社に興味があります」だけでは選考を通過できません。「なぜこの企業なのか(他社ではダメな理由)」と「何を学びたいのか(具体的な目標)」の2点を軸に書きましょう。
目次

採用担当者がインターンシップの志望動機を読む際に確認しているポイントは主に3つです。これを理解せずに志望動機を書くと、採用担当者の評価基準とズレた内容になってしまいます。
また、インターンシップの志望動機は本選考の志望動機とは少し異なります。本選考では「なぜ入社したいか」が主軸になりますが、インターンでは「なぜこの企業のインターンで学びたいのか」「インターンを通じて何を得たいのか」が主軸になります。この違いを意識して書くことが重要です。
志望動機を書く前に、まず企業・業界について徹底的に調べましょう。企業のホームページ・採用ページ・プレスリリース・社員インタビューなどを読み込み、「この企業だけが持つ強み・特徴・取り組み」を言語化します。企業研究を怠ると「どの企業にも使い回せる志望動機」になってしまい、採用担当者にすぐ見抜かれます。
具体的には「競合他社と何が違うのか」「この企業独自のサービス・技術・カルチャーは何か」という観点で調べると、企業固有の内容が書きやすくなります。
「なぜこの企業のインターンに応募しようと思ったのか」の原点を掘り下げましょう。業界への興味を持ったエピソード・企業のサービスや製品を実際に使った経験・OB訪問で話を聞いて感銘を受けたことなど、自分の実体験に基づくエピソードを見つけてください。
エピソードは小さなものでも構いません。「御社のアプリを毎日使っている」「業界の課題を授業で学んで興味を持った」といった身近なきっかけが、読み手の印象に残る志望動機につながります。
「どんな経験を積みたいか」「どんなスキルを身につけたいか」を具体的に言語化します。「とにかく何でも学びたい」という表現は避け、「〇〇の業務を体験することで、△△のスキルを身につけたい」と一言で表現できるレベルまで絞り込みましょう。
この部分が具体的であればあるほど、「この学生はうちのインターンに本当に参加したいんだ」という熱意が伝わります。インターンシップの募集要項に記載されているプログラム内容と自分の学びたいことを紐付けると、より説得力が増します。
インターンで学んだことを「将来どう活かすか」を示すことで、志望動機に一貫性と説得力が生まれます。「インターンで営業力を学び、将来は〇〇業界でキャリアを積みたい」という方向性を示しましょう。将来のビジョンが明確でない場合も「この業界で働くことへの適性を確認したい」という言い方で問題ありません。
Step1〜4で整理した内容をPREP法(結論→理由→具体例→結論)で構成します。最初に「なぜこの企業のインターンに参加したいか」という結論を述べてから、背景・エピソード・将来の展望を展開する流れが最も読みやすく評価されやすい構成です。
ESで書いた志望動機は、面接でもほぼ必ず深掘りされます。面接では文章で伝えるよりも簡潔さ・熱量・具体性が求められます。
Q1. インターンの志望動機は何文字くらいで書くべき?
エントリーシートの指定欄に合わせるのが基本ですが、200〜400字が一般的な目安です。文字数指定がある場合は、その9割以上を埋めると熱意が伝わります。長すぎると要点がぼやけるため、「結論→理由→具体例→展望」の構成で簡潔にまとめましょう。
Q2. 「学びたいから」という志望動機はダメ?
「学びたい」だけでは弱いです。「何を」「なぜこの企業で」学びたいのかを具体化しましょう。「貴社の〇〇事業の現場で、△△のスキルを身につけたい」というように、企業独自の要素と結びつけると説得力が一気に高まります。
Q3. 業界が決まっていない段階でも志望動機は書ける?
書けます。「この業界・企業への適性を確かめたい」という動機でも十分です。むしろインターンは進路を見極める場でもあるため、「〇〇に興味があり、実際の現場で適性を確認したい」という素直な動機は好意的に受け取られます。
Q4. 例文をそのまま使うとバレる?
そのまま使うのは避けましょう。採用担当者は多くのESを読んでおり、テンプレート的な文章はすぐ見抜かれます。例文は「構成」と「言い回し」の参考にとどめ、企業研究で見つけた固有の要素と自分の実体験を必ず盛り込んでオリジナルの志望動機に仕上げてください。
Q5. インターンと本選考で志望動機はどう変えるべき?
インターンでは「何を学びたいか」が主軸、本選考では「なぜ入社したいか」が主軸になります。インターンの段階で「御社に入社したいです」と言い切ると、企業研究が浅い印象を与えることも。インターンでは学びと成長への意欲を中心に据えましょう。
Q6. 短期(1Day)インターンでも志望動機は必要?
必要です。1Dayでも「なぜこの企業の1Dayに参加したいか」を簡潔に書きましょう。短期の場合は「業界・企業理解を深めたい」「社風を体感したい」といった動機が自然です。長期インターンほど踏み込んだ内容は求められませんが、企業名を入れた具体性は必須です。
Q7. 志望動機と「ガクチカ」は何が違う?
志望動機は「未来」、ガクチカは「過去」を語るものです。志望動機は「これからインターンで何をしたいか」、ガクチカは「これまで何に力を入れたか」。混同しないよう、志望動機では過去の経験を「だから貴社で〇〇したい」という未来への接続に使いましょう。
Q8. 未経験・知識ゼロの業界でも応募していい?
問題ありません。インターンは「経験を積む場」であって「即戦力を示す場」ではないためです。知識ゼロでも「興味を持ったきっかけ」と「学びたいこと」が具体的なら十分です。むしろ未経験だからこその素直な学習意欲が好意的に受け取られることもあります。
Q9. 複数社に同じ志望動機を使い回してもいい?
骨格(構成)は共通でも構いませんが、「なぜこの企業か」の部分は必ず書き換えてください。ここを使い回すと「どの企業にも出せる内容」になり、採用担当者にすぐ見抜かれます。企業研究で見つけた固有の魅力を1〜2文入れるだけで、オリジナリティが大きく変わります。
Q10. 志望動機が思いつかないときはどうすればいい?
まず「その企業を知ったきっかけ」を書き出すところから始めましょう。サービスを使った経験、ニュースで見た、説明会で印象に残った——どんな小さなきっかけでも出発点になります。そこから「なぜ興味を持ったか」「何を確かめたいか」を掘り下げれば、自然と志望動機の形になります。
