合否が決まる就活の面接対策!面接に強くなるコツとは?

2022.10.14
#就活基礎知識#面接対策

就職活動において、全体的なスケジュールの把握は非常に重要です。以前の記事に明記したようにしっかり確認して取り組みましょう。

今回のテーマは「面接」。就職活動においてとても気になるポイントです。

 

企業を知るための合同企業説明会や企業単独の会社説明会への参加、その後エントリーシート(ES)対策、グループディスカッション(GD)を経て、面接にて合否が決定していきます。就活の中心は面接であるため、内定・採用を掴み取るには面接対策を徹底することが非常に大切です。

 

面接は様々な形式がありますが、一貫して採用担当者が目を光らせてチェックしていることは「自社に合う人材かどうか」「入社後活躍してくれる人材であるか」です。良い評価を獲得するためにも、面接を受ける前の準備、面接当日のマナーや流れ、よくある質問など対策をして面接に挑みましょう。

就職活動において面接の種類把握

【個人面接】

個人面接は、就活生1名に対して15〜30分ほど行われます。面接官は1人のこともあれば、複数人になることもあります。個人に対して質問するため、一人あたりにかける時間が長く、深掘りされることが多いという特徴があります。集団面接のように他者から影響を受けることはありませんが、個人面接は質問に対する受け答えや会話のテンポの良さなどが重要となります。就活において最終合否の決定などの重要な局面で行われるため、しっかりと練習や対策をしておきましょう。チェックされるポイントは基本的なマナーやコミュニケーション能力をはじめ、就活生の本質や人柄、熱意などが見られます。面接前は履歴書やエントリーシートに記載した内容を確認し、発言に相違があればマイナスポイントとなる場合もあるので、自分がなにを書いたか確認しておくことも重要です。

 

【集団面接】

集団面接は就活において、面接の中でもスタンダードな方法です。一次面接に多くみられる形式が、就活生3〜5名ほどのグループと面接官によって行なわれ、チェックされるポイントは個人面接と変わりありません。しかし、他の就活生と比較されやすい環境にあるため他の人の影響を受け本来の力が発揮できないケースもあります。十分な準備と対策が必要ですし、他の就活生が回答しているときの傾聴姿勢にも気をつけましょう。

 

【グループディスカッション形式】

近年、就職活動の選考によく組み込まれるようになったのが、グループディスカッション形式の面接です。グループディスカッションは、企業側が提示したテーマに沿って議論する形式の面接です。個人・集団面接のように、就活生に対する質問はされません。チェックされるポイントは、ディスカッションにおける人との関わり方です。具体的には、リーダーシップや協調性、論理的思考力や周りへの配慮などがチェックされます。

 

【プレゼンテーション形式】

プレゼンテーション形式では、その名の通り企業が提示したテーマについて面接官の前でプレゼンテーションをしてもらう面接形式です。コンサルティング会社、研究職など専門職の面接で取り入れられることが多い形式で、テーマに対してしっかりと勉強できているか、わかりやすく話せているかといったポイントがチェックされます。プレゼン資料などの準備が事前に必要であり、また一般的な質疑応答の面接よりも自分から主体的に色々なことを話す必要があります。面接官から質問される形式ではないため、話し方や人柄、立ち振る舞いなどのポイントもチェックされます。

 

 

面接のマナー

面接では、マナーを守った行動をすることが基本です。マナーのある就活生と評価してもらうためにも、下記のポイントを押さえて面接に臨みましょう。

 

・時間厳守

面接は時間厳守が基本です。自己都合の遅刻はマイナス評価につながってしまうため、時間に余裕を持って5〜10分前には受付を済ませれるよう行動することが重要です。人身事故などのやむを得ない理由で遅刻してしまう場合は、「遅れる」とわかった時点ですぐに謝罪と遅れる旨を連絡しましょう。

 

・身だしなみ

業界によって身だしなみを見るポイントは違いますが、清潔感は社会人として重要なポイントです。スーツやシャツにシワがないか、汚れた靴を履いていないか、髪が顔にかかっていないかなどといったポイントがチェックされます。外見の印象が評価の全てではありませんが、社会人の常識でもある身だしなみがしっかりしていないと、面接自体の評価も変わってしまいます。

 

・挨拶

面接は第一印象が最も重要で、挨拶はマナーとして基本です。ただ単に挨拶するのでなく、相手に意欲的な気持ちが伝わるようにハキハキと笑顔で明るい挨拶ができているかが大切です。第一印象として大きく影響するため、相手の目を見て挨拶を心がけましょう。

 

・言葉遣い

正しい言葉遣いで話ができているかも、面接官がチェックしているポイントです。社会人になると上司や取引先など目上の人とコミュニケーションを取る機会が多くあります。相手に不快な印象を持たせないように話せているか、正しい言葉遣いができているかが大切です。面接練習の中で不安な言葉遣いがあれば、模擬面接などでチェックしておきましょう。

 

 

面接においてのプレゼンテーションのコツ

面接の回数は企業によって様々です。2回で終わる企業もあれば、面談も合わせて5回以上行う企業もあります。面接官によって見るポイントが違うため、基本的なプレゼンテーションが大切になってきます。

 

・業界・企業研究をしていることを面接官へ伝える

・印象に残る話し方

・面接で聞かれやすい質問を把握しておく

 

それぞれ詳しくお伝えします。

・企業研究をしていることを面接官へ伝える

当然のことですが採用する企業側としては、他社ではなく自社で働きたいという熱意が強い人を採用します。短い面接時間の中で就活生が熱意を企業側にアピールするには、自分がその会社の企業研究をしていることを伝えることが最も効果的です。事前に面接を受ける会社について理解し、その業界の動向や見通しなどを面接の中に組み込むことをおすすめします。特に代表取締役の挨拶や経営理念や経営方針などホームページの情報には、必ず目を通してください。四季報やメディアに取り上げられた記事などもチェックを怠らないようにしましょう。

 

・印象に残る話し方

面接官は集団面接などであれば1日に十数名の面接をすることになります。そのため一般的な受け答えの内容や話し方では印象が残らず、選考に進んだり内定を手にすることは困難です。面接ではできるだけ、面接官の印象に残る話し方をすることをおすすめします。表情や声のトーンを明るくしたり、身振り手振りを加えるのも効果的です。面接官と意思疎通をしコミュニケーションを取ることを意識しながら、会話をしましょう。

 

 

・面接で聞かれやすい質問を把握しておく

就活において、面接で聞かれやすい質問というのは想定の範囲で、ある程度決まっています。面接で聞かれやすい質問を把握し、事前に回答する内容を自分なりの言葉で話せるように考えておきましょう。内容を丸暗記してしまうと、棒読みになり熱意や意欲的な気持ちが伝わりにくくなったり、回答が飛んで何も言えずに面接が終わってしまう可能性が高くなるので、そこまで神経質になることはありません。聞かれやすい質問というものが存在するので、面接準備としてチェックしておきましょう。

 

【聞かれやすい質問】

・自己PRをお願いします

・学生時代に力を入れて頑張ったことはなんですか?

・志望動機を教えてください

・長所、短所を教えてください

・挫折経験を教えてください。また、それを克服した内容もセットで教えてください

・入社後にしたいことを教えてください

・他社の選考状況を教えてください など

 

最後に

これまで書いてきたように、面接は内定を貰えるか否かという大事な局面で、選考過程に組み込まれることが多い選考手法です。しかし、面接はポイントを掴んでおけば怖くありません。初めてのことで、初めは頭が真っ白になって言葉が思うように出なかったり伝わらなかったりなどは多少あると思います。面接は数をこなし慣れることで、グッと内容がよくなります。就活では筆記の対策やエントリーシートの内容を高めることもちろん大切ですが、面接の練習もしっかり行っておきましょう。

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