インターンシップの準備を8ステップで解説|目標設定から自己PR対策まで

インターンシップに参加することが決まったものの、「当日に何をすればいいのかわからない」「何を準備すれば良いかわからない」と不安になっている就活生も多くいます。事前の準備をしっかりしておくことで、インターンシップ本番に集中して取り組めるようになります。

この記事では、インターンシップ参加前にやるべき準備8ステップを具体的に解説します。「何から始めればいいかわからない」という方はこの8ステップを順番に実践するだけで、インターンシップ本番を自信を持って迎えられるようになります。

岩元翔

日本次世代企業普及機構 代表理事

岩元 翔

インターンシップの準備で最も大切なのはStep1の「目標設定」です。「このインターンで何を得たいか」を明確にしてから参加しないと、業務をこなすだけで終わってしまいます。8ステップをすべて行う必要はありません。自分に必要なステップを選んで、実行に移しましょう。

◆ この記事でわかること

  • インターンシップ参加前にやるべき準備8ステップの詳細
  • 各ステップで具体的に何をすべきか
  • 当日の最終チェックリスト
  • インターンシップ参加後にすべきこと(就活への落とし込み方)

◆ 関連記事:インターンシップとは?種類・時期・準備・当日の流れを完全解説【27卒・28卒版】

インターンシップ参加前の準備8ステップ

Step1:インターンシップの目標を設定する

インターンシップ参加前に準備することの中でも一番大切なのが目標設定です。「このインターンシップを通じて何を得たいか」を明確にすることが準備の出発点です。

インターンシップを通じて「業界の知識を深めたい」「自分の強みを確認したい」「特定のスキルを身につけたい」「ESや面接のネタを作りたい」など、目標を明確に持つことがモチベーションの維持にもつながります。インターンシップ終了後にどのような自分になっていたいかをイメージして目標を設定しましょう。

目標は「〇〇の業務を通じて△△のスキルを身につけ、就活の自己PRに活かす」というように、具体的・行動的・期間が明確な形で言語化しておくと参加中のモチベーション維持に役立ちます。

Step2:インターンシップ先の情報を収集する

インターンシップ先のことをあらかじめ詳しく知っておくことで、当日の理解度が大きく変わります。企業ホームページを見るだけでなく、業界情報・競合他社の動向・最新ニュースも確認しておきましょう。

◆ 確認しておくべき情報

  • 企業の事業内容・ビジョン・ミッション・企業理念
  • 代表的な製品・サービス・取引先
  • 業界内でのポジション・競合との違い・強み
  • 最近のニュース・プレスリリース・IR情報
  • 口コミ・社員インタビュー記事・採用ブログ
  • インターンシップのプログラム内容・スケジュール

特に「なぜこの企業のインターンに参加したのか」という質問は初日の自己紹介やグループワークで必ず聞かれます。企業研究が浅いと答えに詰まってしまうため、事前にしっかり調べておきましょう。

Step3:履歴書・ESを作成する

書類選考があるインターンシップでは、履歴書・エントリーシート(ES)の内容がインターン参加の可否を左右します。読みやすく伝わりやすい文章で、自分の強み・参加意欲を明確に表現しましょう。

ESに書いた内容は面接でも必ず深掘りされます。自分が書いた内容はすべて「なぜそう思ったのか」「具体的にどんな経験があるのか」と聞かれても答えられるよう準備しておきましょう。また誤字脱字・文字数オーバー・指定フォーマットの遵守は最低限のマナーとして必ず確認してください。

ESは企業ごとに書き直すのが鉄則です。使い回しはすぐに採用担当者に見抜かれます。「なぜ他社ではなくこの企業のインターンなのか」という企業固有の内容を必ず盛り込みましょう。

Step4:インターンシップの面接に備える

面接が予定されている場合は面接対策を行いましょう。よく聞かれる質問への回答を事前に準備しておくことで、本番で慌てずに答えられます。回答は頭の中で考えるだけでなく、必ず声に出して練習することが重要です。

★ インターン面接でよく聞かれる質問

  • インターンシップに応募した理由・志望動機(「なぜこの企業か」を必ず明確に)
  • インターンシップを通じて学びたいこと・得たいもの
  • 自己紹介(大学・学部・専攻・サークル・バイト等を簡潔に)
  • 自分の強み・長所(具体的なエピソードとセットで)
  • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
  • 将来のキャリアプラン・なりたい姿

面接対策では「答えを暗記する」のではなく「自分の言葉で話せるようになる」ことを目標にしましょう。暗記した回答は棒読みになりがちで、逆に不自然な印象を与えてしまいます。

Step5:スキルの向上(事前学習)

インターンシップ先の業界・職種に関連する知識をあらかじめ勉強しておくことで、業務への理解が深まります。参加するインターンの業種に応じて必要な知識を事前にインプットしておきましょう。

◆ 業種別おすすめの事前学習

  • IT・エンジニア系:プログラミング基礎(Python・JavaScript等)・GitHub・Figmaなど
  • マーケティング系:SEO基礎・SNS広告・Googleアナリティクスの見方・データ分析の基礎
  • 営業系:業界知識・トークスクリプトの構造・提案書の作り方・PREP法
  • 金融・コンサル系:財務諸表の読み方・ビジネスフレームワーク(3C・SWOT・ロジックツリー等)
  • デザイン・クリエイティブ系:Canva・Adobe製品の基礎操作・UI/UXの基本知識

事前学習は「完璧に理解する」必要はありません。インターン参加前に「この業界ではこういった考え方が使われているんだ」という程度の理解でも、当日の吸収速度が大きく変わります。YouTubeの入門動画・業界の入門書・企業のブログ記事などを活用して効率よくインプットしましょう。

Step6:身だしなみ・服装を整える

インターンシップにふさわしい服装・身だしなみを整えておくことは基本中の基本です。スーツがある人は事前にシワや汚れがないか確認し、必要であればクリーニングに出しておきましょう。

  • 服装指定がある場合:指定に従う。「スーツ着用」の場合は清潔感のあるシンプルなスーツを選ぶ
  • 服装指定がない場合:企業に事前確認するか、オフィスカジュアルで参加するのが無難
  • 髪型:業界・企業の雰囲気に合わせる。金融・医療系は黒髪推奨。クリエイティブ系はレベル7程度まで
  • 持ち物:筆記用具・メモ帳・学生証・印鑑・クリアファイルは必須

当日の朝に慌てないよう、前日のうちに持ち物・服装・ルート確認まで済ませておくことをおすすめします。

Step7:応募・締め切り管理

複数のインターンシップに参加する場合、各インターンの締め切り・開催日程・提出書類をカレンダーやメモで管理しましょう。締め切りの見逃しや二重予約は避けたいトラブルです。スマートフォンのリマインダー機能を活用するのも効果的です。

! 締め切り管理で注意すること

  • ESの締め切りは「その日の23:59まで」ではなく「余裕を持って2〜3日前には提出」を目標にする
  • 複数社にエントリーしている場合、各社のマイページを定期的に確認して見落としを防ぐ
  • 合否連絡のタイミングも把握しておき、次のアクションを計画しておく

Step8:自己PRの準備

インターンシップでは最初の自己紹介・面接・グループディスカッションなど自分を表現する場面が多くあります。「挨拶・大学名・名前」「趣味・サークル活動」「参加理由・意気込み」の3点を簡潔に盛り込んだ自己紹介文を準備しておきましょう。

自己紹介は30秒・1分・1分30秒の3パターンを準備しておくと、どんな場面でも対応できます。準備した内容は必ず声に出して練習し、スマートフォンで録音して聞き返すことで「えーと」「あの」などのフィラーワードを減らすことができます。

★ 自己PRで意識すること

  • 強みは「具体的なエピソード+数字・結果」とセットで話す(例:「部活でキャプテンを担い、チームの試合勝率を〇%上げた」)
  • 「このインターンで〇〇を学びたい」という参加目的を添えると印象が引き締まる
  • 笑顔・アイコンタクト・ハキハキした声の3点を意識する

インターンシップ当日に向けた最終チェックリスト

! 当日の持ち物・確認事項

  • 筆記用具・メモ帳は持ったか
  • 学生証・印鑑・クリアファイルは準備できているか
  • 服装・髪型・爪・身だしなみは整っているか
  • 会場の場所・最寄り駅・所要時間を確認したか(Googleマップで経路確認)
  • スマートフォンの充電は十分か(モバイルバッテリーもあると安心)
  • 企業の担当者の連絡先・緊急連絡先を控えているか
  • 自己紹介の内容は頭に入っているか
  • 出発は余裕を持って(会場には10〜15分前到着を目標に)

インターンシップ参加後にすべきこと

インターンシップは参加して終わりではありません。参加後の振り返りと就活への落とし込みが、インターンシップの価値を最大化するうえで非常に重要です。

① お礼メールを送る

インターンシップ終了後は翌日中にお礼のメールを送るのがマナーです。採用担当者への感謝を伝えるとともに、インターンで学んだことや印象に残ったことを一言添えることで、あなたの存在を記憶に残すことができます。

② 学んだことを言語化してメモする

インターンシップが終わったら、記憶が新しいうちに「何を学んだか」「どんな気づきがあったか」「自分の強み・弱みとして発見したこと」をメモしておきましょう。このメモが後のES・面接対策の素材になります。

③ ガクチカ・志望動機・自己PRに落とし込む

インターンシップの経験は就活の3大アピール素材(ガクチカ・志望動機・自己PR)に直接活かせます。

  • ガクチカ:「インターンで〇〇というプロジェクトに携わり、△△という成果を出した」という具体的な実績をエピソードとして言語化する
  • 志望動機:「インターンを通じて業界のリアルを知り、〇〇という点に強く惹かれた」という体験に基づいた動機を語れるようになる
  • 自己PR:「インターンで発揮した〇〇という強みを、入社後も△△の場面で活かしたい」という形で根拠のある自己PRができるようになる

まとめ

◆ この記事のまとめ

  • 準備8ステップ:目標設定→情報収集→ES作成→面接対策→事前学習→身だしなみ→スケジュール管理→自己PR準備
  • すべてのステップを行う必要はなく、自分に必要なものを選んで実行する
  • 最も重要なのはStep1「目標設定」。「このインターンで何を得たいか」を一言で言えるようにする
  • ESは企業ごとに書き直す。使い回しはすぐに見抜かれる
  • 当日は10〜15分前到着を目標に余裕を持って行動する
  • 参加後はお礼メール・振り返りメモ・ガクチカへの落とし込みの3つを行うことで最大限活かせる

インターンシップへの参加前に8つのステップを参考に準備を行ってください。準備が充実していればいるほど、インターンシップ本番での学びの質が上がります。そして参加後の振り返りまでセットで行うことで、インターンシップが就活の強力な武器になります。

   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。

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