
「インターンシップに興味はあるけれど、どのようなものに参加すればいいかわからない」「選び方の基準がわからない」と迷っている就活生は多くいます。インターンシップは参加することが目的ではなく、何を学び・どう就活に活かすかを意識して選ぶことが大切です。
結論として、インターンシップの選び方は「業界・企業で選ぶ」「実施期間で選ぶ」「プログラム内容で選ぶ」の3分類があります。志望業界が決まっている人は業界を軸に、まだ絞れていない人は期間やプログラム内容を軸に選ぶと効率的です。本記事では、目的別3分類・4つの探し方・選ぶ際の注意点まで実務的に解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきた中で見えてきたのは、インターン選びで最も重要なのは「自分が何を得たいのか」を先に明確にすることです。業界・企業が絞れている人は志望企業を軸に、まだ絞れていない人は期間やプログラム内容を軸に選ぶと効率的です。学べることが明記されているか・スケジュールが合うか・選考があるかの3点は必ず事前確認しましょう。
📋 この記事でわかること
📎 インターン基本:インターンシップとは?種類・時期・準備・当日の流れを完全解説
📎 関連:インターン準備8ステップ / 何社参加すればいい?
目次
インターンシップは数多くの企業が実施しており、どれを選べばよいか迷う学生は少なくありません。やみくもに参加するのではなく、自分の目的に合ったプログラムを選ぶことが、限られた時間を有効に使う鍵になります。まずはインターンの種類を理解し、自分に合うものを見極めましょう。
インターンシップの選び方は、自分自身の目的に合わせて「業界・企業で選ぶ」「実施期間で選ぶ」「プログラム内容で選ぶ」の3つがあります。それぞれの選び方を紹介します。
興味のある業界や企業が決まっている人は、この選び方がおすすめです。気になる企業がインターンシップを実施していなかったり募集人数が少なかったりする場合には、同じ業界内で探してみてください。同じ業界の企業であれば業界理解の解像度が上がり、仕事内容も似ていることが多いです。
気になる企業の理解を深めるためにも同業他社の情報があると、業界の課題や目指すべき姿が見えてくるなど面接対策にも役立ちます。興味のある業界がある人は同じ業界の中で複数企業に参加してみると、企業ごとの特色をつかむことができます。
★ 業界の例
飲食業界・コンサル業界・観光業界・ファッション業界・金融業界・IT業界・自動車業界・建設業界・ゲーム業界・マスコミ業界・美容業界・医療業界・教育業界など
興味のある業界や企業が特にないという人は、インターンシップ実施期間で選ぶのも1つの方法です。インターンには「短期」「長期」と大きく2つの種類があり、同じ企業のインターンでも両者の違いにより学べることは大きく異なります。
★ 短期・長期の使い分け
短期インターンシップ(1日〜2週間)
「とにかく多くの企業の仕事を体験したい」人向け。
様々な業界や企業を知るきっかけになる
長期インターンシップ(1か月以上)
「ゆっくりと仕事を体験してみたい」人向け。
仕事に必要な基礎知識や考え方を得られ、1つの仕事に対して深く理解できる
長期インターンの探し方は長期インターンの探し方10選、その意義については長期インターンは意味ない?を参考にしてください。
興味のある業界や企業が特にないという人で、インターンシップで得たいものが明確になっている人は、プログラム内容で選ぶのがおすすめです。最終的にどんな知識やスキルを得たいのかをイメージして選ぶと良いです。
「仕事の現場を見たい」「実際の仕事を体験したい」という人は、業務遂行が含まれているプログラムを選ぶのがよいです。営業職であれば実際のクライアントを訪問できる営業同行、開発・研究職であれば製品やシステムの企画から開発までの工程を体験するプログラムなど、仕事が行われている現場を体験できるかを確認してみてください。
グループワーク・プロジェクトを組んでの活動など仕事の疑似体験ができるプログラムも多くあります。「色々なものを学びたい!」という人は実施期間も上手に選びながら、複数のインターンシップに参加すると良いです。
実際にどのようにしてインターンシップ実施企業やプログラム内容を調べるのが良いかを紹介します。就職準備サイト・企業ホームページ・合同企業説明会・学校キャリアセンターの4つの方法があります。
幅広い企業から探したいという人には、就職準備サイトがおすすめです。業種・実施場所・実施期間・フリーワードなどで検索し該当する企業を一覧で確認できるので比較検討もしやすいです。ナビにしか載っていない企業情報も掲載しているため、情報収集の効率が上がります。
志望企業が既にあるものの就職準備サイトでも情報が見つからない場合、企業ホームページをチェックしてみるのも有効です。少人数のみのインターンシップを実施している企業の場合などは、ホームページのみで告知している場合もあります。
合同企業説明会で情報収集する最大のメリットは、1度に多くの企業から直接説明を聞けることです。その場で質問できるので自分に合っている内容かどうかしっかり確認しやすいです。また企業から声をかけられることもあり、知らなかった企業と出会える貴重なチャンスでもあります。1度は参加してみるのもおすすめです。
キャリアセンターは学校によっては就職課や就職部・就職センターとも呼ばれています。各学校が紹介しているインターンシップや学校の先輩たちが参加した体験談など独自の情報があることもあります。1度はキャリアセンターを活用して、どんな情報があるかを確認してみると良いでしょう。
インターンの探し方には複数の方法があり、それぞれに特徴があります。一つの方法に絞らず、複数を併用することで、より多くの選択肢の中から自分に合った企業を見つけられます。次に、代表的な4つの探し方を、それぞれのメリットや特徴とともに、具体的に紹介していきます。
インターン先を選ぶ上での注意点の1つ目は、学べることがあるかどうかを確認することです。「実際の業務を体験したい」と思っても企業説明や座談会で終わる内容であれば、自分が望んだ経験を得られないこともあります。
インターンシップ募集要項をしっかり確認し、自分が学びたいことが実施内容に含まれているか把握しておきましょう。「わざわざ都合を合わせて参加するメリットがあるか」を考えてインターン先を探しましょう。
インターンで何が学べるかについてはインターンで学べること・得られるものも参考にしてください。
注意点の2つ目はスケジュールの確認です。どれだけ自分に合う内容のものでも結局参加できない日程とならないように、最初に実施日程を確認しましょう。特に数日や数週間に及ぶ長期インターンシップは、その間に他の予定と重ならないように注意が必要です。
複数のインターンシップに申し込む場合は日程の重なりが出ないかを確認しましょう。比較的期間の長いインターンシップでは出社しない日でも調査や制作作業などを行うことも多いので、その点も気をつけるようにしましょう。近年はオンラインでインターンを実施する企業も増え、参加しやすくなっています。
注意点の3つ目は選考の有無を確認することです。企業によってはインターンシップに参加するために選考を通過する必要があります。応募したい企業の選考情報は事前に確認することをおすすめします。
人気のインターンシップや募集人数が少ないものばかりを選んでいると「結果的に参加できるものがない」ということも十分考えられるので、その点も考慮して選んでおきましょう。
インターン選びで最も大切なのは、「自分が何を得たいのか」という目的を持つことです。目的が明確であれば、数ある選択肢の中から自分に合った企業を効率よく絞り込めます。焦って数だけを追うのではなく、一社一社を丁寧に選び、納得したうえで参加することが、充実したインターン経験につながります。以下、よくある疑問にお答えします。
自分に合った探し方を見つけることが、納得のいくインターン参加への第一歩になります。
Q1. 志望業界が決まっていない場合の選び方は?
「期間」または「プログラム内容」で選ぶのがおすすめ。短期インターンを複数社経験することで、自分に合う業界が見えてきます。
Q2. 短期と長期、どちらが優先?
目的次第。業界・企業を広く知りたいなら短期、スキルや実績を積みたいなら長期が向いています。両方経験するのが理想的です。
Q3. ベンチャーと大手、どちらを選ぶべき?
これも目的次第。業界理解を深めるなら大手の短期、スキル習得なら長期のベンチャーが向いています。詳しくはベンチャーインターンのメリット・デメリットを参照。
Q4. 選考通過率を上げるには?
志望動機をその企業独自の内容にするのが最重要。インターンの志望動機の書き方を参考にしてください。
Q5. 何社くらい応募すべき?
最低5〜10社、参加は3〜5社が目安。詳しくは何社参加すればいい?を確認してください。
Q6. サマー・ウィンター・スプリングの違いは?
サマー(7-9月)が最大規模・最も早い選考開始。冬・春は本選考直結が多い。詳細はサマーインターンとは・冬季インターンシップとはを参照。
Q7. 海外インターンも視野に入れるべき?
国際的なキャリアを考えるなら有効。海外インターンでスキルアップに詳細あり。費用と時間が必要なので計画的に。
Q8. オンラインと対面、どちらを選ぶべき?
「業界理解はオンラインで効率的、社風や人を見たいなら対面」が基準。両方の組み合わせがベスト。
Q9. 1day(ワンデー)インターンは意味ある?
業界・企業の概要を知るには十分。ただし実務体験は限定的なので、興味があれば3日以上のものに進むのがおすすめ。
Q10. 給与の有無で選ぶべき?
「学べる内容」を優先するのが基本。給与の条件についてはインターンで給料はもらえる?を参考に。
Q11. インターンと採用直結の関係は?
2025年以降は「インターンの一部が採用直結扱い」になっています。インターンと採用の関係で4つのタイプを確認してください。
Q12. 認定企業のインターンを優先するメリットは?
労働環境・教育体制が整っている企業の傾向があり、安心して参加できます。ホワイト企業認定企業の中にも多くのインターン実施企業があります。
Q13. 選び方で最も大切なことは?
「自分が何を得たいか」を先に決めること。目的を明確にすれば、業界・期間・プログラムのどれを軸に選ぶかが自然と決まります。
📌 この記事のまとめ