【2027年卒最新版】就活人気業界ランキング・業種別人気企業TOP10|IT・食品・商社が上位独占

就職活動が本格化すると「同級生たちはどの業界に興味を持っているのか」「今どの業界がトレンドなのか」が気になり始めます。

結論として、2027年卒就活生に最も人気の業界は「①ソフトウエア・情報処理・ネット関連(15.8%)②食品・農林・水産(13.2%)③官公庁・公社・団体(12.0%)」です。人気企業ランキングでは、学情調べでは伊藤忠商事が8年連続トップ、マイナビ・日経調べでは文系ニトリ・理系味の素が首位となりました。今年の特徴はエンタメ系(東宝・任天堂)の躍進、金融系の人気上昇、インバウンド需要での旅行・運輸業界の復活です。

この記事では、2027年卒の最新人気業界ランキング・業種別人気企業TOP10・業界選びのポイントを、累計3,625社を審査してきた認定機関の視点から詳しく紹介します。「27卒に需要が高い分野は?」「志望業界の人気企業はどこ?」といった疑問にお答えします。

岩元翔

日本次世代企業普及機構 代表理事

岩元 翔

私たちは累計3,625社以上を審査し、650社以上のホワイト企業を認定してきました。人気業界ランキングは参考にはなりますが、「人気だから志望する」という理由では面接で説得力が生まれません。ランキングを入り口に業界研究を深め、「なぜこの業界・この企業なのか」を自分の言葉で語れるようにすることが重要です。また、認知度の高い大手企業だけでなく、ホワイト企業認定を受けている隠れた優良企業にも目を向けると、自分に合った企業が見つかりやすくなります。

◆ この記事でわかること

  • 2027年卒 最新 志望業界ランキングTOP10
  • 総合人気企業ランキングTOP10(学情・マイナビ日経)
  • 業種別人気企業TOP10(コンサル・IT・食品・金融・商社など)
  • 27卒就活の主要トレンド(エンタメ躍進・金融復活・インバウンド・AI)
  • 人気業界を志望する際のポイントと注意点

1. 2027年卒 最新 志望業界ランキング

株式会社マイナビが2027年卒の学生を対象に実施した「2027年卒 大学生 志望業界ランキング」(2026年3月発表)の結果を見ていきましょう。

★ 2027年卒 志望業界ランキングTOP10

順位 業界 志望率
1位 ソフトウエア・情報処理・ネット関連 15.8%
2位 食品・農林・水産 13.2%
3位 官公庁・公社・団体 12.0%

出典:マイナビ「2027年卒 大学生 志望業界ランキング」(2026年3月)

1位:ソフトウエア・情報処理・ネット関連(IT業界)

2027年卒で最も人気の業界は「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」(15.8%)です。2026年卒に続き2年連続で1位を獲得しました。

インターネットやスマートフォンが当たり前の環境で育った27卒の学生にとって、IT業界は生活に身近な業界として認識されています。AI・DXの加速で今後の成長期待も大きく、「将来性がある」「スキルが身につく」という理由で選ぶ学生が多数を占めます。

◆ IT業界を志望する主な理由

  • 将来性がある:AI・DX・クラウド分野で今後も成長が期待される
  • スキルが身につく:キャリアに活かせる専門性が得られる
  • 柔軟な働き方:リモートワーク・フレックス制度が進んでいる

2位:食品・農林・水産

2位は「食品・農林・水産」(13.2%)。食品業界は生活必需品を扱うため景気に左右されにくく、安定性を求める学生から根強い人気があります。食品メーカーは理系・文系問わず幅広い人材を採用している点も魅力です。

3位:官公庁・公社・団体

3位は「官公庁・公社・団体」(12.0%)。物価高や経済の先行き不安から、安定志向の学生が公務員・団体職員を志望する傾向が強まっています。ワークライフバランスの良さも人気の理由です。

業界を選ぶ上で学生が重視するポイント

★ 27卒が業界選びで重視しているポイント

  • 1位:給与・待遇(48.8%)
  • 2位:休日・休暇・労働時間(44.9%)
  • 3位:仕事の魅力(39.3%)

※マイナビ「2027年卒 大学生 志望業界ランキング」より

業界選びにおいて仕事内容そのものよりも、待遇面を重視する学生が多いのが27卒の特徴です。物価高や将来への不安が影響していると考えられます。

◆ 待遇・働き方の良い企業を探したい方はこちら:ホワイト企業とは|7つの特徴と見分け方・定義を認定機関が徹底解説

2. 2027年卒 総合人気企業ランキングTOP10

2027年卒向けの就職人気企業ランキングは、複数の調査機関が発表しています。それぞれの特徴を踏まえて確認しましょう。

学情調べ|総合1位は伊藤忠商事(8年連続)

株式会社学情が発表した「2027年卒就職人気企業ランキング」(2025年11月調査・有効回答15,492名)では、伊藤忠商事が8年連続で総合1位となり、2001年以降の最長連続トップ記録を更新しました。

★ 2027年卒 総合人気企業ランキングTOP10(学情調べ)

順位 企業名 業種
1位 伊藤忠商事(8年連続) 商社
2位 味の素 食品
3位 東宝 マスコミ・映画
4位 任天堂 ゲーム
5位 オリエンタルランド エンタメ
6位 大日本印刷 印刷・コンテンツ
7位 集英社 出版
8位 JTBグループ 旅行
9位 KADOKAWA 出版・エンタメ
10位 Sky IT

出典:学情「2027年卒就職人気企業ランキング」

マイナビ・日経調べ|文系トップはニトリ・理系トップは味の素

マイナビと日本経済新聞社が共同で発表した「マイナビ・日経 2027年卒大学生就職企業人気ランキング」(2026年4月発表・有効回答34,905名)では、文系総合でニトリが4年連続トップ、理系総合で味の素が首位となりました。

◆ 文系総合TOP5(マイナビ・日経2027年卒)

  • 1位:ニトリ(4年連続)
  • 2位:味の素
  • 3位:コナミグループ
  • 4位:セガ
  • 5位:トヨタ自動車

◆ 理系総合TOP5

  • 1位:味の素
  • 2位:ソニーグループ
  • 3位:Sky
  • 4位:アイリスオーヤマ
  • 5位:NTTデータグループ

出典:マイナビ・日経「2027年卒大学生就職企業人気ランキング」

2027年卒 就活トレンド

2027年卒のランキングから読み取れる主要トレンドをまとめました。

◆ 27卒就活の5つのトレンド

トレンド1:エンタメ系企業の躍進
東宝(3位)・任天堂(4位)・集英社(7位)・KADOKAWA(9位)など、エンタメ関連企業が総合TOP10に多数ランクイン。ゲーム業界ではニンテンドースイッチ2の発売がゲーム業界人気を押し上げています。

トレンド2:金融系企業の人気上昇
マイナス金利政策の終了や連日の株高報道により、三菱UFJ銀行(33位→大幅上昇)・三井住友銀行・りそなグループ・野村證券などが順位を上げました。

トレンド3:旅行・運輸業界の復活
インバウンド需要の高まりを受け、JTBグループ(8位)・ANA(14位)・JAL(26位)が大きく順位を上げています。

トレンド4:自動車業界のランクダウン
トランプ政権の関税政策で減益の自動車業界は、トヨタ自動車(42位・前回25位)・デンソー(199位・前回140位)と順位を下げています。

トレンド5:AI関連企業の躍進
AIブームを受けて、AI投資を強化しているソフトバンク(131位・前回273位)が大きくランクアップしました。

3. 業種別 人気企業ランキング(2027年卒)

学情発表の2027年卒業種別人気企業ランキングを紹介します。志望業界が決まっている方はぜひ参考にしてください。

コンサル・シンクタンク業界

  • 1位:アクセンチュア
  • 2位:野村総合研究所
  • 3位:KPMGコンサルティング
  • 4位:デロイト トーマツ コンサルティング
  • 5位:アビームコンサルティング
  • 6位:ボストン コンサルティング グループ
  • 7位:PwCコンサルティング合同会社
  • 8位:EYストラテジー・アンド・コンサルティング
  • 9位:三菱総合研究所
  • 10位:マッキンゼー・アンド・カンパニー

IT・通信業界

  • 1位:Sky
  • 2位:NTTデータグループ
  • 3位:サイバーエージェント
  • 4位:楽天グループ
  • 5位:日本IBM
  • 6位:ソフトバンク
  • 7位:ディー・エヌ・エー
  • 8位:KDDI
  • 9位:Visional(ビズリーチ)
  • 10位:アマゾンジャパン

食品・飲料、消費財業界

  • 1位:味の素
  • 2位:サントリーグループ
  • 3位:ロッテ
  • 4位:資生堂
  • 5位:P&G Japan
  • 6位:花王
  • 7位:アサヒビール
  • 8位:キリンホールディングス
  • 9位:ユニリーバ・ジャパン
  • 10位:マルハニチロ

インフラ・交通業界

  • 1位:ANA(全日本空輸)
  • 2位:日本航空(JAL)
  • 3位:JR東日本
  • 4位:日本郵船
  • 5位:阪急阪神ホールディングス
  • 6位:JR東海
  • 7位:東急
  • 8位:ENEOS
  • 9位:商船三井
  • 10位:川崎汽船

※インバウンド需要の拡大でANA・JAL・JR各社が大きく順位を上げています

小売・その他サービス業界

  • 1位:JTBグループ
  • 2位:ファミリーマート
  • 3位:イオンリテール
  • 4位:星野リゾート
  • 5位:三越伊勢丹
  • 6位:エイチ・アイ・エス
  • 7位:アイ・ケイ・ケイホールディングス
  • 8位:トヨタモビリティ東京
  • 9位:ゲンキー
  • 10位:テイクアンドギヴ・ニーズ

医療機器・医薬品、素材、化学業界

  • 1位:資生堂
  • 2位:花王
  • 3位:ロート製薬
  • 4位:コーセー
  • 5位:中外製薬
  • 6位:旭化成
  • 7位:積水化学工業
  • 8位:AGC
  • 9位:第一三共
  • 10位:大塚製薬

電機・精密機械・電子部品・自動車業界

  • 1位:ソニーグループ
  • 2位:パナソニックグループ
  • 3位:キーエンス
  • 4位:富士フイルム
  • 5位:トヨタ自動車
  • 6位:アイシン
  • 7位:デンソー
  • 8位:富士通
  • 9位:日立製作所
  • 10位:京セラ

※トランプ関税の影響で自動車業界は全体的に順位を下げています

衣料品・スポーツ・ゲーム・その他メーカー業界

  • 1位:ニトリ
  • 2位:任天堂
  • 3位:コナミグループ
  • 4位:セガ
  • 5位:バンダイ/BANDAI SPIRITS
  • 6位:ファーストリテイリング
  • 7位:バンダイナムコエンターテインメント
  • 8位:TOTO
  • 9位:JT(日本たばこ産業)
  • 10位:コクヨ

※ニンテンドースイッチ2発売でゲーム業界全体が大幅ランクアップしました

金融業界

  • 1位:三菱UFJ銀行
  • 2位:三井住友銀行
  • 3位:東京海上日動火災保険
  • 4位:ジェーシービー(JCB)
  • 5位:りそなグループ
  • 6位:野村證券
  • 7位:三井住友海上火災保険
  • 8位:第一生命保険
  • 9位:三菱UFJ信託銀行
  • 10位:SMBC日興証券

※マイナス金利政策の終了と株高で金融業界全体の人気が大幅上昇しています

公社・団体業界

  • 1位:JICA
  • 2位:日本音楽著作権協会(JASRAC)
  • 3位:JETRO
  • 4位:NEDO
  • 5位:JAXA
  • 6位:外務省
  • 7位:金融庁
  • 8位:経済産業省
  • 9位:東京都庁
  • 10位:農林水産省

広告・マスコミ業界

  • 1位:東宝
  • 2位:集英社
  • 3位:講談社
  • 4位:KADOKAWA
  • 5位:博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ
  • 6位:電通
  • 7位:日本テレビ
  • 8位:TOPPAN
  • 9位:フジテレビ
  • 10位:ソニー・ミュージックエンタテインメント

※エンタメ・映画業界が大幅に順位を上げています(東宝・集英社・KADOKAWA)

商社業界

  • 1位:伊藤忠商事(8年連続総合1位)
  • 2位:三菱商事
  • 3位:丸紅
  • 4位:三井物産
  • 5位:住友商事
  • 6位:双日
  • 7位:豊田通商
  • 8位:伊藤忠ケミカルフロンティア
  • 9位:伊藤忠エネクス
  • 10位:豊島

不動産・建設業界

  • 1位:三井不動産
  • 2位:野村不動産
  • 3位:三菱地所
  • 4位:ヒューリック
  • 5位:住友不動産
  • 6位:森ビル
  • 7位:三井不動産リアルティ
  • 8位:森トラスト
  • 9位:東急不動産
  • 10位:三井不動産ビルマネジメント

4. 人気業界を志望する際のポイントと注意点

人気業界・大手企業への就職を目指すためには、ランキングを参考にしつつ戦略的なアプローチと早期の準備が重要です。

ポイント1:「人気だから」という理由だけでは通用しない

面接で「御社を志望した理由は?」と聞かれた時、「人気だから」「有名だから」では全く説得力がありません。ランキングは入り口として活用し、業界研究・企業研究を深めて「なぜこの業界・企業なのか」を自分の言葉で語れるようにしましょう。

ポイント2:人気企業は倍率が高い|対策は早期スタート

人気企業の採用倍率は100倍〜1000倍超になることも珍しくありません。インターンシップへの参加・OB/OG訪問・業界研究など、早期からの準備が合否を大きく左右します。

ポイント3:待遇・働き方だけでなく「企業文化」も確認

27卒が業界選びで重視するポイントは「給与・待遇」「休日・休暇」ですが、実際の働きやすさは企業文化に左右されます。数字だけで判断せず、OB/OG訪問や口コミサイト・ホワイト企業認定の有無なども確認しましょう。

ポイント4:大手以外にも優良企業はたくさんある

ランキング上位の企業だけが優良企業ではありません。当機構が認定している650社以上のホワイト企業の中には、知名度は高くないものの、働きやすさ・成長性・安定性を兼ね備えた企業が多数あります。視野を広げて企業を探すことで、自分に合う企業が見つかる可能性が高まります。

まとめ

◆ この記事のまとめ

  • 27卒に最も人気の業界は「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」(15.8%)、次いで食品(13.2%)・官公庁(12.0%)
  • 業界選びで重視されるのは「給与・待遇(48.8%)」「休日・休暇(44.9%)」「仕事の魅力(39.3%)」
  • 総合人気企業は学情調べで伊藤忠商事が8年連続1位、マイナビ・日経調べで文系ニトリ・理系味の素が首位
  • 27卒トレンドはエンタメ躍進(東宝・任天堂)・金融人気上昇・インバウンドで旅行/運輸復活・自動車業界のランクダウン
  • 人気業界への就活対策には業界研究・企業研究・自己分析の三本柱が重要
  • 大手だけでなくホワイト企業認定を受けた優良企業にも目を向けることが内定獲得のコツ

ランキングは参考程度にとどめ、自分の軸を持って就活に取り組みましょう。人気企業だけを追いかけるのではなく、自分の価値観・キャリアビジョンに合った企業を見つけることが、入社後の活躍につながります。

   
運営者情報

日本次世代企業普及機構 代表理事岩元 翔

東証1部上場企業の求人広告会社にて新卒・中途採用のコンサルティング業務を学び、その後ITベンチャー企業にて自社採用業務、教育業務に従事。2020年には一般財団法人日本次世代企業普及機構の代表理事に就任。これまでの経験、実績を活かし、経営者や従業員にとって道しるべとなる「ホワイト企業指標」を作り上げた。