
「IT業界って何があるの?」「SIerと自社開発の違いは?」「IT業界はホワイト?ブラック?」——IT志望の就活生が必ず抱く疑問です。
結論、IT業界とは「IT技術を活用した製品・サービスを提供する業界の総称」のこと。本記事ではIT業界の定義・5つの分類・主な職種・年収・働き方・将来性・認定ホワイトIT企業の事例・志望動機・Q&A 13問を、累計3,625社を審査した認定機関の視点から徹底解説します。
日本次世代企業普及機構 代表理事
岩元 翔
累計3,625社以上を審査し、650社以上を認定してきました。当機構の認定企業の中でもIT・インターネット業界は93社と業界別で最多。労働環境整備に積極的なIT企業が増えています。「IT=激務でブラック」のイメージは古く、ホワイトなIT企業を見極める目を持つことが大切です。
目次
IT業界とは、IT(情報技術)を活用した製品・サービスを提供する業界の総称。具体的には、システム開発・ソフトウェア・ウェブサービス・クラウド・通信など、デジタル技術に関わるあらゆる事業を含みます。
日本のIT業界の市場規模は約30兆円(2024年時点)。すべての産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支える重要な役割を担っています。
IT業界は5つの主要分類に分かれます。
① SIer(システムインテグレーター)
企業向けにシステムを企画・設計・開発・運用する企業群。NTTデータ・野村総研・大塚商会などが代表例
② 自社サービス・インターネット企業
自社でWebサービス・アプリを企画・開発・運営。LINE・メルカリ・サイバーエージェント等
③ SaaS・ソフトウェア企業
クラウド型ソフトウェア(Salesforce・freee・SmartHR等)を提供。BtoBが中心
④ 受託開発・SES
クライアントの依頼でシステムを請負開発する企業群。中小企業が多い
⑤ ITコンサル・通信・その他
ITコンサル(アクセンチュア・アビーム等)・通信(NTT・KDDI等)・データセンター・セキュリティ等
エンジニア(SE・PG・インフラ・データ・セキュリティ・QA等)
プロジェクトマネージャー(PM)・PMO
プロダクトマネージャー・プロダクトオーナー
UI/UXデザイナー
セールス・カスタマーサクセス
ITコンサルタント
大手SIer・通信
平均700〜900万円(NTT・NTTデータ・KDDIなど)
大手自社サービス・SaaS
平均600〜1,200万円(サイバーA・freee・メルカリ等)
ITコンサル
平均800〜1,500万円(役職・職位による)
中堅・受託・SES
平均400〜700万円
IT業界はリモートワーク・フレックスタイムの導入率が業界トップ。一方、納期前は残業が増える傾向もあります。SIerは「炎上プロジェクト」のリスクがあり、自社サービスは比較的WLB良好な傾向。
非常に高い。AI・DX・脱炭素・クラウド移行など、すべての産業がITを必要としており、人材不足は今後も続く見込み。エンジニアの市場価値は高水準で安定。
当機構の認定IT企業93社の中から、代表的な企業を6社ご紹介します。
💡 ホワイト企業認定とは?
一般財団法人 日本次世代企業普及機構(ホワイト財団)が、7つの観点・70項目以上の審査基準で労働環境を評価する認定制度。スコアに応じてプラチナ・ゴールド・シルバー・ブロンズの4ランクに分類されます。
📎 詳しくはこちら:ホワイト企業認定とは?7つの認定基準と就活・転職での活用方法
大阪本社のソフトウェアテスト・品質保証専門企業。第三者検証サービスでソフトウェア品質を支える上場企業。933名規模でプラチナ認定6回継続
大阪本社の国産クラウド・データセンター大手(東証プライム上場)。「さくらのレンタルサーバ」「さくらのクラウド」を展開。817名規模でゴールド認定7回継続
大阪の独立系SIer。業務システム開発・電子カルテ・ナレッジ共有「mebaL」など、流通・製造・金融・公共・医療向けにシステム開発を展開。180名規模でプラチナ認定5回継続
大阪本社の国内最大級のレンタルサーバ会社。「エックスサーバー」「Xserverビジネス」など個人・法人向けレンタルサーバを展開。243名で初回審査でゴールド認定
☑ 論理的思考が得意な人
☑ 新しい技術を学び続けたい人
☑ 黙々と作業に集中できる人
☑ チームで協力して大きなものを作りたい人
☑ リモートワーク・柔軟な働き方を希望する人
💬 志望動機 例
「私は技術で社会課題を解決したいと考え、IT業界を志望しています。学生時代に取り組んだ◯◯プロジェクトでプログラミングを学び、技術が人の役に立つ実感を得ました。特に貴社の△△サービスは□□の課題を解決する革新的な取り組みで、強く共感しています。」
Q1. IT業界とは?
IT技術を活用した製品・サービスを提供する業界の総称。SIer・自社サービス・SaaS・受託・ITコンサル等の5分類に分かれます。
Q2. SIerと自社サービスの違いは?
SIer=他社の依頼でシステム開発、自社サービス=自社製品を開発・運営。働き方・年収・スピード感が異なる。
Q3. IT業界はブラック?
業界全体としてはむしろホワイト寄り。リモート・フレックスの導入率は業界最高水準。ただし「炎上プロジェクト」のリスクは存在。
Q4. IT業界の年収は?
大手SIer 700-900万円、自社サービス 600-1,200万円、ITコンサル 800-1,500万円、中堅・SES 400-700万円が目安。
Q5. プログラミング経験は必要?
エンジニア職なら基礎経験は推奨。営業・PM等は不要だが、技術理解は必須。文系学生でも十分採用される。
Q6. IT業界の将来性は?
非常に高い。AI・DX・クラウドなど成長領域が多く、人材不足は今後も続く見込み。
Q7. リモートワークは可能?
業界全体で導入率高い。特に自社サービス・SaaS企業はフルリモート可能なところも多い。
Q8. ホワイトなIT企業の見極め方は?
①ホワイト企業認定取得 ②離職率公開 ③技術ブログ運営 ④口コミ評価高い ⑤残業時間明示の5点をチェック。
Q9. IT業界の選考は?
エンジニア職はコーディングテストあり。総合職はSPI・面接が中心。インターン経由の採用が増加傾向。
Q10. SIerの将来は?
DX案件で需要は当面高い。ただし単純な受託は減少し、コンサル機能の強化・上流案件への移行が進む。
Q11. SaaS企業がアツい理由は?
サブスクリプション型ビジネスで継続的な売上が積み上がるため。日本でも市場急拡大中。
Q12. 文系でもIT業界に行ける?
十分可能。営業・PM・コンサル・カスタマーサクセス等の職種は文系出身者多数。エンジニアでも入社後の研修で技術を学べる企業が多い。
Q13. IT業界の準備は?
①基礎技術知識 ②インターン参加 ③個人開発・GitHub ④業界ニュース把握 ⑤OB訪問が効果的。エンジニア志望ならコーディング練習も。
📌 この記事のまとめ